感覚派に見えて、実は理論派のイガリさん。立体的に顔を捉え、錯視効果も計算に入れてイメージした顔に近づけていく。その組み立て方を参考にしてみよう。

イガリシノブ 大人 ギャルメイク

進化メイクの「可視化」のヒントを公開
イガリさんが考えていること、のぞき見させて!

イガリシノブさん

ヘア&メイクアップアーティスト

イガリシノブさん

いがり しのぶ●色っぽチークや鼻根ハイライトなどブレイクしたメイクトレンド多数。時代を牽引する天才型メイクアップアーティスト。『フーミー』などコスメを始めとするプロダクトのプロデュースも手掛ける。6月には初の個展『イガリシノブ展「〜人は街のあかりである〜」』を開催した。

白ギャル意識なワントーンメイク

イガリシノブさんが提案! 今こそ大人の白ギャルメイクに挑戦を_2

ハイライトもシェードもしっかり効かせてこそギャル♡

目指すは今の白ギャルメイクと昔のギャルメイクのフュージョン!


ギャルがいるとメイクが楽しい! その心は、メイクで盛ってOKな時代ってこと。今の若者は、自分の顔にどんなメイクをすれば攻略できるかを知っていて、ゲームのようにメイクを捉えているんだよね。大人もそのマインドを見習って、凛々しさと可愛らしさを両方欲張った白ギャルメイク、やってみよう!


by Igari Shinobu

USE ITEM

イガリシノブさんが提案! 今こそ大人の白ギャルメイクに挑戦を_3

A淡ピンクが可愛いチーク&ハイライト。ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ 287 ¥8470/パルファン・クリスチャン・ディオール B肌と同化してモード感満載。マキシマル シルキー マット リップスティック カインダ セクシー ¥4620/M・A・C(8/2発売)

OTHER ITEMS

イガリシノブさんが提案! 今こそ大人の白ギャルメイクに挑戦を_4

Cしっとりツヤめくライラック。ルナソル モノアイカラーレーション EX01 ¥3520/カネボウ化粧品(8/9限定発売) Dなめらかに色づいてフィット。保湿効果も。オンブルクルールソロ 104 ¥5500(セット価格)/クレ・ド・ポー ボーテ E色素薄い系のライトブラウン。フーミー マルチアイブロウパウダー ブライトブラウン ¥1980、J2色のリキッドできれい系も抜け感も。同 眉尻ライナー ¥1980/Nuzzle Fクールトーンの肌の色にもマッチ。ナチュラルマットシェーディング 02 ¥693/セザンヌ化粧品 Gツヤをコーティングしてまつ毛を自然に際立てる。インウイ マスカラ 02 ¥4620/資生堂 H甘さが漂うダークブラウン。ディーアップ シルキーリキッドアイライナーWP ダークフィグ、I柔らかに盛れるピーチ系。同 ピーチモカ 各¥1430/ディー・アップ(Iは8/1発売) K潤いもツヤも満タンに。グリント リキッドハイライト 03 ¥2600/LG H&H BEAUTY

イガリシノブさんが提案! 今こそ大人の白ギャルメイクに挑戦を_5

MAKEUP POINT
目指すのは、今の白ギャルと昔のギャルを合わせて半分くらいにしたメイク。ギャルといえばの陰影はしっかりつけつつ、目元の盛り方は繊細に進化させて。眉は長めで顔にアクティブさを出しながら、チークはベビーピンクでほわっと。ベースに強さがあるメイクだからこそ、可愛らしさが生きてくる。

主役のワントーン
まずヌードカラーのBを唇に。頬にはしずく型にAの右→左の順でのせる。


脇役のパーツ
ワントーンメイクだけにしっかり陰影をつけるのが大事。眉はEの下段2色とJを使って眉尻を気持ち長めに描く。さらにIで眉頭の上側と下側に毛を足すように描いて。上まぶたと下まぶたにDをのせ、Cを下まぶたにのせたDの下側に重ねる。アイラインは黒目の外側からHで描き、Cでぼかす。上まつ毛にはGを。Hで下まつ毛を描いて目元を印象的に。Kをおでこ、鼻根、鼻先にのせたら、Fで眉頭上下、鼻筋脇、鼻頭脇、リップ中央上下に影をつけ、同じ場所にJの淡色を重ねる。Fより狭めにのせ、指でぼかすのがコツ。仕上げにバランスを見て、さらにBのリップをのせる。

MAQUIA 9月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/イガリシノブ〈BEAUTRIUM〉 スタイリスト/コギソマナ〈io〉 モデル/貴島明日香 イラスト/宮島亜希 取材・文/通山奈津子 構成/横山由佳(MAQUIA)
右手リング¥132000、左手リング¥83600/アガット その他/スタイリスト私物 

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年8月22日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア10月号の大特集は「私が輝く秋メイク」。通常版の表紙は池田エライザさんです。

ネット書店での購入

share