夏本番を迎え、汗や皮脂との闘いも本格化! 今月は神崎さんこだわりの落ちないメイクを提案。着るだけでリゾート気分が高まる、夏ワンピとの組み合わせも見逃せない。
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
きゅん♡を誘う女になる
Scene 落ちない夏メイク
美肌を見せるコスメを厳選し、メイクはミニマムに!
夏は毎年楽しみにしている季節。やわらかな春も、ドラマティックな秋も、凛々しい冬も好きだけれど、夏だけにしかない開放感。できないことなんてないんじゃないかと感じるほど、ここまで心が前にむく季節はないと思う。夏の色も好きで、色ひとつひとつが鮮やかに生命感に溢れている。力強い日差しに負けないくらいに輝いて、目にうつるだけで、その強さが自分に移ってくるような気がする。
この自由と生命力に溢れた季節、目に映る女の子たちのかわいさにも心奪われる。特に「夏」を纏っている姿。眩しいほど鮮明な色のドレスや首元を涼やかに見せるまとめ髪。いつもなら隠れている腕や背中の肌も、サンダルに重なるペディキュアも。どれをとってもかわいいが溢れてる。これほど直球でかわいさを見せつけることができる季節は、やっぱり「夏」しかない。
ただ、夏は暑い! じっとしていても汗は出るわ、メイクは崩れるわ。悩みが多い季節でもあるわけです。でも、最近のコスメの進化は凄い! スキンケアまでできる日焼け止めや落ちないマスカラ、アイライナー。あと数年したら、メイク崩れなんて時代遅れの悩みになるのではないかと思うくらい、コスメの進化は頼もしい。
中でも、今年素晴らしい進化を遂げたのがファンデーション。マスク時代の悩みにも寄り添った、「崩れにくさ」は拍手もの。もちろん透明感や艶も持続は当たり前。灼熱の中だって綺麗を諦めなくていいんだから。夏に映える肌は、軽やかであることが夏の美しさの恩恵を受ける条件。風に泳ぐサマードレスの裾のように、薄く軽やかであること。ベースの作り方は、ちょっと工夫が必要で、まずは透明仕上げの日焼け止め(できれば潤いたっぷりのもの)を顔全体にしっかりのせて、肌の色を均一にトーンアップするカラー下地を顔の中心に重ねる。その上に広げるファンデーションは、目元を囲むゴーグルゾーンと頬に薄く、その他の部分は残ったものを馴染ませるくらいで丁度いい。肌を美しく見せながら、より崩れにくくする方法。
合わせるリップもジューシーでありながらも落ちないものを選びたい。どれだけ笑ってもかわいさは落とさない。そんな笑顔をもれなくかわいく見せ続けてくれるものを味方につけること。かわいいが溢れる季節、楽しみにしている。
密着度の高いファンデをとにかく薄くなじませる
ファンデーションを崩れさせない秘訣は、決して厚塗りにしないこと。肌にピタッとフィックスする優秀ファンデを選んで、唇には艶系ティントをプラス。マスク移り対策も万全。
a みずみずしい艶が宿る、美肌養成リキッドファンデーション。今年上半期、さまざまなアワードを受賞。ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ SPF20/PA+++ 1N ¥6820/パルファン・クリスチャン・ディオール b 軽やかな艶と発色が長時間続く。ウォータリーティントリップ 04 ¥660/セザンヌ化粧品
ねじりを加えたボリューミーなおだんごヘ
髪の毛全体を手ぐしでざっくりまとめ、高い位置でポニーテールに。その毛束を2等分して、それぞれにねじりを加えながら、おだんご状態に。このボリューム感がかわいさの鍵。
夏らしさを存分に楽しめる色鮮やかなカラーワンピ
夏の日差しとも相性のいいイエローのワンピースは、リラックス感のあるゆったりシルエットをチョイス。さらっと軽い素材で、そよぐ風の心地よさも感じられる。
MAQUIA 9月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/天日恵美子 ヘア/shuco〈3rd〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
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