「たるみやシワなんて、まだ先の話」と思っていたら大間違い。乾燥と寒さが厳しい冬に油断すると、一気に進行してしまうのです。「MAQUIA」12月号から、「たるみとシワの100問100答」をお届けします。
お話を伺ったのは
スタイルM 代表 村木宏衣さん
言わずと知れたゴッドハンド。整形並みの変化で話題の「顔筋整骨」を習得できる著書も好評。
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん
佐伯チズ氏に師事後、独立。幅広い知識を持ち、誰もが真似しやすい実践的なメソッドを提案。
アヴェニュー六本木クリニック 院長 寺島洋一先生
卓越した技術と知識に多くのファンが。最新の治療にも精通しており医師からの評判も高い。
アオハルクリニック院長 小柳衣吏子先生
診療のかたわら、学会やセミナーで知識と技術を磨くことにも熱心。たるみ専門外来も担当。
コツコツ地道な努力から
スキンケアでシワたるみ予防
軽度でも重度でも、たるみやシワ悩みは日々のケアがモノを言う! 正しい知識と極上コスメで乗り切って。
Q1 どうしてシワができるの?
A 乾燥や表情のクセ、コラーゲンの減少が主な原因です
「肌表面の乾燥にはじまり、真皮層のコラーゲンやエラスチン、筋肉の減少に伴う弾力の低下に原因があることも」(寺島先生)。「シワの原因別に有効なケアも異なります」(村木さん)
Q2 シワに種類ってある?
A 大きく分けると2種類
「同じ表情を繰り返すことで筋肉が収縮して刻まれるのが、眉間や目尻などの表情ジワ。皮膚が乾燥したり薄くなって生じるのがちりめんジワ。それぞれ対処法が違います」(寺島先生)
Q3 シワの深さと長さ、どちらを気にするべき?
A 深さのほうが深刻!
「シワがくっきり深くなるのは、たるみが加わったり、肌がかたくなったとき。一刻も早くケアを開始しないと、取り返しがつかないことになるかも!? 今すぐエイジングケアコスメを取り入れましょう」(水井さん)
Q4 鼻にはシワができにくい?
A 鼻にもシワはできます
目元や口元と違って、鼻にはシワができない印象が。ところが「鼻にも横ジワができますよ。表情のクセが原因なので注意して。重度だとボトックスを打つことも」(寺島先生)。
こんな表情をしていると、ほうれい線やゴルゴライン、それに鼻に細かいシワが寄ってしまうので注意!
Q5 治るシワと治らないシワがある?
A 治らないシワもあります!
「ちりめんジワは保湿で改善しますが、深いシワやたるみで出現したシワはコスメでは治せません。たるみは、たるむ前のケアがかなり有効ですよ」(小柳先生)
Q6 あってもいいシワと、あると不幸そうに見えて絶対ダメなシワは?
A 笑いジワはOK!
「眉間ジワは不機嫌に見えるし、目の下のゴルゴラインやほうれい線は、老け顔に直結。目尻の笑いジワはむしろ幸せの証」(水井さん)。「ほうれい線が1cm長くなると、6歳老けて見えるというデータも!」(村木さん)
Q7 どうして顔の肌ってたれるの?
A コラーゲン線維の減少と筋肉の衰えが主な原因
「肌のコラーゲン線維の減少、表情筋の衰えのほか、実は骨格のゆがみも大きく関係します。片側だけほうれい線が深い、輪郭のたるみ具合が違うなど、左右差が大きい人は要注意。食いしばりや表情のクセなどで筋肉が収縮して皮膚が余り、たるみやシワになることも」(村木さん)
MAQUIA12月号
撮影/押尾健太郎(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/清水美知 スタイリスト/石田 綾 モデル/樋場早紀 取材・文/高見沢里子 摩文仁こずえ 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA12月号☆好評発売中】