【秋メイク2024】トレンドカラーを使ったおすすめの秋メイクは？ 秋新色コスメの使い方をレクチャー

「今季の新作のラインナップを見ていて特に惹かれたのが、ディープなカシスカラー。一見難しく見えるかもしれませんが、塗るだけでリップが主役になり、レディ感もインパクトも増す“映える”色。ぼかしすぎずある程度しっかりと塗る分、その他のパーツメイクには抜け感を」

熟れた果実のような芳醇カラー
Aオイル in マット処方でパサつきにくくなめらかな塗り心地。塗り方で発色も自由自在。マキシマル シルキー マット リップスティック シン ￥4620／M･A･C

Bマットなキャメルをアイホールより広くのせる。ヴァティック アイズ 32、C黒目の下だけに、眩しい輝きを放つコッパーベージュをプラス。同 30 各￥2640（初回限定ケース）／セルヴォーク　Dまつ毛は上げずに塗布して、抜け感をキープ。カール ロック マスカラ 01 ￥3300／スナイデル ビューティ　E頬の下側に横だ円形に入れることで、可愛さもアピール。ルミナス シルク チーク ティント 62 ￥6600／アルマーニ ビューティ　Fネイルは水色で軽やかに。ディオール ヴェルニ 207 ￥4620／パルファン･クリスチャン･ディオール（9月6日限定発売）

1. 上唇に丸みを持たせる
Aを唇全体に輪郭に沿って直塗りをしたら、リップブラシに取って上唇の山をつなげて丸みを加える。

2. 指でトントンと馴染ませる
唇全体を指で軽くポンポンと押さえるように馴染ませる。ぼかしすぎずにインパクトをキープする。

「秋のファッションでも注目の赤ですが、久々にリップでも復活の予感！　とはいえご無沙汰という方たちには、少し難易度高め。そこで、ベージュとブレンドさせる技をプッシュ。肌から浮くことなく、さらにフレッシュに赤を纏うことが可能に」

カシミアのような黄みベージュ
Aヴェルヴェット質感に染め上げるマットリップがリニューアル。洗練と洒落感を両立するベージュ。ルージュ アリュール リクィッド ヴェルヴェット 208
彩度の高いマットなネオンレッド
B目を惹きつける鮮やかさ。同 218 各￥5940／シャネル（ともに8月30日発売）

Caをアイホールと涙袋に、それより狭い範囲にbを重ねてcを二重幅にオン。アイデザイナー 10 ￥6380／スナイデル ビューティ　Dこげ茶色で上まぶたの粘膜にインラインを。ザ ジェル アイライナー 002 ￥3300／アディクション ビューティ　E上まつ毛のみに茶色を塗る。ファシオ まつパ級 フィルム マスカラ（ロング＆ボリューム） 02 ￥1320（編集部調べ）／コーセー　F眉も茶でまろやかに。ケイト 3DアイブロウカラーZ BR-2 ￥935（編集部調べ）／カネボウ化粧品　G全体を混ぜ、頬中央に横だ円形にのせる。ブラーリング カラー ブラッシュ 02 ￥6600／SUQQU　H指先はブラウンに。ヴェルニ 187 ￥4620／シャネル（8月30日限定発売）

1. ベージュをふんわり塗る
黄みのあるベージュを選び、赤との対比を持たせる。Aを丸みのあるブラシで塗り広げ、輪郭は曖昧に。

2. 赤を唇中央に重ねる
次に赤のBをチップで唇中央に狭めにのせ、再び丸みのあるブラシで境目をブレンドさせてぼかす。

「今季は秋色が豊富に揃っていますが、目元に関しては軽さを出すのが気分。というのもファッションが重くなるので、質感はマットで落ち着きながらも、色や光で明るさを加えたくて。そこでおすすめなのがコーラルカラー。きちんと作り込んでも顔全体にパッと華やかな抜け感が生まれて、デイリーに活躍すること間違いなしです」

ブラウンMIXなコーラルパレット
A上質さを醸し出すマットなテクスチャー。レ キャトル オンブル 392 ￥8800／シャネル（8月30日限定発売）
“光”の要素を加えるラメライナー
B0.1㎜の極細筆。シアーなピンクの中にシルバーラメが浮遊。ファントゥファンキーリキッドアイライナー X01 ￥3300／THREE（8月28日限定発売）

