「MAQUIA」3月号では、表紙に石原さとみさんが登場。2017年は「ゼロからイチの年」だったと語る石原さんの、2018年の抱負とは?

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その唯一無二の美しさと存在感で、多くの女性たちから羨望の眼差しを集める石原さん。実は、ドラマや映画などでは自分でメイクをこなしてしまうほど、プロフェッショナルな腕と視点の持ち主。


2017年はゼロからイチの年。
2018年は、もっともっと
学びの年にしたい

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Q.役のメイクもいつも
セルフプロデュース。
ドラマ『アンナチュラル』では?

A.『アンナチュラル』メイクは
5分でできます!

「今回は法医解剖医役なので、メイク感をいかに出さずにすっぴん風に仕上げるかがカギに。ベースはコンシーラーでクマを隠して、アイホールだけにマットなブラウンで陰影だけをつけたら、マスカラはあえてまつ毛の先だけに塗ってます。ライナーもごく薄く。そこに血色感を出すためのチークと、唇っぽいけれど落ちついた印象のリップを塗れば完成です」


Q.石原さんの次なるメイク計画、
教えてください

A.ドラマが終わったら
挑戦したいと思ってるのは
艶リップです!

「今まではリップが多かったんですけど、最近なんとなく『ツヤを出すのもいいかな?』って。チップにとったファンデーションで唇の輪郭を消して、リップクリームを塗って“すっぴんでも唇がキレイ”風の状態に。その上からピンクや赤のルージュを指でポンポンッとのせて、フォルムはきちんとしているけれど、仕上がりがもやもや~っとした感じをやってみたい!」


念願だった4年ぶりの舞台
やっとできることが嬉しい

2017年は『ゼロからイチにした年』だったという、石原さん。

 「すごくいい年でしたね。発見が多かった。写真集『encourage』はロケ地や洋服選び、インタビューや帰国後の写真のセレクトまで全ての作業に参加させて頂いて。周りの人たちまで巻き込んで、睡眠時間を奪ってましたけど(笑)。24時間テレビのチャリティーパーソナリティーも、自分でやると決めて企画から関わらせて頂いたり。本当にたくさんの経験から、達成感というか、なにか掴んだ感じがしました」

 その最初のきっかけとなったのが、4年ぶりに立つ舞台『密やかな結晶』の主演が決まったこと。
「2017年の始めに決定して、原作を選ばせて頂いたことがすごく大きかったです。そこで小川洋子さんの今回の作品と、ずっとご一緒したかった演出家、鄭義信さんへオファーをお願いしました。とある小島に住む人たちがいて、日に日に周囲の“モノ”への記憶がなくなっていくんです。そうするとその存在意義がなくなっていくので捨てていく。けれど代用するものを見つけたり、記憶が実はなくならない人もいたりして。人への記憶ですか? それは……舞台を観ていただければ!(笑)」

 常に邁進し続ける石原さん。今年の抱負を聞くと「まずは舞台をしっかりとお客さんに届けること、そしてこの先のために、“面白い”と呼ばれる作品をたくさん観て勉強していきたいです」と。どこまでも前向きな姿に、美しさが溢れていた。


MAQUIA3月号

撮影/菊地泰久〈vale.〉 ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/宮澤敬子〈WHITNEY〉 取材・文/森山和子 撮影協力/アワビーズ


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最終更新日:

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