【林 由香里さんのメイク術】2025年最旬メイク＆垢抜けテクニックを紹介！

どうやったら盛れるかな？今も昔も、試行錯誤するのが好き
「中学高校の頃から、頭の中はメイクとヘア、洋服のことばかり。ギャル誌を見て研究して、いつも人に実践していましたね。友達の髪に200本エクステを編み込んで、“バーバーゆかり”なんて呼ばれたことも（笑）。今でも、根っこは変わらない気がする。どうしたらもっと可愛くなれるかなって、試行錯誤するのが好きなんです。服もギャルブランドからいわゆるハイブランドまで、イイと思ったものは全部試して今のスタイルを確立してきました。“どうしておしゃれなの”という質問に対しては、“好きだから”と答えるしかないかも（笑）。自分のメイクやファッションは研究の場。そこで体感したことを、仕事に生かしています」（林さん）

まるで、ふわりと透明感のヴェールを纏っているかのよう。濁りのないピュアさがありながら、大人の余裕も感じさせるメイクは、計算された色と質感の絶妙バランスが最大の鍵！

Eye
1 アイホール広めにコッパーピンクを。オンブル エサンシエル 252、2 上まぶた中央の眉下にライラックをひとはけ。下まぶた目頭側2/3にも細く。同 250 各￥5500／シャネル（ともに限定品）　3 ラメの透明感を眉尻の下にひとはけ。目頭にもくの字に。ルナソル フラッシュクリエイター EX16 ￥3300／カネボウ化粧品（1/24限定発売）

Eye-liner
黒目の終わりから目尻にかけて、やや長めにブラウン系アイラインを。アイカラーが軽やかな分、ここでメリハリをつけて。ルナソル スマッジニュアンスライナー EX04 ￥3300／カネボウ化粧品（1/24限定発売）

Cheek
上、右上、右下の3色をブラシに混ぜ取る。小鼻の上、やや鼻筋にかかるくらいの位置から横長の楕円形にふんわりとオン。コーラル系をチョイスしてヘルシーさを残して。ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト 30 ￥4620／ジルスチュアート　ビューティ

Lip
唇は“引き締め役”。なめらかなマット質感の落ち着いた血色カラーをチョイス。直塗りして軽やかに。スパイク ヴァレンティノ パープルドーズ 134R ￥7260／ヴァレンティノ ビューティ

いきいきとした肌の透明感まで引き出すかのような、まろやかなワントーンメイク。すべてのアイテムを効かせすぎず、ふんわりと入れることで、華やかながらも優しいオーラに。

Eye-shadow
Aをアイホール広めにのせたら、Bを上まぶたのキワから上に向かってグラデーション。Cを目頭に。DとEを混ぜて黒目上からライン状に引く。AとBを混ぜ、下まぶた目尻側2/3にのせる。ディオール バックステージ アイ パレット 004 セレスティアル パープル ￥7040／パルファン・クリスチャン・ディオール（11月15日限定発売）

Lip
唇全体に直塗り。程よいツヤと血色感のある唇は、幸福感のあるムードを引き出してくれる。カネボウ　ルージュスターヴァイブラント V12 ￥4620／カネボウインターナショナルDiv.

Cheek
左と中央の2色をブラシに混ぜ取り、頬に横長の楕円状にふわりとオン。透けるような発色で、自然に上気したような肌を演出。エスト トランスフィア ブラッシュ 01￥5940（11月8日発売）

High-light
黒目上から目尻側を通り、黒目下までつなげるようにしてブラシでさっとひとはけ。ダイヤモンド ダスト ドゥ シャネル ￥13750／シャネル（限定品）

淡色が織りなす奥行きにピュアな可愛さを添える。

「繊細に色を重ねて奥行きを出すパステルレイヤーが気分。その際のポイントはピュアさ。今まではクールなメイクを好んでいたのですが、最近はピュアってやっぱ最強！と思うように。青みのハイライトやシアーな質感＆潤い感で大人のピュアさをちりばめています」（林さん）

Eye
青みを秘めたハイライトで、大人のピュアさを演出
1のaをアイホールに入れて目元をトーンアップしたら、bとcを混ぜながら二重幅に重ねる。さらに黒目の外側から目尻のキワに2でラインを。目尻はやや長めを意識し、目の横幅を強調。最後に1のaとdを混ぜて眉尻下と目頭にオン。

Cheek
フォギーとシアーを重ねて、奥行きを出しつつ盛る
4を手の甲に出し、頬骨の下に置いたらスポンジを使って逆三角形になじませる。さらに3を頬骨に沿って横長に。この時目頭の下まで広げないよう注意。

Lip
湧き上がる潤いリップで、唇のフォルムをにじませる
5を直塗りで。この時リップラインはラフに仕上げておき、上から6を全体に。ジュワッとした質感を生かし、唇の輪郭をややオーバーめに仕上げる。

曖昧に色づくアイシーブルーがあどけなさと透明感を引き出す
肌の透明感を高めたいなら、アイカラーは青み発色を選ぶのが正解。ほんのりミルキーなアイシーブルーなら、肌をくすませることなく、全体にクリアな透明感が宿る。アイブロウの主張を抑えるのも、肌全体をクリアに見せるコツ。

