毎号鮮烈なメイク提案で注目を集め、読者からの支持も絶大なふたりは、実はプライベートでも大の仲良し♡ トレンドを牽引するふたりが解釈する、マンネリや定番とは無縁の「新しい顔」、必見です!
仲良しコンビと考える♡
林 由香里&paku☆chan
「新しい顔、自分UPDATEメイク」の見つけ方
タレントやアーティストからの指名が絶えない人気アーティスト。プレイフルでありながら洗練された色合わせと、親しみやすい人柄で、マキア編集部にもファンが多数。
いい情報はシェアしたい! なんでも相談できる同志です
由香里 (以下:由) paku☆chanと初めて会ったのは10年近く前。「可愛いな」と思うビジュアルをpaku☆chanが担当していることが多くて、ずっと気になっていたんです。
paku☆chan(以下:p) 私も全く同じ(笑)。一時期、色っぽさを表現するのに苦手意識を持っていたことがあって、そのとき由香里ちゃんのメイクの可愛さと色っぽさのバランスにすごく惹かれたんです。そうしたら共通の知人が食事会を開いてくれて。
由 初めましてとは思えないくらい盛り上がったんだよね。それからよく連絡取るようになって、いろんな話をするように。
p お互いの仕事を見ては、「このメイク可愛かった!」って写メ送りあったり(笑)。
由 paku☆chanのファッションありきなメイクがとても好き。私も衣装が決まってからメイクを組み立てていくタイプだから、トータルで魅せるっていうバランス感覚が似てる気がする。
p もちろん美容誌ではメイクのお題から作り上げることも多いけど、それでもやっぱり洋服とのバランスって大事だよね。トレンドとか新しさって、そことの掛け合わせで生まれるものだから。
由 本当にそう! こんなふうに、プライベートでも仕事でも共感できる点がすごく多くて、ついつい色々シェアしたくなっちゃう。
p 最近、一番気にしているのが健康管理だから、いいサプリとか見つけるとすぐ連絡してます。
由 突然フルーツとか鮮魚とか、予告なく送られてきたりするし、私も普通に送ってます(笑)。
paku☆chanのこのメイクが好き!
「右の写真は髪の流れとか抜け感がpaku☆chanっぽい。左の甘めチークと青マスカラを合わせた攻めのメイクも、『可愛い』だけじゃ終わらせないpakuイズムを感じた1枚」(林さん)
由香里のこのメイクが好き!
「ページをめくる手が止まるほど、釘付けになったのがこちら。右は気品と洒落感のバランスが見事だし、左はパーツの繊細さに脱帽。真似した〜いと思ったほど」(paku☆chan)
ふたりがすすめる“新しい顔”探しのヒントとは?
“いつもの色”でも質感をチェンジするだけであか抜ける
p 新しいメイクに挑戦しようと思っても、全部を変えるのは難しいよね。そんな人には、慣れ親しんだ色はそのままに、質感をチェンジするのがおすすめ。
由 いつもはパールが入ったチークを選んでいたけど、トレンドのマットに変えてみるとかね。
p マットなアイシャドウでグラデーションを作るのは、ちょっとしたテクニックが必要だけど、チークなら使い方も今まで通りでOKだから、すごく気軽だよね。
由 マットって光を反射しない分引き締め効果があるから、シェーディングもできて一石二鳥。
p あと、今年らしさといえばリップの質感かな?
由 すごく濃密なツヤ感のものが増えてるよね。これまでのみずみずしいツヤじゃなくて、ずっしり濃厚なツヤがトレンドに。
p 引き続き人気の深みカラーも、このじゅわりとしたツヤがプラスされることで、一気に表情に新鮮味が増すからトライしてほしい。
A花びらのように繊細な質感。パステルペタル ブラッシュ 101 ¥4620/ジルスチュアート ビューティ(4月5日限定発売)
B肌に溶け込むなじみ発色。セザンヌ チークブラッシュ 03 ¥550/セザンヌ化粧品
Cとろける質感。アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック 201 ¥4730/NARS JAPAN
Dメルティに発色。デューイーメルト リップカラー 05 ¥4180(セット価格)/RMK Division(4月5日発売)
自分の顔に飽きたら“いつもは選ばない色”にトライ
由 普段は避けがちな色にあえてトライすることも、新しい顔探しには有効かも。今シーズンは寒色のアイシャドウが可愛いから、そこを攻めてみるのはどう?
