「MAQUIA」8月号では、夏限定のビアガーデンをテーマに恋が始まりそうな神崎流のメイクテクニックやファッションなどのあれこれをご紹介。
神崎 恵 Megumi Kanzaki
mnuit主宰。ビューティライフスタイリストとしての活動の他、累計100万部を超える著書の執筆をはじめ、雑誌の撮影やトークショーなどで全国を飛び回っている。ファン待望の新著『大人のための美容本』(大和書房)も大好評発売中。
休日昼のビアガーデン
涼肌FD&ティントリップで長時間キレイをキープ
夏の気配を感じ出すとワクワクと心の紐がゆるくなるような。暖かい土地を訪れると心が自然と動き始めるような。そんな、感覚を感じたことがあるはず。いつもはしないような大胆な行動をとってみたり、目に映るものすべてがやけにキラキラしてみえたり、不安なんて忘れてしまうくらい、心が軽やかに広がる感覚。これは、心が感度を高めている合図。
これこそが、恋を始める絶好のタイミング!
かといって、今すぐ旅に出るというのも、気になる彼を連れ出すというのも、現実にはなかなか難しい話。では、もっと身近な場所でこんなチャンスを作れたら、どうだろう? 毎日の延長線にあるぐらいの場所、でも気分は旅並みの開放感があったなら?
そこで選びたいのがビアガーデン。夏のにおいに包まれながら、お酒のとろんと甘い温度も入る。賑やかな声も鮮やかな日差しもすべてが、恋する準備を心地よく整えてくれる。でも重要なのはここから。「気持ちいい」や「楽しい」を“恋心”に誘導するには、ちょっとしたコツがある。まずは、わかりやすく恋したくなる空気感に盛り上げること。
例えば、開放感を感じさせる服を着る。体が心地よく泳ぐような、柔らかい生地のサマードレス。大げさになりすぎないよう色はなじみのいい色を選ぶことで、日常以上、非日常未満の絶妙なバランスに。髪はふんわりと風になびくよう、笑ったり首を傾けたときに可愛く動くよう、少しゆるく柔らかに。普段見えないうなじや首筋をさりげなく見せることができるまとめ髪がいい。大ぶりのアクセで開放感をさらに引き上げるというのも効果的。そしてメイク。いくら完璧にその空気感をつくれたとしても、暑さとアルコールで顔がドロドロなんてことになったら始まる恋も始まらない。強い日差しの中でも、お酒で頬が上気しても、涼しげで透明な肌はキープ。そこに、いくらおしゃべりしても、笑っても、飲んでも食べても可愛く色づき続ける唇があれば完璧。
そんな恋する空気をつくれる女で今年の夏を始めよう。
MAQUIA8月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/熊木 優〈io〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/石関靖子 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
【MAQUIA8月号☆好評発売中】