C彩度を落としたカーキで、上まぶたの粘膜に沿ってインラインを。アイディファイニング ペンシル 06 ￥3300／RMK Division　D温かみのあるブラウンをまつ毛上下に軽く塗布。エクセル ラッシュオプティミズム LA02 ￥1870／常盤薬品工業　E血色感も感じさせる陰影ベージュを、頬高め位置に横だ円形にのせる。グロープレイ クッショニー ブラッシュ トゥルーハーモニー ￥4950／M･A･C　Fヌーディなベージュで上唇をオーバーに縁取る。キャビア リップライナー 01 ￥3740、Gスモーキーブラウンを直塗り。同 リップスティック 198 ￥5500／ローラ メルシエ ジャパン（ともに9月6日発売）　Hラメが泳ぐくすみパープルを指先に。ネイルラッカー EX-19 ￥2200／RMK Division（限定色）

1. 上まぶたはシンプルに
あれこれ塗らず、ふわりとコーラルを感じさせる程度でOK。アイホールにAのa+bを広めにのせる。

2. 下まぶたは重め＆輝きを
下ぶたの目尻〜3分の2までAのa+cをのせ、dをキワに重ねる。残りの目頭側にBを引いて光をオン。

「ここ数年は甘めが気になっていましたが、再びカッコいいメイクをしたい欲が再燃中。色みも燻されたようなゴールドベージュで、ヘルシーなカッコよさがしっくりきていて。縦幅を出した丸みのある可愛さよりも、横幅を意識したクールさで、凛とさせたい。引き締めカラーも深みのあるブルーで刷新したりと、旬な抜け感も必須です」

黄みを抑えたゴールドが上品
A陰影が宿るヌーディパレット。インウイ アイズ 08 ￥6600／資生堂（限定色）
深みのあるブルーライナー
Bパリの夜空を想起させる、ドラマティックなブルー。ディオールショウ スティロ ウォータープルーフ 196 ￥4510／パルファン･クリスチャン･ディオール（9月6日限定発売）

（ その他の使用コスメ ）
Cビューラーで軽くまつ毛を上げ、上下にサラリと塗る。キャビア エクストラバガント マスカラ マゼンタブラック ￥4290／ローラ メルシエ ジャパン（9月6日発売）　Dパウダリー質感で眉をふんわり明るく。インテグレート ふわ眉マスカラ BR770 ￥1045（編集部調べ）／資生堂　E赤みを帯びたオレンジを耳前から頬骨に沿って斜めにのせたら、鼻を横断するようにサッとかける。レ タロット ドゥ シャネル ブラッド オレンジ ￥10670／シャネル（8月30日限定発売）　Fぽってり見えるようにオーバーに輪郭をとる。アーティストカラーペンシル エクストリーム 136 ￥3080／メイクアップフォーエバー　G赤みの少ないヌーディベージュをしっかりと塗る。キャビア リップスティック 143 ￥5500／ローラ メルシエ ジャパン（9月6日発売）　H指先には温もりのあるレンガベージュを。ルナソル ネイルポリッシュ EX49 ￥2200／カネボウ化粧品（限定色）

1. 目尻側広めに塗る
上まぶたの眉下までAのaを広くのせたら、bを目尻からはみ出るようにアイホールに横長にのせ、シャープに。

2. 下まぶたをやや重く
Aのcを涙袋に広げたら、bを細いブラシに取る。下まぶたのキワをなぞるようにのせて深みを出し、下重心に。

3. ネイビーで引き締める
よりハンサムな印象にするために、Bの濃いブルーのライナーで下まぶたの粘膜と目頭にくの字にラインを引く。

「秋新色でかなり豊作なパープル。いきなり目元に面で塗ることに勇気がいる人も、ライナーなら手軽にトライしやすいはず。寒色ですが、格好良さや色気よりも、トレンドのくすみピンクのアイテムと組み合わせて甘く柔らかいムードにまとめるのが推し。“大人っぽくてピュア”な印象が叶います」

まろやかピンクのアイパレット
Aソフトにまぶたを色づける、ストーリーを感じさせるピンクパレット。ルナソル アイカラーレーションN 02￥7700／カネボウ化粧品
シマーなパープルリキッド
Bシルバーレッドのラメが光を放つ。ザ リキッドアイライナー パール 004P ￥3300／アディクション ビューティ

