「MAQUIA」12月号の特別付録は、昨年も大人気を博したイラストレーターmaegamimamiさんとのコラボ手帳。今回は「リップ」をテーマに、女の子を描き下ろし! 「リップ」にまつわる、スペシャルインタビューをお届けします。

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人気イラストレーター maegamimami
スペシャルインタビュー

赤いリップに恋する理由

かわいくて、セクシーで、ちょっぴりスパイシー。そんなmaegamimamiさんが描き出すとびきりキュートな女の子たちが生まれるまでの、秘密のストーリー。

maegamimami
女性誌・広告・ブランドとのコラボレーションなどを中心に、TBS系連続ドラマ『カルテット』のポスタービジュアルのイラスト制作や、CX系連続ドラマ『セシルのもくろみ』のイメージビジュアル全般を担当するなど幅広く活躍中。


リップって、その人の表情を一気にバラすものだと思うんです。唇の形や、口角の上がり下がり…… その人そのものが見えてしまうからこそ、色っぽい。それに、女の人がリップを塗る姿も、無防備だけど、覚悟が入る瞬間というか。スイッチが切り替わる瞬間のような気がして色っぽさを感じるんです。

の祖母は、特別な予定がなくても毎日きちんとお化粧をする人で、子供の頃から、祖母が鏡台の前に座ってお化粧をするのをそばで眺めるのが大好きでした。クリームを塗って、ファンデーションを塗って、眉を描いて……最後に筆を使って丁寧に赤い口紅を塗る。息を止めて、唇のラインを描く様子を、同じく息をとめて見守る私。私の赤リップの原風景は、あのときの祖母なのだと思います。

が女の子のイラストを描くときは、自分がメイクをする手順で色をつけていきます。すっぴんの顔を描き、ベースをつくり、アイメイクをして、眉を描き、一番最後にリップを塗る。何も語らない唇を描いておいて、色をつけるときにどんな表情にするのか決めるのがいつものやり方。1㎜ズレただけで印象が全く変わってしまうから、たぶん、息をとめて描いてます。唇は大切。あっという間に上品にも下品にも、幼くもしたたかにもなる。だからイメージどおりの形が決まると「よし!」って思うんです。自宅で作業するときはすっぴんでも、赤リップだけは塗るようにしています。女の子を描くためには、それが必要というか。感情移入できる気がするから。

イクは、自分を究極に演じられる女の子の特権。なかでも、赤は、女の子が一度は自分のものにすべき色だと思います。「ああ、今日は何を着ても決まらないな」という日も、赤いリップを塗ってみる。赤が似合うかどうか、それが私にとってすべてのバロメーターになっているのかもしれません。


女の子の気持ちって
リップの色みたいに毎日変わるの。

maegamimami×MAQUIA

12月号特別付録コラボ手帳

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昨年、大人気を博したコラボ手帳。今年は「リップ」をテーマにデザイン。maegamimamiさんいわく「いつ会っても印象が違うカメレオンみたいな女の子が好き」。表紙を飾る4人の女の子は、リップの色によって、アイメイクや眉の描き方まで違うところがポイント! 10月から使えて、マンスリー、ウィークリーともにたっぷり書き込める仕様です。


※ワンコイン版にはこの付録はつきません

MAQUIA12月号

イラスト/maegamimami


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