ディオール ビューティ アンバサダーとして、世界基準で活躍中の水原希子さん。実は、英語がちゃんと話せるようになったのは去年なんだとか。「MAQUIA」3月号から、水原希子さんのスペシャルインタビューをお届けします。
PROFILE
1990年10月15日生まれ。10代からモデルとして活躍。映画『ノルウェイの森』で世界的注目を浴び、その後女優としての活動も広がってゆく。自身のアパレルブランド『OK』のプロデュースも話題に。現在はTBS日曜劇場『グッドワイフ』(毎週日曜、21:00~)に出演中。
英語力はさほど必要じゃない。
“好き”に正直でいることが一番大事
昔から、いつかは海外でお仕事できたらいいなと思っていたので、17歳でパリに行ってエージェンシーを回ったこともありました。でもその時はお金もなく、パリに住まなくちゃいけないって言われて、正直保証もなかったし今一歩踏み出せなかったんですよね。そうこうしているうちに映画『ノルウェイの森』のオファーを頂いたりと、違う流れがやってきて。
実際に海外のお仕事をさせてもらい始めたのは、5年前くらいかな。ディーゼルのキャンペーンモデルのオファーをもらったんですけど、その当時から海外のお仕事案件は自分でダイレクトにもらっていたものがほとんどでした。
今はSNSがあるから、DMとかチャンスはいくらでも舞い込んでくる時代。じゃあ英語が話せなきゃ!って思うかもしれないけれど、実はちゃんと話せるようになったのは去年なんです(笑)。友人つながりで外国の友達が増えていって、去年はLAの女友達の家で3カ月過ごしてそこで格段にスキルアップしました。特に猛勉強とかはしていないし、気づいたら話せるようになっていた感じです。
そこに至るまでを考えると、大事なのは語学力じゃないんだなって実感していて。必要なのは“自分が好きなものを知る”こと! 例えば好きな音楽やファッション、食べ物でもなんでも、好きなものが相手と同じだと、それは共通言語になるんです。だからお互い言葉が話せなくても、「これが好き」「わかる!」って一緒の時間を楽しめる。
話しかけたりアクションを起こすことへの恥ずかしさは、他人からどう見られるかを気にしているからなのかな?と思うんです。昔自分にもそんな頃があったからその気持ちはわかるけれど、取り繕ったところでボロは出ちゃうもの。それより、自分がシンプルに本能的に“好き”っていう感覚を信じてあげて、そこから広がる楽しい世界に目を向けた方が絶対にいいって思っています。
MAQUIA3月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) ヘア/白石りえ メイク/佐伯裕介〈eight peace〉 スタイリスト/小蔵昌子〈Y's C〉 モデル/水原希子 取材・文/森山和子
【MAQUIA3月号☆好評発売中】