8月1日から新作が発売され、早くも美容好き界隈の話題をさらっている「ディオール バックステージ」シリーズ。その生みの親である、ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクター、ピーター・フィリップスが、久々の来日! 高性能で使いやすいだけじゃない、遊び心溢れる魅力的な色彩や質感の数々。そんなピーターのクリエイションの原動力になるものとは?

ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクター
ピーター・フィリップス
ベルギーのアントワープに生まれ、ファッションデザインを学ぶ。そのとき経験したパリコレクションのバックステージに感銘を受け、メイクアップ アーティストの道へ。名だたるブランドのランウェイをメイクで彩る仕事に携わったのち、メイクアップ コスメのクリエイティブディレクターとして商品開発を手がけることに。2014年からはパルファン・クリスチャン・ディオールのクリエイションに参加。個性的でエキサイティングなものづくりで、常に注目を集めている。
過日に行われたローンチイベントの会場は、都内にある本物のフォトスタジオ。ファッションショーの裏側をイメージしたデコレーションで、バックステージの発想から生まれたアイテムをお披露目するのに、ぴったりの空間に。
多くのプレス関係者が集まる中、ピーター本人によるメイクのデモンストレーションが行われ、各アイテムの説明に加えて今回のコレクションに込めた思いや、インスピレーションの源について語ってくれました。

エキサイティングかつ使いやすい4つのアイテムがお目見え
今回「ディオール バックステージ」に仲間入りする待望の新作は4つ!
リップケアとメイクのハイブリッドである「ディオール アディクト リップ グロウ バター」に、シリーズ初のスティック チークである「バックステージ ロージー グロウ スティック」、パウダリーなチークの「バックステージ ロージー グロウ」。
さらに、ハイライトやチークに使える「バックステージ グロウ マキシマイザー パレット」の進化版というラインナップになっています。

新作に関して、ピーターが特に工夫したのはカラークリエイション。
「グローバルな展開なので、どんな肌トーンの人でも楽しめるような発色にしています。大胆な色でもなじみやすく、重ねづけしやすい。そして新たなシェードを加えて、より幅広い人に楽しんでもらえるコレクションに仕上げています」(ピーター・フィリップス、以下同)
ディオール アディクト リップ グロウ バター

全5色 各¥5060/パルファン・クリスチャン・ディオール
ペプチドとセラミドを配合した新製品のリップは、高い保湿効果とジューシーな発色と、グロウな質感が素敵。
「これは本当に大好きなアイテム。ディオールにはすでに様々なリップアイテムがありますが、もっと楽しめるフォーミュラはないかと試行錯誤した結果、このリップに辿り着きました。
トリートメント効果と美しい色づきを両立した、とてもよい処方。仕上がりの唇は柔らかで、とても美しい。アクセサリーのように可愛いパッケージなので、どこにでも持ち歩いて欲しいですね」。
バックステージ ロージー グロウ スティック

全6色 各¥7040/パルファン・クリスチャン・ディオール
持ち運びに便利なスティック チークは、ディオールのオブリークロゴ モチーフとCDのイニシャルが刻印されていて、アクセサリーのように華やかな見た目。
「メイクのプロセス自体を楽しんでもらおうと考えてつくったアイテムです。バターっぽい感触をスティックにしたかったのですが、とてもよく仕上がっています。
しっとりしていて、湿度の高い日本やパリにぴったり。ファンデーションを塗らなくても、これ1本つけるだけでキレイ」。
バックステージ ロージー グロウ

全6色 各¥6380/パルファン・クリスチャン・ディオール
ひとりひとりの肌のpHレベルに反応して色づくパウダー チークが、より鮮やかな発色に進化。
「クラシカルなアイテムとして、人気なひと品。シェードを増やして、いろんな肌トーンの人に楽しんでもらえるようアップデートしました。
上に“バックステージ ロージー グロウ スティック”を重ねると、ブラー効果を発揮して肌がなめらかに見えます」。
バックステージ グロウ マキシマイザー パレット

全4種 各¥6930/パルファン・クリスチャン・ディオール
2018年に誕生し、チーク、アイ、ボディとマルチに使えるハイライトパレットも進化。
「それぞれのシェードを個別に使ってもいいし、何色かミックスしてもOK。自分の肌トーンに合わせて美しく色をブレンドしましょう。肌のトーンを補整するのではなく、楽しむことがテーマになっています。
肌にのせるときは、ブラシにたっぷり取って肌に押し込むようにのせるのがコツ。ギラギラしないパールを使い、偏光の輝きを盛り込んでいます。驚くような輝きと、強い発色が魅力です」。
How to

メイクのデモンストレーションでは、“KAWAII”を目指してピンクチークを主役にしたルックを披露。
「頬の中央に“バックステージ ロージー グロウ スティック”の077をつけて広げます。“バックステージ グロウ マキシマイザー パレット”は004を。まず左下の淡いピンクをのせて、右下のゴールドを重ねます」。

「唇には“ディオール アディクト リップ グロウ バター”105を。テクスチャーがすでに光をはらんでいるので、今っぽいツヤやかなリップに仕上がります。
今回のメイクは、肌の調子がよければベースメイクなしでもよさそう。どのアイテムも、どんなスキントーンにもなじむようにつくっていますからね」。

若年層だけでなく“若い気持ち”を持っているすべての人に使ってもらいたい
最後に「ディオール バックステージ」を愛してくれるファンに、ピーターからのメッセージを。
「私のつくる“ディオール バックステージ”は、若い人に使ってもらいたいシリーズです。“若い”というのは年齢だけのことではありません。若い気持ち、遊び心を持っている人のことです。
私自身いつも、純真無垢な気持ちで世界を見るように心がけています。そうすることで、若い意識を保てると思うから。ワクワク楽しんでメイクをしてもらえれば嬉しいです」。
文/風間裕美子 撮影・構成/マキアオンライン
公開日:






















































































