LDH史上最大規模のオーディションから誕生した4人組ボーカル&ラップグループ・WOLF HOWL HARMONY(ウルフ ハウル ハーモニー)。個性豊かな4人のボーカル&ラップが織りなすハーモニーは唯一無二! 2026年3月に発売された1st EP『tera』にまつわるインタビューを余すところなくお届けします。

WOULF HOWL HARMONY ウルフハウルハーモニー SUZUKI HIROTO GHEE RYOJI tera 集合カット

左から、SUZUKI、HIROTO、GHEE、RYOJI

WOLF HOWL HARMONY(ウルフ ハウル ハーモニー)

WOLF HOWL HARMONY(ウルフ ハウル ハーモニー)

LDH史上最大規模である約4万8000人が参加したオーディション「iCON Z〜Dreams For Children〜」のファイナリストであるGHEE(ギー)、HIROTO(ヒロト)に、iCON Z第二章から参加し、コーラスグループDEEP SQUADとしても活動中のRYOJI(リョウジ)、SUZUKI(スズキ)を加えた4人組のボーカル&ラップグループ。2023年8月にシングル「Sweet Rain」でデビュー。「人生のストーリーが重なり合い、哀愁のある一匹狼の遠吠えのようなメンバーが集まった」ことがグループ名の由来。

誰かの背中を押したり、心を動かす力になりたい

WOLF HOWL HARMONY ウルフハウルハーモニー RYOJI HIROTO tera 

──今回リリースされたEPには、昨年6月にリリースした寝起きのだるさや曖昧な朝の空気を逆手に取ったユーモアたっぷりのハイテンション・チューン「Bossa Bosa」、11月にリリースしたほろ苦くも情熱的なバラード曲「Marmalade」に加え、ファンク×ヒップホップ×ブラジルの熱量を“ガチ”で衝突させたダンスアンセム「Gachi Funk」と大切な人への思いを日常に重ねて歌った「One minute」の新曲2曲が収録されています。WOLF HOWL HARMONYとして、こんなにも様々な曲を表現するようになることは想像していましたか?

RYOJI 想像はしていなかったかもしれません。こんなにも色々なアプローチで曲を表現するのは難しいことですがやりがいはあります。チャレンジする僕たちの姿が、誰かの背中を押せたり、心を動かす力になったらいいなと思い頑張りました。どの曲も練習を積み重ねて試行錯誤を重ねて完成させたので、EP(ミニアルバム)という形でリリースができて本当に嬉しいです。

──これだけ毛色が違う楽曲ぞろいだと、制作時には自分の中のモードを変えるのに苦労したのでは?

RYOJI
 「Gachi Funk」のパフォーマンスの練習をしているときに「One minute」のレコーディングを行なっていたのですが、動から静への感情の振れ幅が大きくて少し苦労しました。

HIROTO でも僕らの中では、何を伝えたいかというのが明確になっていたので、曲ごとに気持ちの切り替えをするのはすごく大変というわけではありませんでした。

SUZUKI 僕も切り替えが大変だと感じることはないです。スイッチがバチっと入る瞬間があるので。

GHEE そうですね。僕は前日にそれぞれの曲に対するイメージトレーニングをして挑んだのもよかったです。作品を作るのは大変なことも多いけれど、みんなに早く聴いてもらいたいという思いが強かったので頑張れました。

「Bossa Bosa」と「One minute」で新たな世界が広がった!

WOLF HOWL HARMONY ウルフハウルハーモニー GHEE  SUZUKI tera 

──表現する上で一番難しかったのはどの曲ですか?