C黒マスカラでまつ毛をナチュラルに色付けて。ファシオ まつパ級 フィルム マスカラ（極細） 01 ￥1320（編集部調べ）／コーセー　D頬骨下に狭めの放射状にのせ、顔をキュッと引き締め。ブラーリング カラー ブラッシュ 03 ￥6600／SUQQU　Eヌーディピンクのグロスでピュアな唇に。クリスタルブルーム リップブーケ セラム 10 ￥3740／ジルスチュアート　ビューティ（9月6日発売）　Fディープなカラーでネイルは色っぽくまとめる。ネイル カラー ポリッシュ 162 ￥2750／SUQQU（限定色）

1. くすみピンクを土台に
Aのaをアイホール、bを上まぶたのキワ、cを上まぶた全体に重ね、c+dを下まぶた目尻から半分に。

2. パープルを潜ませる
Aのcを涙袋に重ね、dを眉毛に。上まぶたのキワにBでラインを引き、パープルニュアンスをオン。

「K-POPブームも手伝って高めチークが流行中ですが、秋に向けて下めにシフトすると予測しています。顔の余白が埋まり小顔効果も狙える上に、ひとくせ加わって洒落感もアップ。大人には手軽で効果的な入れ方なんです。ピンクだとほっこりしてしまうので、血色レッドとハイライターで大人な甘さを添えてみて」

パールがツヤめく血色レッドチーク
Aスパイシーな辛口レッドが大人にマッチ。グロープレイ クッショニー ブラッシュ プラッシュペッパー ￥4950／M･A･C
潤みローズハイライター
Bソフトなヌードローズで肌なじみ抜群。プリズム･リーブル･スキンケアリング･ハイライター ローズ エクストラヴァガンザ ￥5060／パルファム ジバンシイ（9月6日限定発売）

Cアイホールと下まぶたに沿ってaをのせ、上まぶたのキワにbを重ねる。ラインは引かず、手持ちの黒マスカラをまつ毛上下に軽く塗布する。ヴァティック アイパレット EX11 ￥6820／セルヴォーク（限定色）　D輪郭に沿ってたっぷり直塗りを。YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム 6B ￥4950／イヴ・サンローラン・ボーテ（9月6日発売）　E偏光輝くダークネイルでアクセントを添えて。ヴェルニ 189 ￥4620／シャネル（8月30日限定発売）

1. 縦方向にチークをオン
Aをブラシに取り、黒目外側の頬骨下から鼻位置まで縦に滑らせるようにのせる。自然とシェーディング効果も。

2. 目尻下に光をのせる
淡いピンク系のハイライターを使用。Bを指先に少量取り、目尻下の頬骨にトントンとのせてツヤと光をプラス。

秋の主役、モーヴシャドウは、顔の内側に向けてグラデーションを強めることで、淡色特有の膨張感を抑制。口元はマットな赤リップで引き締め、ビターに仕上げるのが今っぽい。目元に黒を使わず、抜け感を意識して。

色と質感の掛け合わせで思いがけない美グラデに
Aスモーキーに発色し、しっとりと煌めくモーヴの目元が完成。￥6820／アディクション ビューティ

鮮やかに発色しながら唇のシワもカバー
B唇と一体化するようにフィットし、ふっくらとした唇に。￥5940（8月30日発売）

Cアイカラーになじむセミマット質感。エクセル メロウシェード　リキッドライナー ML04 ￥1540／常盤薬品工業（10月22日発売）　D目元に抜け感を演出する絶妙なグレージュ。カール ロック マスカラ 02 ￥3300／スナイデル ビューティ　E肌に溶け込み、頬をやわらかに染める。ルナソル カラーリングシアーチークス（グロウ） EX12 ￥3850（セット価格）／カネボウ化粧品（限定品）

EYE アイホール全体にAaを広げ、二重幅にAbをのせる。さらにアイホールの目頭側にAcを重ねて陰影を演出。下まぶたの目頭から目尻に向けてグラデーションになるようにAdを。Cで上まつ毛の隙間を埋めたら、目尻に長めのラインを引き、上下のまつ毛をDでカールアップ。CHEEK Eをブラシに含ませ、小鼻横から放射状に広くなじませる。LIP Bをチップに取り、輪郭を取りながら均一に塗り広げる。

