柔らかな風にのって、春のまぶたの流行にピンクが還ってきた。
でも、甘くかわいい印象のピンクは、大人にはマッチしないと思っている人も多いはず。
今春アイメイクに取り入れて欲しいのは、シックな佇まいとひとさじの憂いすら感じさせる甘すぎない"大人のピンク"。
今回は、大人だからこそつけこなせるピンクの魅力を、人気女優のメイクも数多く手がけるヘア&メークアップアーティストのSAKURAさんに教えてもらいました。
今、なぜ“大人のピンク”がグッとくる?
「一口にピンクといっても、近頃は甘々なムードのものだけでなく、白みや青み、洗練された光沢感の色がすごく増えています。さらに抜け感が何より重視される今、肌なじみの面でも進化したピンクは、晴れて“大人の愛されカラー”になったな、と。自然なうるみ目効果も魅力ですね。無理にピンクを主役にせず、どこかに取り入れるくらいの気持ちで。そしてグレーやブラウンなどの影色とうまく組み合わせることが、素敵につけこなす秘訣。肌づくりも透明感を意識して、甘さのベストなさじ加減を見つけてください」とSAKURAさん。
これまでのピンクのように、ただ甘いだけじゃない、繊細なニュアンスまで感じさせる“大人のピンク”。
次回は、いよいよ実践編。“大人のピンク”シャドウを使ったメイク術をご紹介します!
MAQUIA5月号
撮影/中川真人〈aosora〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/SAKURA〈Allure〉
スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 モデル/琉花 構成・文/小川由紀子 企画/芹澤美希(MAQUIA)