「MAQUIA」7月号では、最強の愛されフェイスの持ち主、有村架純さんがヘア&メイクアップアーティストの河北裕介さんのメイクでクールに変身。スペシャルトークとともに紹介します。
KASUMI ARIMURA
ありむら かすみ●1993年2月13日兵庫県生まれ。女優。2010年に『ハガネの女』で女優デビューし、映画やTV、舞台など幅広く活躍。映画『アイアムアヒーロー』が公開中。6月11日から主演映画『夏美のホタル』が公開予定。新たなSK-Ⅱのミューズとしても注目の的。
Cool
[ クール ] な有村架純
出会ったことのない、メンズライクな私。
性格まで変わるよう。ワクワクします
河北裕介Cool makeup point
マニッシュなファッションには、黒のリキッドライナーとグレーのシャドウでぐるっと囲んだ、シャープな眼差しがマッチ。アイライナーで囲む際、丸い目元が横長のすっとした印象になるよう、目尻のラインを真横に流して甘さをマイナス。さらに、淡い発色ながら印象深いグレーを使って細く囲むのが、今っぽさを出すコツです。
(右)SK-Ⅱ COLOR クリア ビューティ リクィッド アイライナー E10 ¥3200、
(左)SK-Ⅱ COLOR クリア ビューティ アイシャドウ 92 ¥6500(ともに編集部調べ)/マックス ファクター
SpecialTalk
「メイクで私らしく変わる」について語り合う
ふたりが出会ったのは、3年前のモード誌の撮影。
「緊張して、借りてきた猫状態だったんですが、すごく素敵にメイクしてくださって、今では楽しい思い出です」という有村さん。以来、「私のことをきちんとわかってくれているから、河北さんに“本当にお任せします”っていう感じで、よくお仕事をご一緒させていただいてます」。
今回、河北メイクでいつもと違う印象の女性に変身した感想は?
有村 今までと違う自分に変わるのって、ワクワクしますし、終わった後、なんか爽快感があって。楽しいですね。
河北 いろんなものをかみ砕く力、吸収力が、きっとすごいんだろうなあと、思うんです。出会った頃より、メイクも服も自分らしく着こなしていて。自然体だけどいろんな魅力の“有村架純”を見せてもらえて、こちらこそ、すごく楽しかった。
有村 いつもは女の子寄りの甘いメイクが多いから、特にクールなメイクは男子になったようで新鮮でした。河北さんがジョニー・デップだと思って演じてとおしゃっていたから、自分なりにイメージしてみました(笑)。
河北 カメラの前に立ったとき、服と表情がぴったりマッチングしていて。気持ちも全部入っているから、雰囲気ごとなりきれるのがスゴイよね。
有村 自分の世界に入ってしまうとしゃべらなくなってしまうので、はたからみると一見、愛想のない人だなと思われることもあると思います。
河北 いやいや、これで23歳とは! 類まれなる、天才女優だなあって。
有村 ふふ、ありがとうございます! 私は、けっこうメイクの似合う似合わないがあると思ってたんですけど……。どっちかというと童顔なので、攻めたメイクをすると『やりました感』も出ちゃうし、すごく難しいんです。でも、河北さんのメイクは、絶妙! 自分らしさが消えないから、描く女性像に存分になりきれるんだと思います。
河北 それは嬉しい。嘘っぽさや頑張っている感が透けるメイクは嫌だから、必要なところしかメイクしないし、塗り込み過ぎは厳禁。素っぽさを、必ずどこかに残すようにしてる。
有村 でも、すごく印象が変わるのが不思議です。
河北 それは、まずなりたい印象の服に着替えて、全身鏡を見ながらメイクするから。服に合わせてメイクができれば、トータルの雰囲気が把握できて、自分らしさを消すことなくミニマムなメイクができるはず。
有村 もっと、いろいろな私に変わってみたいです!
河北 大歓迎! では、次回をお楽しみに、だね。
MAQUIA 6月号
撮影/彦坂栄治〈まきうらオフィス〉(モデル) 小川 剛(物) ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/SHOCO(モデル) 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 構成/吉田百合(MAQUIA)
【MAQUIA7月号☆好評発売中】