基本通りじゃなくていい。自分に必要なことだけ取り入れる

「メイクは大好き！ でもテクニックを研究するのが苦手で、いつもその時にぱっと湧いたインスピレーション頼み。眉もまつ毛も比較的しっかりあるし、いわゆる手順通りにフルメイクするといかにも『頑張りました！』な顔になりがち。なので、次第に自分の顔に必要なものだけを取り入れるようになりました。気分にまかせて“ここにこの色を入れたらどうかな？”っていう風に進めるようになったんですが、これが結構いい感じに仕上がるんですよ。万が一失敗しても言い訳がしやすいし（笑）。顔は人それぞれだし、自分の顔をいちばんよく知っているのは自分。だから、じっくり自分を観察しながら満足できるメイクを、その日その日で楽しんでいます」

USE ITEMS
Aつるんとした毛穴レス仕上げ。ドラマティックエッセンスリキッド オークル20 SPF50+・PA++++ 25ml ￥3520、B瞳の色に馴染んで美しいグラデまぶたに。ドラマティックスタイリングアイズS RD332 ￥3080、C透け血色チークとハイライト。ドラマティックチークカラー（クリーム） RD422 ￥1980、D豊かなつやを宿してきれい色長持ち。ドラマティックエッセンスルージュ BE701 ￥3300／マキアージュ（価格はすべて編集部調べ）

[BASE] Aでつるんと肌に。
[EYE] Bの右の上辺りの色をアイホール広めにのせ、下まぶた全体にもチップ幅でON。B右の下辺りの色は、上まぶたのキワに5mm幅で。アイラインはブラウンのジェルタイプを使用。目頭から目尻まで描き、目尻は平行に延長。黒マスカラは上下まつ毛にしっかりめに。
[CHEEK] Cの下の色を頬骨に沿って薄くなじませる。LIP Dを唇全体にたっぷり。

今日の撮影で用意していただいた秋の新作コスメの中で、真っ先に塗ってみたい！と思ったのがアディクションのカーキ色のパレット（A）。今秋はファッションでもカーキが気になっているのですが、このパレットのベージュ×彩度低めなカーキの配色が使いやすそうだなと思って一目惚れ。実際に塗ってみると、ベージュがベースだから目元になじむし、カーキをライン状に利かせることでグッと洒落感が出てお気に入りに。赤リップ（C）もカーキと合わせることで、今っぽい雰囲気になることが発見でした。
目元と唇をモードな印象に寄せた分、ラベンダーカラーのチーク（B）でひとさじ可愛さをプラスしたのもこだわり。このチークを頬全体にふわっとなじませると、途端に肌の透明感が引き出されて、全体的にピュアな愛嬌を感じる顔に。秋のファッションはブレザーなどカッチリした印象のアイテムが多くなるから、このルックのようにほんのり甘さを潜ませるバランスがポイントだなって思います。

秋のはじめにぴったりの重すぎないピンクメイクを作ってみました。目力も抜け感も欲しいから、アイテム選びでバランスを調整。目元はアイライナーではなくアイシャドウの締め色で程よく引き締めて、マスカラもくすみカラーを。眉毛や頬は柔らかさが出るように仕上げています。────by Emi

【モデル使用色】
A「甘すぎないピンクが気分。dの色が特にツボ」。ディオールショウ サンク クルール 983 ￥11550／パルファン・クリスチャン・ディオール（９月６日限定発売）　B「程よい抜け感が◎」。カール ロック マスカラ 04 ￥3300／スナイデル ビューティ　C「存在感薄めの眉に」。インディケイト アイブロウマスカラ C 06 ￥3080／セルヴォーク（8月9日発売）　D「ほのマットな質感」。ルミナス シルク チークティント 62 ￥6600／アルマーニ ビューティ　E「ピンクの目元にマッチ」。ディヴァインリップジェム X04 ￥3850／THREE（7月31日限定発売）　F「透け感があって重すぎない」。ネイルラッカー EX-19 ￥2200／RMK Division（7月26日限定発売）

① アイパレットAのbをアイホール、cを目の際から二重幅に広めにぼかし、目尻は濃いめに重ねて引き締める。
② dを目頭の横、aとdを混ぜて下まぶたに。
③ Bは上下のまつ毛に、Cは眉頭を立ち上げながら塗る。
④ Dのチークは頬から鼻の上を通って横長に。
⑤ Eのリップはオーバーめに塗り、Fは二度塗り。

秋冬の旬な色を軽快にまとうのが気分
シーズンカラーのこっくりとした色合いを軽やかにまといたくて、透け発色のトーンを抑えたベージィなルックに仕上げました。目元は丁寧に質感を重ね、骨格を掘り起こすブラッシュ＆ハイライトで立体感を。唇と指先にツヤを出し、フレッシュさもプラスします。────by Emi