じんわりとした発色できらめきが肌と一体化
オイルコーティング処方で、濁りのない発色と濡れツヤを持続。￥2530／カネボウインターナショナルDiv.（限定品）

赤みとパールのちゅるんと感で女っぽさと湿度のある肌が完成
肌に血色感とツヤが欲しいときは、目元はジューシーなツヤを意識したパールカラーをチョイス。落ち着いたブラウンレッドでまとめることで、全体がしっとりとした印象に仕上がり、肌にもセンシュアルににじむ血色感を演出できる。

囲み目から広がるマット質感がスマート&スムースな肌を演出
引き締まった肌を目指したいなら、マットなアイカラーでメリハリを効かせるのが有効。発色を強くすると目周りだけ沈んで見えるので、柔らかな発色のアイカラーをセレクト。フレームからにじむようなグラデーションを作り、目元と肌の質感を一体化させて。

肌の生命感を引き上げる暖色×寒色のメリハリ配色
プレイフルな色使いで、その人そのものを生き生きと印象づけるのも、ハツラツとした肌に見せるための重要要素。オレンジのアイカラーでヘルシーに仕上げたら、まつ毛には反対色のグリーンをのせ、コントラストを際立たせて。

にじむようなグラデーションで肌と目元の質感をボーダーレスに
かすみがかったフォギーなピンクシャドウを味方につければ、高度なテクニックなしでシースルーマット印象の肌が完成。狭めに重ねたピンクのグラデーションに、白みピンクをふんわりと、オーバーにレイヤリングすることで、赤ちゃん級のうぶ肌に。

パールが織りなす立体感で肌全体のハリ感印象を高める
肌全体のハリ感に、目元の立体感は欠かせないポイント。品のあるパールを目周りに広くなじませて、色よりも質感で凹凸を際立たせることで肌全体のハリ感が高まる。大粒ラメではなく、光を帯びて繊細に輝くパールを選べば失敗知らず。

Magic！リフトアップする
メイクでリフトアップを狙うなら、明暗のコンシーラーの使い分けがカギ。明るい色で顔の中央の影を払拭し、暗い色でフェイスラインに影を仕込むとメリハリのある顔立ちに。

HOW TO
ほうれい線のすぐ外側にAをのせ、指で馴染ませる。ほうれい線にコンシーラーをのせると悪目立ちするので注意。小鼻にもAをのせ、リフトアップするように外側に向かって指でのばす。Bは口角の横から耳を繋ぐラインに3点置きし、指で馴染ませて。さらに頬骨の高い位置にAを丸く広げる。頬の下が暗くなるとこけて見えるので、Aで頬の上を明るくするとふっくら感をキープできる。

Magic！スッとした鼻に
ノーズシャドウを暗めのコンシーラーに置き換え。ポイントで影を作るだけで、スッとした鼻筋を演出できます。マット質感で肌にピタッと密着するものが◎。

HOW TO
コンシーラーを小指に取り、鼻筋の両サイドの目頭下から小鼻上までの範囲に、縦のラインを意識して馴染ませる。鼻根や鼻先までのばしすぎず、ミニマムにのせると鼻筋がキュッと引き立つ。横幅も広げすぎると不自然な仕上がりになってしまうので、小指の幅感がベスト。

Magic！眉印象を垢抜けさせる
眉周りをコンシーラーでトーンアップさせると、眉の輪郭が際立ちぐっと垢抜ける。眉をサンドイッチするように、眉頭と眉尻に塗布するだけの簡単テク。

HOW TO
コンシーラーを眉頭の上にちょんと置き、楕円形に指でぼかす。コンシーラーのチップを容器のフチでしっかりしごいて余分な液を落とし、眉下の中央から眉尻に向かって写真内の線のように入れて。綿棒でアウトラインを整えるとナチュラルに馴染む。眉尻より少し長めにコンシーラーを入れてフェードアウトさせると、より洗練された印象に仕上がる。

Magic！口周りを整える
くすみがちな口周りもコンシーラーで整え、唇のふっくら感を引き立てて美人印象アップ。マットとツヤで質感のコントラストをつけるとこなれる！

HOW TO
Aを上唇の中央と下唇両サイドの口角に、輪郭に沿って引く。上唇は口角には引かず、中央の山の部分のみに入れると“ちゅん”と立体的な唇に。Bを手の甲に適量出し、指で人中と顎の中央にポンポンと広げ、さりげなくトーンアップ。Aのマットな質感とBのツヤ質感のバランスが口周りにメリハリを与える。

Magic！目元を盛る
アイシャドウを塗る前にコンシーラーと血色カラーを仕込み、目元に立体感を。肌馴染みのいいコンシーラーだからこそ自然な陰影が宿り、ナチュラルな目元盛りが叶います。

HOW TO
bのハイライトを上まぶた全体にスポンジで広げ、密着させつつ目元をトーンアップ。同じ範囲にdの血色カラーをのせ、じんわりにじむようなピンクで自然な陰影を作る。cのオレンジコンシーラーを目尻からこめかみ方向に向かって丸く広げる。目尻側に影を仕込むと目元の中央の明るさが際立ち、立体的に。aのベージュコンシーラーを下まぶたの目頭から中央にブラシで入れ、ぷっくりとした涙袋を演出。