「MAQUIA」9月号では「変化にブレない私でいよう!」をテーマに、注目の人へインタビュー。時代が変わる中、こじはるが自在に羽ばたくその秘訣とは?
時代が変わる中、自在に羽ばたくその秘訣とは?
こじはるが「変化に強い」理由。
ふわっとやわらかなムードが持ち味のこじはる。一方で新しいステージを見つめ、形にしていく、実業家的な側面も。チャレンジし続けられる、その強さの根源は―― 。
自分に飽きたくないんです。
YouTubeチャンネルの開設をしてVLOGを発信するのも、ブランド『Her lip to』の立ち上げも、AKB48を卒業してから始めたこと。アイドル時代と同じような仕事の幅を維持していくんじゃなく、新しい世界で新しいことに触れてみたい。そうしないと自分に飽きてしまうから。そういう好奇心はいつだって私の中ではベーシック。でもただふわっと取り組むのはだめ。思いつきで行動したり、焦らないこと。何事も積み上げることが大事! そして、やるとなったら細かくストイックに。きっちり結果を出してこそ始めた意味があると思うんです。
最初の一歩を踏み出す勇気
私がチャレンジ精神を持ち続けることができるのは、アイドル時代に経験した「やらせてもらえなかったこと」への悔しい気持ちみたいなものが、どこかにあるからかなって気がします。新しいことを始める時は、「最初は誰からも理解されなくて当たり前」って思っているから、自分の感覚を信じて行動しちゃいますね(笑)。そして周囲をよく見て時代を見極めながら、今の自分ができること、求められていることを、まずは手の届く方法で始めてみる。大切なのはその規模じゃなく、一歩を踏み出せるかどうかなんじゃないかな。
いつも胸にサービス精神を
どうせ新しいことを始めるなら皆さんに喜んでもらいたい。例えば取材時も、呼んでいただいたからには面白いエピソードや強い言葉をひとつふたつ残さなきゃ! って思います(笑)。そんなサービス精神も、アイドル時代に徹底的に培われたもの。それで周りの方が笑顔になってくれたら私も嬉しいし、前に進む糧になるんです。今仕事が本当に楽しくて、次なるプロジェクトも模索中。たぶんこれから先も止まることはないんじゃないかな。
周りをじっくり見つめていると、
自分にできそうなこと、やってみたいことが
浮き上がってくる。目標さえ決まれば、
あとは諦めずにコツコツとやるだけ。
それでみんなに楽しんでもらうことが
私の喜びだし、次に進む原動力になる。
どんなことが起きても人生は自分次第。
自分で彩りを与えなきゃね。
Haruna Kojima
1988年4月19日、埼玉県出身。2005年AKB48の第1期メンバーとして活動を開始。2017年の卒業後はモデルやタレントとして幅広く活躍。本誌での連載も好評。2018年自身がプロデュースするブランド『Her lip to』スタート。インスタやYouTubeにも注目が。
MAQUIA 9月号
撮影/中村和孝〈まきうらオフィス〉 ヘア/朝日光輝〈SUNVALLEY〉 メイク/岡野瑞恵〈storm〉 スタイリスト/佐々木敬子〈AGENCE HIRATA〉 モデル/小嶋陽菜(マキアモデル) 取材・文/通山奈津子