【モデル使用色】
A 「シアーな色づきの自然な陰影で骨格をコントロール」（鈴木さん、以下同）。ルナソル アイカラーレーションN 01 ￥7700／カネボウ化粧品（8/9発売）　B 「ベストな透け感」。ザ リキッド アイライナー 001C ￥3300／アディクション ビューティ（8/2発売）　C 「色づきが最高」。ケイト 3DアイブロウカラーZ BR-5 ￥935（編集部調べ）／カネボウ化粧品　D 「ラベンダーは涙袋にも」。KANEBO ムードブースティングブラッシュ 03 ￥5830（セット価格）／カネボウインターナショナルDiv.（7/26発売）　E 「ぼってり膜が好き」。モイスチャー グレイズ リップスティック 12 ￥5830（セット価格）／SUQQU　F 「指先から洗練を取り入れて」。クレイヴド ネイルポリッシュ 13 ￥2640／セルヴォーク（8/9発売）

安達「秋は大好きな季節！　秋コスメの深いトーンも好みだけれど、今年は軽やかな色や質感が多い気がします」
paku☆chan「今は流行が曖昧ですよね。でも秋コスメで夏仕様の抜け感あるメイクも楽しめてお得」
安達「オレンジや黄色といった、砂漠イメージの色が大好き。みんなが大好きなローズのワントーンや、カラフルな色、例えばグリーンを大人っぽく挿し色にしたメイクにもチャレンジしたい」
paku☆chan「安達さんのお顔自体は秋カラーがすごく似合うから、いろんなバランスに挑戦してほしいですね。もっと季節が進んだら、お洋服に合わせてぐっと深みを増したメイクにしてもいいかも」

メイクで最初に決めるのがアイカラー。ピンク系を使う時はショッキングピンクをポイントで効かせるか、今回のようにローズっぽい色みを広めにぼかしこむことが多いですね。このメイクは目元が強い分、口元の主張を抑えて引き算するバランス感が絶妙。最近入れる場所で悩んでいたチークも「大人の場合、色や場所よりまずは体温を上げるイメージで血色感を足すことが大切」とpaku☆chanさんから教わって。ふんわりした多幸感のある仕上がりが気に入っています。

aの上と左下を混ぜて上まぶたのキワにチップ幅でのせ、境目をぼかしながら右下をアイホールに広げる。さらに、上と右下を混ぜて下まぶた全体に塗って。唇全体にbを二度塗りしたら、頬のやや下めにcをのせて血色感をアップ。dの右2色を混ぜて眉を描き、カールした上下のまつ毛にeをオン。手指の爪にfを塗り、全体に統一感を出して。

昔から砂漠みたいなムードのアイメイクに憧れがあって、乾いた感じのオレンジやマスタードカラーが大好きなんです。今回は目頭にのせたゴールドがアクセントになっていますが、目頭や鼻根横のくぼみにツヤや輝きをちりばめるテクニックは顔全体に色っぽさが宿る気がして、個人的にもお気に入り。口元は色みを合わせつつツヤを抑えることで、やりすぎ感が出ず大人っぽいバランスに仕上がる気がします。ちなみに普段はノーマスカラが多いけれど、気分を変えたい日は今回のメイクのようにカラーマスカラでニュアンスを足すことも。

 How to... 
aの右上をアイホールに塗り、まぶた中央に左上を重ねて立体感を出す。目頭に右下をのせて輝きをトッピングしたら、カールした上下のまつ毛にbをたっぷり塗って。cをブレンドして頬骨に沿ってのせ、dを唇全体にややオーバー気味にオン。fで眉の毛流れを整え、手指の爪にeを塗って服装とリンクさせれば完成。

服もメイクも、季節感はそれほど意識しません。むしろ“あえてハズす”天邪鬼なタイプ。このメイクでは夏から秋への移行期をイメージして、爽やかさが残るブルーグリーンのアイペンシルとピンクリップをチョイス。大人だからポップにしすぎるのは抵抗があるけれど、目尻にグリーンをぼかしてさりげなく遊ぶなら可愛いし、デイリーに取り入れられそうだなと思いました。最近ハイライトの魅力に開眼したので、たっぷりのツヤ感で自然に発光するような肌に仕上げた点も私好み。程よい抜け感でTシャツコーデにぴったりなメイクになったんじゃないかな。

