肌の真皮に存在する重要な成分で、うるおいとハリに欠かせない「プロテオグリカン」。この先ブレイク間違いナシの次世代の美容成分だって知ってた? 今回は、プロテオグリカンとは何か、おすすめのスキンケアアイテムなど、美容ジャーナリスト・小田ユイ子さんが専門家に取材します!

【次世代美容成分】プロテオグリカンとは?重要性や取り入れ方を小田ユイ子さんが取材!

美容ジャーナリスト 小田ユイコの“マニアックビューティREPORT”

小田ユイコ

美容ジャーナリスト

小田ユイコさん

30年以上美容記事に携わり、MAQUIA創刊時からスキンケア企画を担当。コスメの進化をかたときも逃さず、取材し続ける。

今月のキーワード「プロテオグリカン」

プロテオグリカンって、ひざの軟骨成分として聞いたことはあるけれど、美肌に欠かせない成分だとは正直認識していなかった小田。


今回、プロテオグリカンの研究者、高橋達治さんにお話をうかがい、この成分ブームの折、なんで今までメジャー成分に浮上しなかったのだろう?と。ヒアルロン酸やコラーゲンの陰に隠れてか、よく見る皮膚の断面図上でも存在をスルーされてますよね(笑)? 


今回、この謎に包まれたハリ肌の「陰の主役」にフォーカスします!

お話を伺ったのは…
高橋達治

Mr.プロテオグリカン

高橋達治さん

化粧品や健康食品の原料メーカー大手、一丸ファルコス 開発部開発3課 課長。2003年に入社して以来、プロテオグリカンの商品開発や研究に携わり、数多くの論文も投稿。

コラーゲン、ヒアルロン酸の陰に隠れた知られざる存在、プロテオグリカン

——押したらプルンと跳ね返り、パーンとハリのあるツヤ肌であるためには、肌の奥の真皮がみっちり充実していることが必須。そこにはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が存在して「プルン」や「パーン」を支えているんですよね? 


「はい。実はその『プルン』や『パーン』には、プロテオグリカンも欠かせないんです!」と高橋さん。


——肌の真皮にプロテオグリカンが存在する? あまり聞いたことがないけれど……。


「実は、プロテオグリカンは、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸と並ぶ真皮の細胞外マトリックス(=ECM。線維芽細胞を取り巻く組織)の仲間。うるおいを抱え込んでハリを保つ役割を担い、さらには真皮の線維芽細胞を増殖させる働きも。

線維芽細胞はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、そしてプロテオグリカンを生み出すマザー細胞。プロテオグリカンが多く存在することで、『プルン』や『パーン』が効率よく実現するんです」



プロテオグリカンとは、どういう成分?

あまり知られてこなかった真皮に存在する「ハリ肌」請負人

プロテオグリカンとは、どういう成分?

タンパク質(プロテイン)と多糖(グリカン)からなる糖タンパク質、プロテオグリカン。真皮の線維芽細胞を取り囲み、肌のハリを支える重要な構成要素。ひとつひとつが水分子を抱え込みながらコラーゲンと結合している。

プロテオグリカンの構成要素

\これがプロテオグリカン/

プロテオグリカンの構造

プロテオグリカンはグラス洗いブラシのような構造。「毛」のあいだに水分子をたくさん抱え込むことができ、うるおいをキープ。

プロテオグリカンの働き
水分をたっぷり抱えてハリをアップ
線維芽細胞を活性化してコラーゲン、ヒアルロン酸の産生を促す

高い保湿力で知られるヒアルロン酸に匹敵するほど保水力に優れ、真皮のマザー細胞、線維芽細胞を増やす役割も担うプロテオグリカン。増えた線維芽細胞がコラーゲンやヒアルロン酸を量産し、ハリが高まる。



プロテオグリカンでキレイになるにはどうすればいい?

\塗って、飲んで/
プロテオグリカンで肌の内側からハリをサポート

次世代エイジングケア成分として今脚光を浴びつつあるプロテオグリカン。いち早く目をつけ、配合している先見の明ありなスキンケアコスメ、サプリメントはこれ!

コスメデコルテ AQ アブソリュート エマルジョン マイクロラディアンス

プロテオグリカンを配合しているコスメ コスメデコルテ AQ アブソリュート エマルジョン マイクロラディアンス

全3種 各200ml ¥11000/コスメデコルテ

\塗って/
洗顔後の肌にダイレクトにハリ注入!
プロテオグリカンの一種、コンドロイチン硫酸を配合した先行乳液。

ポーラ B.A タブレット

プロテオグリカンを配合しているコスメ ポーラ B.A タブレット

60粒 ¥7560/ポーラ

\飲んで/
カラダの内側から生命美にアプローチ
あのB.Aシリーズから生まれた、美体力アップのサプリメント。オリジナル複合成分Ch-Aエキスとともにプロテオグリカンを配合。

プロテオグリカン

プロテオグリカンを配合しているコスメ

10ml ¥3740/チューンメーカーズ

\塗って/
原料そのままの原液で徹底ハリケア
化粧品原料のプロテオグリカンをそのままボトルに詰め込んだ、高純度の原液。肌あれとハリ不足を同時ケア。



乾燥にも、たるみにも、シワにも。エイジングケアの次世代キー成分

——それなのに、これまであまりスキンケアで重要視されていないのは何故? 


「かつてはコラーゲンやヒアルロン酸にくらべスキンケアコスメの原料が高価で、化粧品に実用化しにくいことから、あまりフォーカスされなかったと考えられます。弊社はプロテオグリカンの重要性にいち早く着目し、研究を進めてきました。近年、鮭の鼻軟骨から酢を用いてプロテオグリカンを抽出することに成功。それまで廃棄されてきた鮭の頭を利用し、安価に提供できるように」。


——ぐっと利用しやすくなって、スキンケアコスメやサプリメントの人気成分になったんですね! ところで鮭の鼻軟骨から抽出したプロテオグリカンは、肌に塗ったり飲んだりすることでそのまま真皮のプロテオグリカンになるの? 


「人と鮭ではプロテオグリカンの質が少し違うこともあり、真皮のプロテオグリカンそのものになるわけではありませんが、うるおいをたっぷり抱え、線維芽細胞活性化のスイッチとなってくれます。しかも、ほんの少量配合しただけでもハリ、ツヤが生まれるので、これからさらに注目を集めると期待しています」。


——今まで気づいていなかったけれど、小田が愛飲、愛用しているB.AのサプリメントやコスメデコルテAQのスキンケアコスメにも、実はプロテオグリカンが配合されていました。乾燥やたるみ、シワが気になったときに頼りにしていただけに、その力に深〜く納得。これからも積極的にプロテオグリカンを取り入れてハリ肌を高めていきたいです。

MAQUIA 2024年10月号
取材・文/小田ユイコ イラスト/きくちりえ 企画/奈良彩花(MAQUIA)

公開日:

MAQUIA書影

MAQUIA2025年1月22日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア3月号の大特集は「ご自愛美容こそ最強!」。通常版の表紙は白石聖さんです。

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