カラオケが苦手な人必見。「MAQUIA」12月号では、神崎 恵さんに暗いカラオケルームでも美人に見せるヘアメイクや振る舞いについて教えていただきました。
神崎 恵 Megumi Kanzaki
mnuit主宰。ビューティライフスタイリストとしての活動の他、累計100万部を超える著書の執筆をはじめ、雑誌の撮影やトークショー、セミナーなどで全国を飛び回っている。ファン待望の新著『大人のための美容本』(大和書房)も大好評発売中。美容グッズ『耳からはじめる美容革命 ear up feat.神崎恵』(主婦の友社)が10月25日よりTSUTAYA限定先行発売スタート。
2次会カラオケ
暗い室内でも美人に見せる
血色チーク&リップ
ドームやフェスが人で埋め尽くされているのを目にするたび、歌うひとというものの特別さを感じる。例えば、今をときめく女優やタレントでも、あれだけのひとを集めるのは難しい。見たこともない数の人間を数日に渡り、集め続けることができるのは、やはり特別な意味があるのだろうと思う。
歌。これこそが、その意味の核心。メロディーにのって流れる声というものは、なんというか、数十枚と重ねられているわたしたちの心のフィルターを、難なくすり抜けて面白いほど素直に入り込み、心に触れる。そしてその姿も、いつもはそう届かない部分をぎゅんと掴まれるような感覚になる。
例えばカラオケで、なんとも思っていなかった相手の歌声を聴いた途端、ちょっとカッコよく見えたことはないだろうか。ないわけじゃないぐらいに思っていたひとを「好き」になってしまったことはないだろうか。アーティストの歌声に「上手いわけじゃないんだけど、なんかいいのよね〜」と、歌う姿に、ゾクゾクと女心をうずかされたことがあるはず。歌には色気がある。そして、歌う姿というものにも色気が宿っているのだと思う。
これは女も同じ。男友達がこんなことを言っていた。「上手い下手じゃなく、可愛く見える歌い方ってあるんだよな」。可愛く見える歌い方。そんなこと考えたこともなかったから驚いた。男たちの意見をまとめると、ざっとこんなかんじ。カラオケでは少々の恥じらいとノリのよさが重要で、ちょっぴりはにかみながらも楽しんで歌う姿を見ると、「なんだよ、可愛いな」と思うらしい。そして、選曲によっては「色っぽいな」と男心がうずくらしい。さらに、色気を盛り立てる暗い照明と距離の近さが加われば、「このコいいかも」と恋心が芽生えることがあるらしい。
それならば、はにかみがさらに可愛く見えるよう、恥じらい色のチークと暗闇の中でも顔色が怖くならず、歌の雰囲気に合わせ可愛さも色気も表現できてしまう、血色カラーのリップでメイク。気になる彼の「いいかも」を狙いたい。
神崎流・美人レシピ
MAQUIA12月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/三宮幹史〈DUST FREE PRODUCTION INC.〉 ヘア/赤羽麻希〈joemi by Un ami〉 スタイリスト/コギソマナ 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
【MAQUIA12月号☆好評発売中】