美容やダイエットのための半身浴が日課になっている人は必読! 実はその入浴法、あなたの身体を冷やしているかもしれません。冷えから来る身体の不調に悩むなら、お風呂の入り方を見直して。冷え予防の専門家に聞いた、冷えない身体をつくる新しい入浴法。
漢方・食事療法・自然治療による診療を行いながら、身体を温める美容&健康法を広めている。二児の母で、女性としてのアドバイスにも定評あり。『「冷え」をとれば9割治る!』(海竜社)など著書多数。
「ぬるま湯半身浴」では温まらない!
芯から身体を温める新・入浴習慣
冷え性の人がぬるま湯で半身浴をすると身体が温まらず、せっかくの入浴が冷えを呼ぶことに! 汗かき入浴で芯から身体を温めて。
POINT
「身体が芯から温まったかどうかは、汗がプチプチでてきたかどうかで判断しましょう。10分~15分湯船に浸かって汗が出てくればOK。汗が出る=体温が約1度上がった証拠なんです。私みたいにせっかちな人は3-3-3入浴法がおすすめ」(石原先生)
ズボラさんにおすすめ!
3-3-3入浴法の5ステップ
1 42℃くらいの熱めのお湯に肩まで3分浸かる。
2 湯船から出て、3分で身体や頭を洗う。
3 また3分、肩までお湯に浸かる。
4 もう一度、湯船から出て3分待つ。
5 最後に3分肩まで浸かって終わり。
POINT
「湯船には9分しか浸かっていないのですが、ものすごく汗が出ます! しかも、30分のジョギングに相当する約300kcalも消費するので、むくみが気になる方やダイエット中の方にはぴったりの入浴法です」(石原先生)
お風呂で身体を温める強い味方!
温感系入浴剤リスト
冷えに効く入浴剤でお風呂での温め効果を一気に加速! 美肌効果があるものやいい香りのものを選べば、身体にいいことがさらにプラス。
POINT
「入浴剤は炭酸系がおすすめ。炭酸が毛細血管を拡張して血行を良くするので身体が温まりやすいです。バスソルトも◎。イオンが肌の皮脂と結びついて膜をつくるので、保湿効果があるんです。なので、バスソルトを使ったときはシャワーで洗い流さずにお風呂から上がる方がしっとりしますよ」(石原先生)
※効果には個人差があります。
イラスト/森 絵麻 文/増山 百