「MAQUIA」12月号掲載の、『昨日より品格をアップするための10の提言』より5つの提言をご紹介。”品格”を身につけて美しいレディへ。
教えてくれたのは...
美容エディター
松本千登世さん
客室乗務員、広告代理店、出版社 勤務を経てフリーランスに。現在資生堂『リバイタル グラナ ス』のサイト内でも「品格」につ いてのコラムを連載中。
今、気になる
「品格ビューティー」って?
日々を丁寧に過ごすことが、前にも増して大切にさ れている現在。私たちが備えたいものは、結局「品 格」ではないでしょうか。その一言が内包するのは、 上品さや清潔感、知的さや穏やかさ。年齢を重ねる と「品格」でしか、他人との差はでません。だからこそ、今から「品格ビューティ」を探ってみてください。
essence1
身体にも心にも
「筋肉」がついている
身体にほどよい筋肉をつけるのは当たり前。
実は、まっすぐな心であり続けるためには、
心にも筋肉が必要。
それがないと、すぐにへこたれてしまう……。
やる気も前向きな姿勢も心の筋肉次第。
この筋肉さえあれば取り乱すことなく、
上品な大人の女性へステップアップできる。
essence2
付箋の一言までも、
丁寧な字であること
何気ない日常生活のひとコマ。無意識だからこそ、本質が現れる。
いつ何時も“無意識という意識”を身に着けることが大切。
例えば、付箋の文字が走り書きよりも、ほんの数秒、
時間を費やして丁寧に書いた人のほうが、誠実で清潔な印象に。
これをいかにしてさり気なくできるのかが、品格への道。
羽ペンセット ¥3700/オルネ ド フォイユ タミシオ ボールペン(トープ) ¥20000/デルフォニックス丸の内(ファーバーカステル) レターセット(ローズ) ¥800/デルフォニックス丸の内(ヴェルジェ・ド・フランス)
essence3
隅々まで意識して、
「清潔に」生きる
潔い年齢の重ね方をした人は、同時に清潔感も増す。
家をキレイに掃除するなどの対外的なことではなく、
正しい気持ちを迷わずに持ち続けている人。
ぶれない生き方は清潔に過ごさないと生まれない。そして
それは、指先や足先などの細部の丁寧さに宿っている。
essence4
嫌なことをユーモアで
笑いに変えられるのも「品格」
ネガティブなことが起きても、ユーモアの力で「笑い」に変換。
その切り替えが自分の負の感情をリセットすると同時に、
不思議な磁力に周囲も惹きつけられ、自然と温かい空気が満ちる。
どんな状況でも笑みを絶やさず、相手を立てる柔らかい姿勢。
「笑」と「柔」を併せ持つことこそ、今、身につけたい品格。
essence5
小さいバッグに、ミニマムな中身。
慌てて走らず、颯爽と歩く人
急ぐことは自分らしさを乱し、周囲に迷惑をかける。
それを知っている「走らない」女性は、美しい
立ち居振る舞いをそつなくこなす。バッグの中が
整頓されている人も、また同じ。家が片付いていそう、
料理が上手そう、仕事もできそう、身体の中までも
キレイそう……と、女性の鑑のような姿を想像させる。
クラッチバッグ ¥52000/H.P.F,98 Christopher(THEPITH)
MAQUIA12月号
撮影/增田勝行〈SIGNO〉 スタイリスト/後藤仁子 取材・文/頓所 梓 構成/木下理恵(MAQUIA) 撮影協力/星のや東京
【MAQUIA12月号☆好評発売中】