p ブルーやグリーンって難しいけど、使いこなせたらかなりお洒落だよね。肌なじみのいいベージュと組み合わせたパレットも多いから、今まで以上に取り入れやすくなった印象。
由 シアーなブルーをメイクの仕上げにアイホールにかぶせたり、下まぶたや目頭にポイントで使えば、肌もくすみにくいはず。
p シアーといえばピンクのグロスも可愛いよね♡
由 確かに、結構多かったかも。特に可愛かったのはパール控えめの白みピンク。唇に厚みが出て、ピュアに仕上がるの。
p 白みがかったピンクグロスって、私たちが高校生くらいの頃に流行ったよね。ここ数年、Y2Kブームが来て以降、どこかにリバイバル感を感じるメイクが気になる。これも新しい顔づくりの味方になりそう。
由 青みシャドウもピンクグロスも、私のギャルマインドが刺激されてテンション上がるわ(笑)。
Eベージュと重ねてもくすまないブルー。レ キャトル オンブル 78 ¥9130/シャネル(限定品)
Fまぶたに透明感をプラス。カネボウ ジェルジェムクラッシュ EX5 ¥2530/カネボウインターナショナルDiv.(4月5日限定発売)
Gぷっくりあどけない唇が完成。ディオール アディクト リップ マキシマイザー 063 ¥4730/パルファン・クリスチャン・ディオール(4月12日限定発売)
Hジュワッとしたツヤで色っぽく。リップ オイル ティント “アウト オブ ユア シェル” 102 ¥3300/アディクション ビューティ(4月12日限定発売)
広く入れるチークで肌印象までコントロール
p 今シーズンはチークがすごく可愛い!
由 同感。発色も質感もさまざまだから、新しい顔を見つける大きな鍵になりそう。
p 私が最近気に入っているのは、フォギーなチークを広範囲に入れるメイク。広めチークって可愛くなりがちだけど、ちょっと渋めなカラーを選ぶと大人のメイクにもしっくりハマる気がする。
由 私も広範囲に入れるチークが気になってる。ブラウン系の練りチークを広く入れると、じんわり色づいて適度な存在感が生まれるの。質感も肌と一体化するから、誰でも取り入れやすいと思う。
p チークを広く入れると肌の印象も変わるからとっても大事だよね。ツヤだったり、整ったフォギーだったり、自分が見せたい肌印象で選ぶのもいいかも。
Iなじませるほど肌と一体化。グラムトーンカラーカスタード 05 ¥3300/THREE
J見た目よりもシアーに色づく。クリーム タッチ ブラッシュ&リップ S03 ¥5500/SUQQU(5月10日限定発売)
目元のきらめきは大人こそ大胆に入れる!
由 若い世代のものと思われがちなキラキラシャドウも、使い方次第で大人の新たな表情を引き出してくれるよね。
p 大粒ラメブームも少し落ち着いて、きらめきが繊細になってきてるから、思い切ってまぶた全体に使ってみてほしい。
由 目頭とか黒目の下にポイント使いするとそこだけが浮いて見えてしまうから、ハリの低下やくすみをカバーするように、大胆にのせるのが正解だよね。
p 今シーズンのラメは発色も控えめだから、広範囲に広げてもトゥーマッチに見えないのがありがたい。
由 色よりもラメのレイヤードでアイメイクを作るのが新鮮。ニュアンス発色で失敗しにくいし、軽やかに仕上がるよね。
Kまぶたにシルキーに密着。エターナル アイビジュー 04 ¥2970/ジルスチュアート ビューティ
Lぼかしてアイシャドウにも。トーカティブ アイズ S-03 ¥3300/マリークヮント コスメチックス(限定品)
MAQUIA 5月号
撮影/久々江 満 取材・文/野崎千衣子 構成/若菜遊子(MAQUIA)
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