入浴習慣で冷え知らずの身体に! 「MAQUIA」1月号から、入浴にまつわる素朴な疑問にプロが明快アンサー。
あっためワザ
入浴編
いちばん手軽に習慣化できて、確実に効果・実感を得られる場所といえば自宅のバスルーム!
教えてくれたのは…
東京都市大学教授
早坂信哉先生
温泉療法専門医。生活習慣としての¥入浴を医学的に研究する第一人者としてメディアでも活躍中。著書に『たった1℃が体を変える』。
Q.お風呂で冷えは
改善できますか?
A.YES!!
「毎日しっかり入浴すれば症状の改善はもちろん、冷えの蓄積も防げます。さらに入浴には血管機能の回復トレーニング作用もあるといわれています」(早坂先生、以下同)
Q.全身浴と半身浴、
どちらが効果的?
A.冷えには全身浴
「心臓や肺にトラブルを抱えている人でなければ全身浴! 長時間の半身浴でも温め効果は全身浴の半分程度。湯量が多ければ水圧も強くなるので、むくみなどにも効果的」
Q.少しでも早く温まりたいから
湯温は熱めに設定
A.それ、逆効果です!
「42℃以上のお湯は刺激となって交感神経が高ぶるのでNG。血栓ができやすく、放熱スピードも早まります。じつは、ぬる湯の方が湯上がりの体温を維持しやすいのです」
Q.シャワーでも効果
は同じですよね?
A.温め効果は半分以下
「40℃前後のお湯に10〜15分つかると体温は約1℃上昇。筋肉がほぐれ滞っていた血流もよくなります。一方、シャワーだけだと体温上昇は0.2℃とほとんど効果なし」
Q.冷え対策にサウナ
や岩盤浴ってあり?
A.もちろん、ありです!
「乾式サウナは60℃程度で15分以内、ミストサウナなら40〜50℃で15〜20分、汗が流れるぐらいが目安。岩盤浴では上からバスタオルをかければ保温効果もアップ」
MAQUIA1月号
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/武田亜利紗 モデル/山賀琴子 取材・文/国分美由紀 和田美穂 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
【MAQUIA1月号☆好評発売中】
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