1年の中でも、珠玉のスキンケアが出そろう下半期。わかりやすいスキンケア解説でおなじみのカッパのみよじ先生に気になる新作をキーワードから読み解いていただきました!

カッパのみよじ先生が徹底解説!
秋の新作スキンケア
ここに注目

回復と再生
エイジングサイン=細胞の機能低下に対し、さまざまなアプローチで細胞の機能回復を図り、再生させるのが、いまのエイジングケアの潮流。
SK-II
スキンパワー リニュー クリーム
50g ¥18700(編集部調べ・9/20発売)

ハリの頂点ケアで見た目印象を若々しく
上頬のハリの頂点が3.6mm上がると顔の印象が変わるということを発見。これをもとに3つのキー成分がゆるんだ上頬に網羅的に働き、頬に曲線美を描くハリの頂点を導く。
KEYWORD
フックプロテイン
表皮細胞の骨格となるタンパク質であるアクチン。基底膜に存在する、表皮とコラーゲンⅣを繋ぐインテグリン。2つの発現量がハリ低下状態で減少していることを発見。このタンパク質の構造を「フックプロテイン」と命名したんだ。

▼フックプロテインの強化が頂点ケアの結論

〈イメージ〉
顔下半分のエイジングサインは頬の上部の変化から始まっている事実を解明。ピテラ™、クマル酸、シャクヤクエキスの3つのキー成分が肌のハリのカギとなるフックプロテインへ働きかけ、立て直し、守って底上げすることで、網羅的にハリの頂点ケアを実行。
TEXTURE
軽やか、なのに充実の包まれ感
軽やかなファーストタッチからコクが広がり肌にフィット。保湿成分をアミノ酸由来のカプセルで包み込むことでベタつかないテクスチャーに。

POLA(ポーラ)
(左)B.A クリーム
(中)同 ミルク
(右)同 ローション
(左)30g ¥38500(すべて9/1発売)
(中)80ml ¥23100
(右)120ml ¥23100

毛包周辺の再生力を真皮全域で叶え、ハリ肌へ
潤い、輝き、立体感のあるハリ肌を目指すために、独自の複合美容成分を配合。(左)自己再生ベールを形成し、潤いを閉じ込めるクリーム。全方位から立体感、ハリ・弾力のある肌へ。(中)柔らかな輝きツヤと透明感のある柔軟ハリをもたらすミルク。(右)潤いで満たされた弾力のある引き締まったハリ肌へ誘うローション。
KEYWORD
毛包の再生力
着眼点が独創的! 年齢に関係なく、毛の根元周辺だけは再生力が高いという事実に基づき研究。成長を促すタンパク質で、真皮を再生に導く「プレイオトロフィン」に行き着いたんだ。

▼毛包の再生力を真皮全域に応用

〈イメージ〉
毛の成長が止まり、抜けようとする退行期は、毛の根元を包む毛包が短く縮み、毛包があった場所に空洞ができることなく真皮で埋められる=再生力が高いことに着目。この再生力を真皮全域で叶えることを目指し、独自複合成分を開発。
TEXTURE
1品1品でハリを重ね、全域のハリを作る立体ツヤリフト処方
パシャトロでなじみのいいローション、みずみずしいのにコクがあるミルク、リッチなクリーム。それぞれ、潤いを抱え込む「浸透ハリベール」、輝くツヤを目指す「輝きハリベール」、押し返すような弾力を宿す「自己再生ベール」技術を搭載し、重ねるほどに肌のハリ感がアップ!

