オーラの決め手は透明感。「MAQUIA」12月号から、千吉良流オーラチェンジベースメイクをご紹介。コツとテクニックでにじみ出るような透明感に出会えます。
教えてくれたのは
ヘア&メイクアップアーティスト
千吉良恵子さん
ハッピー感溢れる、大人可愛いメイクに、女優やモデルからも指名が絶えない大人気ヘア＆メイク。
素材の良さを際立たせれば
内からにじみ出るオーラに
美しさにハッとさせられたり、どうしようもなく目が離せなくなったり……。そんな魅力的なオーラを持つ女性になるにはどうすればいい？
「オーラというものは、まとっているポジティブな雰囲気だったり、生活が充実してそうな内面的な輝きのこと。パーツは美しいけれど、その人自身になじんでいなかったり、テクニックだけが突出してしまっていると、表面的なものになってしまい、ただのメイクが上手い人で終わってしまう場合も。大切なのは、素材の良さを際立たせ、その人自身の魅力に変えること。それをメイクアップでできるのが、女子の特権！ 特別大きな変化がなくても、ちょっとしたコツを実践すれば、いつもよりドラマティックで色っぽいオーラをまとった、新たな自分に出会えます」
ミニマムなのに女っぽい。
ツヤめくオーラを身にまとって
“千吉良流オーラ”の正体
肌は透明感が必須！ くすみや淀みは飛ばして
人工的なツヤ感ではなく、あくまでもスキンケアでうるおったような天然のツヤ肌を目指して。下地で肌を底上げすることで、肌のにごりを飛ばし内側から輝く肌へ。
取ってつけるのではなく、素材の良さを生かす
例えば、「その口紅どこの？」と聞かれるのではなく、「ぽってりしていて色っぽい唇」と言われる仕上がりがベスト。主役はメイクではなく、あくまでも自分自身！
大幅チェンジではなく、いつもメイクに＋α
頑張ってすべてを変えるのではなく、いつもの自分メイクにひとさじの＋αを。そうすることで、さりげない色気や、ふとした瞬間のドキドキを誘うことができる。
塗り方MAP
Aの下地、Cのファンデーション、Dのパウダーは顔の中心のみ、側面はぼかして塗る。Bのパール入り下地は目まわりのみで、顔印象を明るく。チークは頬の高い部分を半円を描くようにON。
ベースメイクで
オーラチェンジ！
透明感を仕込んで
内側から発光する肌へ
そもそもオーラは、その人の肌が淀んでいたり、くすんでいると出ないもの。だからこそ絶対的に必要なのが透明感。ハイライトで、いかにもなツヤを重ねるのではなく、下地で潤いを仕込み、ファンデーションやパウダーを薄く重ねることで、にじみ出るような透明感を手に入れて。
STEP1 Base
2種の下地で肌を底上げ
Aの下地で色補正や立体感、Bの下地でハイライト効果を狙う2種使い。下地で肌を整えておくことで、人工感がなく、にじみ出るようなツヤ感をGET。
A いきいきとした肌感を生む。カネボウグロウプライマー SPF10・PA+ 30ml ¥4000／カネボウインターナショナルDiv.
B 肌に自然な輝きをプラスできる。フレッシュグロウ ルミナスフルイドベース 01 30ml ¥5400／バーバリー
1 Aの下地をパール粒大取り、額・両頬・鼻・あご先に5 点起き。顔の中央のみ塗り広げ、色ムラを補正。
2 パールがかったBの下地をゴーグルゾーンに塗り、顔の印象を明るくして。量は半プッシュでOK。
STEP2 Foundation
側面はうっすらぼかして立体小顔に
ファンデーションはスポンジでたたき込むことで、肌と一体化。側面はスポンジに残ったファンデーションを軽くぼかす程度に。自然な影が生まれ、小顔効果も大！
スティーミング スキン SPF23・PA++全7 色 各¥6000／エレガンス コスメティックス
Cのファンデーションを、スポンジでたたき込み、肌と一体化させる。
顔の側面はCをぼかす程度でOK。自然な影が生まれ、立体感をメイク。
STEP3 Powder
滑らせ塗りでツヤ感キープ！
下地のツヤを損なわないよう、パウダーは軽くパフを滑らせるのがコツ。重ねる範囲も下地やファンデーション同様、顔の中心のみ。パウダーは粒子の細かいものを選んで。
ふんわり軽やかな透明感をプラス。フェイス パウダー N 02 ¥12000（セット価格）／レ・メルヴェイユーズ ラデュレ
パウダーは押し込むと厚塗りになってしまうので、軽く滑らせるように。Dを顔の中心のみ。
STEP4 Cheek
ふんわりぼかして自前の血色感を
チークは、もとからの血色感を意識して、なじみ度の高いものをチョイス。ふんわりぼかすように顔の内側から上下半円を描くように塗ると、ポッと赤らめたような雰囲気に。
透明感たっぷりなコーラルピンク。ヴィセ リシェ フォギーオン チークス PK800 ¥1500（編集部調べ）／コーセー
頬の上下で半円を描くように、Eをブラシでぼかす。ハッピー感のある大人可愛い表情に。
MAQUIA12月号
撮影／菊地泰久〈vale.〉（モデル） 橋口恵佑（物） ヘア＆メイク／千吉良恵子〈cheek one〉 スタイリスト／後藤仁子 モデル／スミス 楓 取材・文／谷口絵美 構成／若菜遊子（MAQUIA）
【MAQUIA12月号☆好評発売中】
MAQUIA2024年11月21日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア1月号の大特集は「絶対、失敗しない！ベストコスメ2024下半期」。通常版の表紙は有村架純さんです。
