春のメイクコレクションは心浮きたつピンクが続々。「MAQUIA」3月号では、人気ヘア&メイク・河北裕介さんが大人のための春ピンクメイクをレッスン。ポイントは、反対色のブルーで締めて辛口に調整すること!
Q 河北さん、大人のピンクを
素敵に魅せるには?
A 甘いピンクを辛口のスパイス
に変えていくのが正解!
「最初に言ってしまうけど、正直なところ、僕はピンクが苦手。だって、ピンクを使うと、一気にコンサバや甘ったるい方向に転びがちだから。この春見かけるバリエに富んだピンクは心くすぐられると思うけれど、素敵に魅せたいなら計算しつつ使ってほしい。パンチの効いたピンクにトライしたいなら顔の中で占める分量はなるべく少なくすべきだし、ピンク主役のメイクなら他のパーツは抜け感を出したり、補色のブルーで引き締めたり、必ず甘さの引き算をすべき。そうすれば、甘口のピンクが一転、辛口のスパイスとなり、ぐっと洒落るはず」
by YUSUKE KAWAKITA
河北PINKメイク、
配色セオリー
theory1
濃いピンクは
1点盛りがお約束
濃い発色&彩度の高いピンクは、目や唇の一点にピッと効かせて。顔の中に占める分量はなるべく少なめに。
theory2
補色ブルー投入で
辛口に調整せよ
黒でキワを締めると古臭くなりやすい。ピンクって実は青みが含まれている色だから、ブルーで締めると洒落る。
theory3
甘くならないよう、
抜け感がマスト!
ピンクは甘ったるくなりやすいから、ノービューラーやノーライン、ノーチークなどで抜けを作るのが大切。
FUCHSIA PINK
“フューシャピンクの唇には
ちょっと強めのブルーな眼差し”
「1本で洒落感が格上げされるフューシャピンクのリップ。ただビビッドで強い分、目元がナチュラル過ぎると負けちゃうんだよね。ブラウンがかったまぶたに、ピンクの補色となるネイビーをキワだけにすっと切れ長に引いて。目と唇が強いから、ノーチークで。ほら、クールに引き締まって、洗練されるんだ」
MAQUIA3月号
撮影/中村和孝〈まきうらオフィス〉(モデル) 山口恵史(物) ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/木津明子(モデル) モデル/藤野有理 取材・文/中島 彩 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)
【MAQUIA3月号☆好評発売中】