SUZUKI 「Bossa Bosa」ですかね。

──寝起きの4人がパジャマ姿のまま歌い出すMVには衝撃を受けました! 攻めたビートとのギャップもすごくカッコイイですよね。

GHEE ありがとうございます! 僕も「Bossa Bossa」です。「Gachi Funk」はライヴパフォーマンスまで込み考えて作りました。「Marmalade」と「One minute」は、自分の思いをありのまま素直に歌った曲で、歌いながら自分たちのニュアンスを入れていく感じだったので、すんなり表現することができました。「Bossa Bosa」は、真面目さが求められる一方で、遊びの要素も多く含まれている曲だったので、そのバランスを掴むのが難しかったです。

SUZUKI ストレートに表現するというよりは、色んな角度から様々なエッセンスを加えながら表現している楽曲だから難しかったよね。真面目にやっていたかと思えば、クスッと笑えるパートが出てきて、そのあとまた真剣な表情を入れたり。ただ盛り上げようと思ってパフォーマンスするだけじゃダメ、というか。世界観やコンセプトが強い分、ダンスも歌も表現するのに難しさを感じました。

RYOJI 僕は「One minute」のレコーディングに苦戦しました。特にサビは、パーンと開くのではなく、じわじわと開いていく感じなので、歌うというより、音を当てる感覚が自分の中にあって。音を当て続けないと開き切らないんですよ。すごく抽象的な感覚の話ですみません。そこに当てるために、自分の口をどう使うか、声をどのポジションにして自分のよさと組み合わせるかというかなり細かい部分にこだわりました。

HIROTO 僕もRYOJIくんと同じで「One minute」です。第一印象は自分の声にハマると思って挑んだのですが、どこか乗り切れていない部分がありました。声はハマっているのだけど、音に乗り切れず、思いが伝え切れていない感じがしたんです。それでRYOJIくんからアクセントの付け方や声の表情などのアドバイスをもらいながら、作り上げていきました。

4曲通して聴くことで広がる世界を楽しんでほしい

WOULF HOWL HARMONY ウルフハウルハーモニー SUZUKI HIROTO RYOJI GHEE tera 集合カット

──EPのタイトル『tera』に込められた思いも教えてください。

SUZUKI 大地(terra)、領域(territory)、時代(era)、そして桁違いのスケールを想起させる言葉(tera)など、ひとつの意味に収束するのではなく、僕らが今立っている内面と音楽の地形(terrain)そのものを示す言葉がタイトルの『tera』には込められています。プロデューサー陣と話して決めたタイトルではありますが、この思いは僕らの中にあった共通認識でもあり、それを表現する言葉を探す中で出てきた言葉だったんです。

GHEE ミーティングしながら決めたんだよね。みんなの意見を集約して決まったタイトルだから、すごくハマりもいいと思った。

RYOJI 最初に『tera』って言葉を聞いたときは不思議な響きを持つ言葉だと思ったけど、今はすごく気に入ってる。

HIROTO 意味を抜きにしても、響きだけでもかっこよくて刺さりました。

──そしてEP『tera』の聴きどころをぜひ教えてください。

HIROTO 「Gachi Funk」は、ブラジルのバイレファンキをベースにした曲で、音楽の楽しさに出会えると思います。『tera』という作品が、地域を超えて音楽の素晴らしさを届けられたらいいなと思っています。

RYOJI 先にシングル曲としてリリースしていた「Marmalade」と「Bossa Bosa」も、『tera』に収録されたことで、新しい魅力が生まれたと思っています。「Bossa Bosa」というちょっと不思議な曲で始まり、次に「Gachi Funk」という踊りたくなるような曲が来て、「Marmalade」で甘いほろ苦い気持ちを思い出し、最後に「One minute」が未来を照らし出すというストーリーを感じてもらえたら嬉しいです。

SUZUKI まさにRYOJIが言ったような楽しみ方をしていただけたら、僕らが『tera』に込めた思いが届くのだと思います。『tera』が多くの人との絆を深められる作品になることが僕の願いです。

GHEE 『tera』を通して、自分たちが今いるフェーズや覚悟をしっかり伝えられたはず。これから僕たちがどう進んでいくかを想像しながら聴いてもらえると嬉しいです。

WOLF HOWL HARMONY 1st EP『tera』発売中!

WOULF HOWL HARMONY ウルフハウルハーモニー SUZUKI RYOJI HIROTO GHEE tera EP ジャケット写真

撮影/東 京祐 構成・取材・文/菊池美里 企画/高井佳子(MAQUIA)

公開日:

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