「たるみやシワなんて、まだ先の話」と思っていたら大間違い。乾燥と寒さが厳しい冬に油断すると、一気に進行してしまうのです。「MAQUIA」12月号から、「たるみとシワの100問100答」をお届けします。
お話を伺ったのは
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん
佐伯チズ氏に師事後、独立。幅広い知識を持ち、誰もが真似しやすい実践的なメソッドを提案。
スタイルM 代表 村木宏衣さん
言わずと知れたゴッドハンド。整形並みの変化で話題の「顔筋整骨」を習得できる著書も好評。
アオハルクリニック院長 小柳衣吏子先生
診療のかたわら、学会やセミナーで知識と技術を磨くことにも熱心。たるみ専門外来も担当。
宝田歯科医院 院長 宝田恭子先生
日本アンチエイジング歯科学会理事。エクササイズで自身や患者のエイジレスな美を育てる。
コツコツ地道な努力から
スキンケアでシワたるみ予防
軽度でも重度でも、たるみやシワ悩みは日々のケアがモノを言う! 正しい知識と極上コスメで乗り切って。
Q1 たるみケア用コスメ、何歳から投入すべき?
A 30歳が目安
「気になったら、何歳でもたるみ対策のコスメを取り入れて大丈夫です。一般的にはたるみが出現してくるのは30代前半なので30歳を目安に」(小柳先生)
Q2 たるみ用コスメの効果はどのくらいの時間でジャッジすべき?
A まずは1週間
「目安として、なんとなくハリ感に変化が出てくるのが3日~1週間。周りの人に『変わった?』と言われるのが2週間」(水井さん)
Q3 シワやたるみだけでなく、シミやくすみ、色ムラも気になる!
A 基本のエイジングケアは全顔で、シミはスポッツケアをプラス
「シミはハイドロキノンやビタミンCなどのスポッツものでケアし、全顔にはシワ・たるみコスメを使うのがオススメ」(小柳先生)
Q4 首の上、鼻の下がシワっぽいのはどうすれば?
A 口腔内からのアプローチが有効
「口輪筋頰筋の衰えは口元のシワっぽさやたるみにつながります。丁寧にゆっくり舌を回すなどの簡単なエクササイズで予防でき、口角も上がりますよ」(宝田先生)
Q5 首にできたシワ、目立たなくする方法はある?
A 顔と一緒に首ケアも毎日
「女の顔はデコルテまで! 毎日のスキンケアのついでに、首元まできちんとケアしましょう。ついでにリンパの流れを促せば輪郭もすっきり」(水井さん)
フェイスラインの骨の裏側に親指を入れ込むようにして、耳の下まで指をすべらせる。
そのまま首の横の筋に沿って、手をなでおろす。首の前側も上から下に優しいタッチで。
Q6 コスメで目立たなくなるシワ、コスメでは難しいシワの違いは?
A 乾燥ジワはOK、表情ジワは努力次第
「乾燥ジワはコスメが適任ですが、表情ジワは筋肉へのアプローチが必須。筋肉は使い過ぎも使わなさ過ぎもNGなので、エクササイズやマッサージが有効です」(村木さん)
Q7 目尻のシワ、額のシワ、ほうれい線などはアイテムを分けるべき?
A 同じでOK
「部分用の美容液は、アイ&リップに共通して使えるものが多いよう。パーツケアを投入する予算がなければ全顔用のクリームを二度塗りするだけでも効果的」(水井さん)
Q8 たるみがひどくなるお年頃ってある?
A 「たるみの曲がり角」は30代前半と40代後半!
「ロート製薬と共同研究を行ったところ、30代前半と40代後半にたるみがぐぐっと進行することが判明。2つの“たるみの曲がり角”を制するのがポイントです」(小柳先生)
MAQUIA12月号
撮影/押尾健太郎(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/清水美知 スタイリスト/石田 綾 モデル/樋場早紀 取材・文/高見沢里子 摩文仁こずえ 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA12月号☆好評発売中】