「MAQUIA」11月号から、季節の変わり目に負けない肌をつくるための疑問やスキンケアアイテムを美のプロが答えます。
タイミング命の秋スキンケア
“秋ゆらぎ”も“秋落ち”も寄せ付けない!
「季節の変わり目」に負けず肌絶好調!
夏の肌疲れのツケがたまり、肌の調子がダウンしやすい秋のはじめ。“秋ゆらぎ”と“秋落ち”肌にならないために、肌の調子を正しく理解し、賢くコスメをチョイスして。
教えてくれたのは…
銀座 ケイスキンクリニック
慶田朋子先生
銀座 ケイスキンクリニック院長。東京女子医科大学医学部医学科 卒業。皮膚科専門医。著書に『365日のスキンケア』(池田書店)。エイジングケアに精通。
美容ジャーナリスト
小田ユイコさん
MAQUIAほか、女性誌編集者を経て美容ジャーナリストに。美容記者歴25年の知識と経験を活かし、肌悩みを解決するコスメをコーディネート。
日常生活を見直し先手先手でスキンケアを
「秋のはじめは、夏の紫外線や高温多湿、旅行などさまざまな夏イベントの疲れがたまり、肌が不調に陥りがち。バリア機能が落ち、ブタクサやカナムグラといった秋の花粉が飛散し、ゆらぎやすくなっています。また気温の低下から血流が悪くなりやすく、たるみなど“秋落ち”が加速するシーズン。栄養バランスの取れた食事、こまめな運動、質のいい睡眠を心がけて“秋ゆらぎ” “秋落ち”をケアしましょう」(慶田先生)
「“秋ゆらぎ”や“秋落ち”を克服するには、なんといってもコスメ選びが大事。いつものコスメが“秋ゆらぎ”でしみるようになったら、いったんお休み。すばやく秋ゆらぎ対策コスメに切り替えることが大切です。“秋落ち”は先進のスキンケア技術を搭載したコスメで引き上げケアを。肌を丁寧にいつくしめば、絶好調肌を取り戻せますよ」(小田さん)
Q1 秋はどうしてゆらぐの?
A 夏の間の紫外線の蓄積と秋の湿度低下が主な原因
「夏に浴びた紫外線ダメージと、寝苦しさによる寝不足で体全体が疲れ、バリア機能がダウン。そこに急に空気が乾燥するので“秋ゆらぎ”が起こるのです。気温は高くても湿度は低下しているので、クリームなどで油分をしっかり与え、保湿することが大事です」(慶田先生)
Q2 今までのスキンケアを使っていて大丈夫ですか?
A なるべくシンプルなケアに切り替えましょう!
「しみるなど違和感を覚えるようなら、いつものスキンケアをいったんお休み。なるべくシンプルなケアで肌断食しましょう。ただしバリア機能改善のためには保湿が重要なので、クリームを味方につけて。ただれるなど目に見える炎症がある場合は皮膚科に相談を」(小田さん)
クリームは手のひらで温めてからだと肌なじみがアップ。
こすらず、手のひらで包み込むようにハンドプレス。
(右)細胞間脂質を増加させ、バリア機能を強化するクリーム。ラ クレーム ドゥース 50g¥18000/シャネル
(左)化粧水、美容液、クリームをひとつにしたジェル。マキシハイドラビリティ オールインワンジェル 50ml ¥6000/シュウ ウエムラ
(右)和漢成分がバリア機能をアップ。 fサインディフェンス リペアランスナイトチャージ(医薬部外品) 30g ¥5500/アユーラ ラボラトリーズ
(左)超微細ナノカプセル化技術で、ゴワつく肌にもスッと浸透。モイストバランス ローション 360ml ¥5500/アクセーヌ
(右)抗酸化力の高いホワイトプラチナ配合の化粧水で、酸化に負けない肌力をアップ。オバジ アクティブサージ プラチナイズドローション 150ml ¥5000/ロート製薬
(左)モロッコ産ハニーなどの効果で肌本来の機能を回復。肌をラップし、うるおいが逃げない肌に。アベイユ ロイヤル ナイトクリーム 50ml ¥20800/ゲラン
クリームも兼ねたCC。ゆらぎ肌の大敵、紫外線もケア。肌極 澄肌CCクリームSPF50+/PA++++ 30ml 全2色 各¥3500/コーセープロビジョン
MAQUIA11月号
撮影/押尾健太郎(モデル) 久々江 満(物) ヘア&メイク/清水美知 モデル/スミス 楓 構成・文/小田ユイコ 企画/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA11月号☆好評発売中】