強い紫外線や高い気温など、夏を乗り越えた肌やボディはもうヘトヘト。その残暑疲れ、溜めたままだと顔も体も、一気に老化しちゃうかも!「MAQUIA」10月号では、そんな肌トラブルの疑問について美のプロたちがお答えします。
お話を伺ったのは……
M’sクリニック南麻布 院長 伊藤まゆ先生
外科医。消化器外科と美容医療の経験を基に、自然療法も取り入れた内と外からの抗老化を目指す。
ウォブクリニック中目黒 総院長 髙瀬聡子先生
皮膚科医。マキア世代の肌悩みから、美容医療まで幅広く精通。ドクターズコスメのプロデュースも。
乾燥やゴワつき、目の変色も!
顔スキンケア編
日焼け後の肌に起こるゴワゴワ感やくすみ。夏終わりの肌に起こるトラブルを、今すぐ救うテクとは?
Q 夕方になると顔がクサイ!何が起きているの?
A 皮脂が酸化して雑菌が繁殖しているのかも。
「ファンデーションに汗や皮脂が混ざって酸化し、それらをエサに雑菌が繁殖している可能性が大。メイクに使うパフや枕カバーを洗うなど、肌環境を清潔に整えて」(伊藤先生)
Q 化粧水が入りづらい気が。どうしよう!?
A 日焼け後の角質肥厚かも。時間をかけてなじませて。
「紫外線を浴びると、肌が乾燥して角層が厚く、硬くなってしまいます。ピーリングなどで角質ケアをしてから、じっくり時間をかけて水分を補給しましょう」(髙瀬先生)
穏やかなピーリングケアで古い角質を取り除いたあと、ローションパックで時間をかけて化粧水をなじませて。
Q 白目が黄色い……。目も日焼けするの?
A 目に“日焼け”はなし。老化かもしれません。
「白目のタンパク質が黄色く変色するのは、紫外線などによる老化現象。黄ばみを防ぐには、サングラスがおすすめです」(ロート製薬 広報 戸部由紀子さん)
紫外線は角膜に炎症を起こすことも。目薬で炎症を防ごう。ロートUVキュア(第2類医薬品) ¥880/ロート製薬
Q 顔は白くて首は黒!不思議生物になっちゃった。
A 首も顔と同じケアをして。
「体は顔より肌の代謝スピードが遅いので、ただでさえ日焼けが残りがち。デコルテから上も、顔と同じく美白ケアするよう心がけて」(伊藤先生)
Q 夏に比べて老けた気が。たるみ、ほうれい線どうすればいい?
A 血行が悪くなったサイン。むくみ改善ケアが有効。
「冷房で体が冷えたり夏バテすると、血行不良から顔がむくみ、重みで頬が下がります。入浴やマッサージで余分な水分を流せば、ある程度は改善するはず」(伊藤先生)
スキンケアをするついでに、頬骨の下をプッシュ。むくみが取れて、顔がシャープに。
Q 猛暑も過ぎたし、朝はお湯洗顔で十分?
A 肌コンディションと相談して。
「必ずしも必要ではありませんが、寝起きの肌がベタついているようなら洗顔料で皮脂をオフすべき」(髙瀬先生)
Q 日焼け? くすみ?肌のトーンがおかしい!
A 朝と夜の顔色をチェックして判断を。
「朝だけくすんでいるなら血行不良。夜までくすんでいるようなら、日焼けの影響と考えられます」(伊藤先生)
MAQUIA10月号
撮影/藤澤由加(モデル) 中澤真央(物) ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/立石和代 モデル/本多麻衣(マキアビューティズ)取材・文/風間裕美子 白倉綾子 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA10月号☆好評発売中】