みなさんから届いた質問やお悩みに、えみが真正面から向き合う大人気連載。10歳の娘を持つ1人の母として、円滑な人間関係の築き方について語ります。
えみはどう考えて、どう思う?
EMI SAYS...,
Q.ママ友との付き合い方どうしてますか?
A.子供ファーストで考えるようにしています
違う価値観や考え方にも興味を持てるかどうか
ママ友との付き合いって、世の中に出回っている話の多くがドキドキする内容だったりするから「実際はどうなんだろ?」って思っていたところもあったけど、自分がその立場になってみて、割と友好的な関係を築かせてもらっている気がしています。でも、今回この質問がくるってことは、きっと悩んでいる人たちも多いんだろうなって。
私の場合は保育園スタートだったけど、みんなお迎えの時間もバラバラだったりして、そんなに頻繁に顔を合わせたりすることもなかったんです。そんな中でも「なんだかこの人と仲良くなれそうかも!」って感じる人がいたりして、実際にハロウィンパーティーのときに話しかけてみたらフランクにおしゃべりしやすくて、お仕事の業界も結構近かった経験が。保育園を卒園して5年も経った今でも集まるほどの仲に。そう考えてみると、子供がいなくても一緒にご飯をしたいと思えるママさんと出会えたことは、今思えばラッキーなことだったのかもしれません。
娘が小学校に上がってからは、さらにママさんのタイプや職種が幅広くなって、元CAさんやお医者さんのような、モデルのお仕事では交わらなかったような人たちにも出会うように。自分にない引き出しを持っている人の話を聞くのは面白いし、結局は違う感性や考え方に素直に興味を持てるかどうかがカギになるような気がする。違うからって拒絶する必要もないし、そこは程よい距離感があっていいものだと思っています。そして、無理に付き合うこともないので、付き合いが苦手だったりストレスになる場合は、最初からあまり交流に参加できないっていう印象を付けちゃうのもありだと思いますよ。
多くを求めようとせずに子供の幸せを最優先に
結局のところ、ママ友とはいえ子供が主軸なんですよね。最初の頃、「◯◯ちゃんと遊びたいから、ママとLINE交換してよ〜」って子供から言われたことが本当に多くて、そういうところから繋がっていくんだなって実感した記憶が。自分ベースじゃなく子供ベースで始まる関係だと思うと、その気持ちを大切にしたい。子供達同士が仲良しなのに、親の感情で亀裂を生んでしまうことはしたくないので。だから、子供ファーストと割り切って、ママ友との付き合いに多くを求めすぎないことが、良好な関係を生む秘訣なのかも。
最近では娘が友達と一緒に習い事を始めたりして、終わったあとにみんなでご飯に行ったりすることも多くて。子供は子供、大人は大人のテーブルに分かれるので、自然と仲良くなる機会が増えました。それがきっかけでみんなでお出かけするようになると、10倍楽しい思い出になったりする。でもいずれにせよ、何よりも子供が喜ぶことが一番で、そんな娘を見ていると私自身まで幸せになれるので、それ以上に求めないのが信条です。
正直、人間同士、気が合わないことも出てくるだろうし、それは普通のことだと思います。職業柄、身の回りに個性豊かな人が多い私がひとつ言えるとしたら、“違い”を面白がることをおすすめしたいかな。そして、たとえ意地悪と思えるママさんだった場合でも、自分がどう動けば子供が楽しい生活を送れるかを考えて判断する。そして、相手の気持ちを深読みしたりもしないし、会っているときの言葉を全てだと思えば、気に病むこともないんじゃないかと思っています。
MAQUIA 9月号
撮影/北岡稔章〈えるマネージメント〉 ヘア&メイク/福岡玲衣〈TRON〉 スタイリスト/町野泉美 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) 構成・文/森山和子 企画/吉田百合(MAQUIA)
カーディガン¥31900/TAN ジャンプスーツ¥55000/YOHEI OHNO 右手人差し指ネイルリング¥9500、左手人差し指ネイルリング¥7500、左手薬指ネイルリング¥13000(enn.)、右手薬指リング¥20000(オヴ)、左手中指リング¥22000(tsugumi iwamoto)/ロードス
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