ひとたびまとえば、凛とした美しい表情を引き出してくれるレッドリップが、今秋は落ち着きのある色合いでラインナップ。肩の力がふっと抜けるような、余裕を感じる新王道カラーが唇に自信を宿す。

How to makeup
［LIP］Aのリップを指にとって唇全体にトントンとのせる。口角は、リップをブラシに少しとり、唇の輪郭をなぞるように丁寧に塗って。［EYE］上まぶたにシアーなパールブラウン、下まぶたにマットなクリーム色のシャドウを。ブラウンのペンシルアイライナーでインラインを埋め、上下まつ毛に黒マスカラを塗る。［CHEEK］オレンジのパウダーチークを頬の高い位置に。

どんなスタイルにもマッチする奥深いレッド
Aツヤのある洒落た真紅。ニュアンス リップスティック 21 ￥3520／OSAJI　

リッチな赤の発色でメイクの主役を担う
Bミルキーなマットレッドが高発色。マキシマル シルキー マット リップスティック リング ジ アラーム ￥4620／M・A・C　

ルビーを思わせる輝きを放つツヤ色
Cベリーな赤みが印象的。キヌケアヌード RD 176 ￥4840／シュウ ウエムラ　

クリーミーでなめらか。モードなレッドで品格を
Dあか抜け色で唇ふっくら。リップ カラー 11 ￥7920／トム フォード ビューティ（9月6日発売）　

洗練された印象のダスティートーン
E青みを含むシックな1本。ディグニファイド リップス 36 ￥3520／セルヴォーク（パッケージ限定品）　

スモーキーで華やかな唯一無二のベイクドカラー
Fとろける血色カラー。リップブロッサム グロウ 08 ￥3520／ジルスチュアート　ビューティ

唇にも肌にも溶け込むような赤みや黄みの絶妙なバランス。凛々しくも、どこか可愛げを感じる温かみのあるブラウンリップが目白押し。秋の装いに身を包み、お気に入りの1本をつけたら格好良くてキャッチーな新しい私に。

How to makeup
［LIP］唇の赤みをコンシーラーで抑える。Aのリップをリップラインに沿ってブラシで塗る。その後、唇の輪郭を指で軽くなぞってぼかす。［EYE］グレイッシュなマットブラウンのアイシャドウをアイホール全体に。上まぶたに黒のペンシルアイライナーでアイラインを、上まつ毛の目尻にボリュームが出るように黒マスカラを塗る。［CHEEK］ブラウンのチークを頬骨の下にさっと。

シルキーで上質なマロンブラウン
Aなめらかに唇を彩る。ルージュ ジェ 15 ￥5170／ゲラン　

キャラメルシロップみたいなうるツヤ感
Bこなれ見えする透けブラウン。ミネラリスト デューイー リップバーム フレンドシップ ￥3850／ベアミネラル　

ディープなアースカラーが鮮やかに発色
Cデイリーに使いたいツヤ質感。リップ バーム オプティマイジング ケア U010 ￥6930／プラダ ビューティ　

顔から浮かずに馴染むイエロートーンが秀逸
Dティント仕様で発色長持ち。クラルテ ルージュ ビジュー 07 ￥3850／エレガンス コスメティックス　

きらめくカームブラウンにパープルをひとさじ
Eメイクもケアも同時に。イドル リップ バターグロウ 60 ￥5500／ランコム（10月4日発売）　

計算された赤みが明るいブラウンと調和
F濃密艶膜で立体的なブラウンリップに。モイスチャー グレイズ リップスティック 12 ￥5830（セット価格）／SUQQU

不動の人気を誇る愛され色、ピンク。今シーズンの本命リップには、唇の色がもとからそうであったかのように思わせるスキンライクなトーンをご指名。メイクも気持ちも軽やかにItカラーを楽しんで！

How to makeup
［LIP］唇の輪郭が曖昧になるように、Aを付属のチップで塗る。［EYE］上まぶたの眉下までシルバーのアイシャドウを。透け黒のペンシルアイライナーで上まぶた、下まぶたのインにラインを引く。黒マスカラを上まつ毛にしっかり塗り、下まつ毛にも軽く塗る。［CHEEK］ピンクのクリームチークを頬が赤くなる部分に。ベースメイクはミニマムに仕上げるのがおすすめ。