ポーラB.A クリーム

ポーラB.A ミルク

ポーラ B.A ローション
DIOR(ディオール)
プレステージ マイクロ セラム ユー
20ml ¥30800/パルファン・クリスチャン・ディオール(9/5発売)

目元に微量栄養素を補い、疲労感を改善
ニュートリ ローズ ペプチドとローズ ヒップ エキスを配合し、疲れた目元を瞬時に回復。フレキシブルにフィットするアプリケーターでのマッサージで、クマやまぶたの重みも改善。
KEYWORD
ローズ オメガと銅
疲労のサインが現れた目元では、特に銅が減少していることを証明。銅はエラスチンとコラーゲン線維を結合させる酵素LOX-1の合成を活性化する働きが。これを補うのにオメガを豊富に含んだローズサイエンスが有効に。

▼多様性に富んだ栄養素を含むグランヴィル ローズ

〈イメージ〉
ビタミンB5やカルシウムをはじめ、22の微量栄養素を含有するディオール独自の「グランヴィル ローズ」。食事だけでは摂りきれないオメガ脂肪酸や目元に必要な銅を他のバラよりも豊富に含み、ニュートリ ローズ ペプチドやローズ ヒップ エキスとして凝縮。
TEXTURE
疲労感をケアしつつ瞬時に色ムラもカバーして輝きを
なめらかながらもみずみずしい。2種のマイクロ パールとブラー効果のあるパウダーを配合したフォーミュラで、目元に速攻で輝き感が!

Obagi
オバジX
バイタライズ リフトクリーム
50g ¥11000/ロート製薬(9/10発売)

新たなハリのメカニズムに迫る新次元の形状維持クリーム
新たなハリのメカニズムの解明により誕生した潤いハリ構造。皮膚研究により生まれたハリを目指す新成分に、大人の肌悩みに対応する4種の成分を配合。
KEYWORD
血管再生
これまでひとまとめにされてきた線維芽細胞。近年の技術革新でさまざまな種類があり、役割が異なることが判明。この多様性が肌のハリのカギであること、そして衰えた血管の再生によりその多様性が回復することを解明。

▼超密度ハリ構造再建はコラーゲン合成細胞の多様性にあり

〈イメージ〉
マットレスのような多層構造になっている真皮。中でも柔らかい乳頭層を支える乳頭層線維芽細胞と血管周皮細胞は、コラーゲン合成や肌の形状維持、ハリ構造の再生において重要。しかし、加齢により細胞が同質化すると、皮膚構造が脆弱に。
TEXTURE
ピーンと張るリフト感のある使い心地
乾くと膜をはって肌を引き伸ばす「フォルムキープクリーム」設計。濃厚でありながらハリが感じられ、ベタつかないからメイク前にもOK!

GUERLAIN(ゲラン)
オーキデ アンペリアル
ザ ロンジェビティ クリーム
50ml ¥70400(9/1発売)

驚異の蘭の力で肌細胞の機能を最適化
20年にわたる細胞長寿研究の知見に、先進テクノロジーを搭載して登場。肌細胞の機能復活の能力が期待されるMAMsに着目。細胞エネルギーを活性し、若々しさを蘇らせる。
KEYWORD
MAMs(ミトコンドリア-小胞体間連携ゾーン)
ミトコンドリアに着目したものはこれまでもあったけれど、今回はその周辺のタンパク質合成を担う接合ゾーン「MAMs」がターゲット。これを活性化させる成分を「一万世代続く蘭」と謳われるバンダ・セルレアに見出したのだ。

▼MAMsのコミュニケーション活性で老化要因へ働きかける

〈イメージ〉
MAMsは、細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアと、小胞体の間で行われる多数の分子交換を可能にする接合ポイント。しかし、加齢やストレスなどによってMAMsの柔軟性とダイナミズムが失われ連携が難しくなると、エイジングサインが出現する。
TEXTURE
クセになるセンシュアルな感覚
ふんわりとセンシュアルで軽やか。繊細なタッチで肌に溶け込み、すぐにふっくら感を実感。天然由来成分濃度は97%の心地よさ。

MAQUIA 10月号
撮影/橋口恵佑 イラスト/green K きくちりえ〈Softdesign〉(図表) 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/髙橋里佳(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
公開日:



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