もったり顔の原因は、ほんわりメイクにもあった! 「MAQUIA」7月号から、ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんによるパーツで小顔に見せる極意を紹介します。
教えてくれたのは
ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロさん
ラ・ドンナ所属。日々、新しい美容メソッドを探求し実践し続ける開拓者精神は、美容界から一目置かれる存在。トレンド感と実用を両立したメイクが人気。
スキンケアで凹凸肌を育み
メイクで小顔を完成させる
「小顔メイクというと、厚塗りを想像しがちですが、それはシェーディングに頼ろうとしてしまうから。スキンケアの段階から大顏に見えてしまう要因をしっかり排除すれば、シェーディングなしの薄づきメイクでも小顔は簡単に手に入ります」と、“小顔作り=影操作”という思い込みを払拭させてくれたのは、ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさん。
「スキンケアで肌本来のシルエットを浮き上がらせれば、あとは光を重ねるだけで、メリハリは生まれます。塗ることで顔の立体が強調されるので、塗らない部分は自然と影に。塗らない部分を作ることで、今っぽいエフォートレスな透明感と小顔の両立が可能になるんです。さらにパーツメイクでメリハリポイントを作れば、小顔メイクから一歩踏み込んだ印象操作だって叶えられます」
ただの小顔メイクで終わらない、小田切流の新小顔テクニックでこの夏のメイクが変わるはず!
あなたを大顔に見せている
原因
ほんわりメイク
丸みのあるチークや唇は可愛いけれど小顔効果は皆無! 「丸みのあるパーツを丸く見せると重心が下がって見え、大顔印象に」。ほんわりメイクからこの際アップデートを。
解決法
脱・ほんわりメイクでキリッと小顔
メイクで“線”を仕込んで
丸みパーツをシャープに見せる
パーツで小顔に魅せる極意は、“線”の操作。大顔メイクに陥りがちな4大パーツの引き締めメイクテクは必見です!
BEFORE
AFTER
眉は…
目頭を抜いた直線眉でノーズラインを強調。
クールな中高顔に
「眉は直線とダークカラーで引き締めて」と小田切さん。「ポイントは眉頭に抜けを作ること。代わりに黒目外側のアイラインで横への広がりを作り、顔の余白を埋めます」
A 左のダークブラウンを使用。ブロー:パレット シール ブラウン/ストーン グレイ ¥4000/シュウ ウエムラ
B 極細の芯で繊細な眉メイクが可能。アイブロウ スリム GY11 ¥3800(セット価格)/エレガンス コスメティックス
C 眉間の毛流れコントロールに使用したクリアタイプ。アイブロウ マニキュア 00 ¥2800/アディクション ビューティ
D お湯で落とせるリキッドライナー。カラーステイ リキッド ライナー 301 ¥1200/レブロン
全体はダーク色で引き締める
毛の足りない箇所はBで描き足し、全体はAの左のダークブラウンでトーンを暗くするように整える。
眉の下辺に一直線を仕込む
Bで眉の下辺に直線状のアウトラインを引く。目頭を始点にして、眉頭は描かずに抜けを作っておく。
黒目外側にのみラインを入れる
Dで黒目の外側にのみインサイドラインを入れる。目幅が広がって見え、顔の外側の余白を埋める効果が。
眉間のみ縦方向の毛流れをつける
Cで眉頭の毛流れを整える。ブラシを上に動かし、毛を逆立てるように。これで直線眉も柔和な印象に。
MAQUIA7月号
撮影/城 健太〈vale.〉(モデル) 高橋一輝(物) ヘア&メイク/小田切ヒロ〈LA DONNA〉 スタイリスト/西野メンコ モデル/泉 里香 構成・文/畑中美香 企画/芹澤美希(MAQUIA)
【MAQUIA7月号☆好評発売中】