ぷるんと唇を演出するクリアピンク
A透けピンクがなめらかに密着。プリズマ グラス 05 ￥6050／アルマーニ ビューティ　

数種のパールで作り出すミルキーな輝き
Bパープリッシュな色合い。ディヴァインリップジェム X04 ￥3850／THREE（限定色）　

ガーリーなピンクをオイルリッチに堪能
Cシアーでミルキーなピンク。ミネラルシアールージュ ガーリーピンク ￥3520／エトヴォス（限定色）　

メルティピンクでトレンド感ある旬顔に
D肌に馴染む透け色。YSL ラブシャイン キャンディ グロウ バーム 1B ￥4950／イヴ・サンローラン・ボーテ（9月6日発売）

落ち着きのある淡色でこなれさせて
E色も質感も長続き。ロウグロウジェルティント R008 ￥1980／hince　

自色を整えるクリアなシェードに惚れ惚れ
F弾力感あるツヤ膜が◎。シュガースクラブ配合。カネボウ ルージュスクラブメルティング S00 ￥4620／カネボウインターナショナルDiv.（10月4日発売）

血色感を内包したむっちりとした質感のベージュリップが豊作。粘膜色に近いシェードが唇の美しさを加速させて、色香を感じるよう。吸引力ある魅惑の色を差したらどんな言葉をささやこう？

How to makeup
［LIP］唇の自の色を抑えるためコンシーラーをのせる。Aを指にとったら、じんわり発色するように唇の輪郭をぼかしながらのせていく。［EYE］ベージュのシャドウで目周りを囲み、その上にゴールドラメを重ねる。上まぶたのみ、ブラウンのペンシルアイライナーでキワとインにラインを。上まつ毛にはブラウンマスカラを1度塗り。［CHEEK］黄み系のチークを頬〜こめかみに。

アプリコットベージュがやさしく色づく
A自然に仕上がるミルキーベージュ。ザ リップバーム ソフトマット 001 Slow Morning ￥4070／アディクション ビューティ　

唇の美しさを際立たせる涼しげトープ
Bリュクスな質感でグレイッシュトーンを昇華。エクスプリシット リップスティック 800 ￥5280（セット価格）／NARS JAPAN（8月23日発売）　

影のニュアンスを秘めたソフトな秋色
Cひと塗りでシックな口元に。ルナソル フュージングカラーリップス 07 ￥4620／カネボウ化粧品　

素唇をいかしながら透けるベージュで立体的に
D血色感が際立つヌードベージュ。インウイ リップ 09 ￥4620／資生堂（限定色）　

サンセットベージュをたっぷりのパールで表現
Eプランプ効果でぽってりと。ブレンドベリー リップバルーン 102 ￥1650／コーセーコスメポート（限定色）　

見たままに色めくマットなアンバー
F品のあるしなやかなふんわり仕上げ。リクイド マット リップカラー 02 ￥4180／RMK Division（限定品）

今秋の赤リップは、ボルドーやブラウン寄りのシックなものがメイン。鮮烈な朱赤を利かせる顔から、こなれた赤リップにシフト！

マット質感で抜け感も出せるトレンド色
重厚さ漂う色に見えるけれど、柔らかいマット質感だから軽やか。紫を含んでいるから大人っぽく、肌が明るく澄んで見える美人色。¥5500

ラベンダーやパープル、白を含んだスモーキーなピンクが続々と登場。90年代を彷彿させる新鮮なピンクにトライして、今っぽ顔に。

温もりを感じさせるスゥイート粘膜カラー
子どもっぽくなりがちなピュアピンクもスモーキーなヴェールをかけるとこなれ印象に。ほのかな青みも今っぽい。（8/2限定発売） ¥3520／エトヴォス

愛されカラーの定番であるコーラルも、この秋はオレンジを含んでちょっぴり個性的に。ひと塗りで、垢抜けた印象が叶う便利色。

ジャムみたい！ ピュアなオレンジコーラル
黄み強めのコーラルは、今秋トレンドを象徴する色のひとつ。透明感があるからこなしやすく、誰でもキュートな印象のリップに。¥1430（編集部調べ）／コーセー

昨シーズンのブラウン人気から一転、こっくりしたベージュが今秋の狙い目に。深みあるヌード系カラーがあれば、お洒落顔が叶う！

肌に溶け込むカラーで叶える色っぽリップ
肌の延長のようなトーンながら、ツヤたっぷりで存在感ある唇に。上品でセンシュアルな表情が叶う。（7/26限定発売）¥4620／カネボウインターナショナルDiv.