毛穴ケアしてもなかなか成果が出ない、むしろ目立っている!?と嘆くそこのあなた! 知らず知らずのうちにNGな毛穴ケアをしているからかも……やりがちなNGケアを友利先生が指摘します!

マキア 友利新 毛穴ケア 美容医療

「結果出したいなら、これやめて!」
友利新先生監修
毛穴のNG20

教えていただいたのは

皮膚科医・内科医。今、もっとも信頼のおける美容オピニオンドクターのひとり。チャンネル登録者数160万人超えのYouTubeチャンネルでも毛穴の発信が大人気。

毛穴を大きく分けると…
毛穴タイプはざっくり分けると下記の2種。皮脂が多く出る毛穴なのか、少なめの毛穴なのか、自分の気になる毛穴がどちらかを意識することが結果を出すカギに。

マキア 毛穴ケア 友利新 皮脂 乾燥

皮脂毛穴
皮脂分泌が活発で角栓やニキビ、黒ずみができやすい。毛穴ケアは取り去るケアが基本。
乾燥毛穴
乾燥やゆらぎで毛穴が開き、たるみ毛穴にも発展しやすい。毛穴ケアは保湿が基本。

タイプによってケアの最適解が違う毛穴。自分の毛穴タイプに合っていないケアで、かえって毛穴を悪化させ、目立たせているケースが実に多い! 毛穴タイプは大きく分けて上のふたつ。もともとの肌質に由来しています。大事なのは、短期間でなんとかしようとせず、自分に合った地道な毛穴ケアを続けていくこと。毛穴はそもそもなくすものではなく、目立たない状態をキープするのが正解。毛穴ケアは肌質とともに一生つき合っていくものと心得て。

美容医療のNG

なかなか改善しない毛穴に救いの手をさしのべる美容医療。毛穴に効果的な施術はいろいろあるけれど、利用するには注意点も。自宅スキンケアとの両輪がNG回避のポイント。

NG
ハイリスク・ハイリターンの美容医療が好き

▶︎常にダウンタイムでベストな状態がなくなる


「肌が丈夫な皮脂毛穴さんにありがちなのがこのNG。ハイリスク・ハイリターンがダメというわけではないのですが、長いダウンタイムを待ちきれず、まだ肌が回復しきらないタイミングで、次の施術を受けてしまうのはダメ。美容医療は1回1回、しっかり肌を回復させ、いい状態を持続させることが大事。赤みなど常に炎症があると、毛穴は引き締まっていきません。いちばん賢いのは、ローリスクな定番メニューをコツコツ定期的に続けること。例えばIPLやYAGレーザーを3カ月に1回、定期的に当てるなど。実際、それを実践している人は本当に毛穴が目立ちません」(友利先生、以下同)

マキア 友利新 毛穴ケア 美容医療 皮脂

Q 毛穴にオススメの美容医療は?

フラクショナルレーザー
CO2レーザーで皮膚に細かな穴をあけ、肌の創傷治癒の力を利用してコラーゲンやエラスチンを生成、毛穴の開きや凹凸、ニキビ跡の改善を狙う。ダウンタイムに約1週間から10日ほど必要で、6〜10回の施術が推奨される。しっかり肌回復してから次の施術を。

ポテンツァ
ハリで肌に微小な穴をあけながら、高周波エネルギーで熱を加える施術。コラーゲンの生成、皮膚再生を促進するので、毛穴を引き締め、ニキビ跡をなめらかに。皮脂分泌のバランスを整えるので、ニキビのできにくい肌に。赤み、腫れが一時的に起こることも。

ダーマペン
髪の毛よりも細いハリを肌表面に刺し、一時的に穴をあけることでコラーゲンやエラスチンの生成を促進。毛穴の開きやたるみ、クレーター状になったニキビ跡をケア。ターンオーバーを正常に戻し毛穴が詰まりにくい肌に。赤み、皮むけなどが数日から1週間程度続く。

ポリ乳酸注射
ポリ乳酸に非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた製剤を注入し、コラーゲン生成を促す施術。ニキビ跡や開いた毛穴に注入すると弾力アップで目立たなくなる。施術後1週間目以降に徐々に効果が出始め、1年以上持続。施術後、数日間赤み、腫れ、痛みが出ることが。

ケミカルピーリング
グリコール酸、乳酸、サリチル酸などの酸を肌に塗布し、古い角質をはがして新陳代謝を促す。皮脂の掃除にもなり、毛穴の詰まり、ザラつき、くすみを改善。ニキビにも効果的。開いた毛穴やニキビ跡をなめらかに。赤みやピリピリとした痛み、乾燥がともなう。

ハイドラフェイシャル
水流とバキュームを利用して、肌への刺激を最小限に抑えながら古い角質の除去、角栓の吸引、美容液導入を行う施術。毛穴の開きや黒ずみ、ニキビをダウンタイムなくケアしたい人に。施術による傷跡は残らないが、一時的に赤くなることがある。

NG
美容医療はがんばるけど日々のスキンケアは適当

マキア 友利新 毛穴ケア 美容医療 皮脂 スキンケア

▶︎美容医療とスキンケアは両輪で


「美容医療でせっかく毛穴が目立たなくなっても、72時間で角栓はでき始めるし、お手入れが適当、またはNGを繰り返していたら、元の毛穴目立ち肌に。美容医療をまた受ければいいと思うかもしれませんが、元の状態や悪化した状態で受けるのと、いい状態でさらなる美肌を目指すのとでは大きな差が開きます。毛穴に悩まない肌をつくるのは日々のスキンケアです」

MAQUIA 9月号

撮影/岩谷優一〈vale.〉(友利先生) nara〈vale.〉(モデル) 久々江 満(物) ヘア&メイク/鈴木京子(友利先生) 小澤 桜〈MAKEUPBOX〉(モデル) スタイリスト/松本千乃(モデル) モデル/小川李奈 イラスト/熊野友紀子 取材・文/小田ユイコ 構成/山下弓子(MAQUIA)

ギャザーTシャツ ¥7700/ALEXIA STAM

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

公開日:

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