13人組グループ・SEVENTEEN(セブンティーン)が愛知・大阪・東京・福岡の4都市をまわるドームツアー『SEVENTEEN WORLD TOUR [NEW_] IN JAPAN』を開催。メンバーと5万人のCARAT(SEVENTEENのファンネーム)が忘れられない時間を過ごした12月11日の東京ドーム公演の模様をレポートします!

- まるでランウェイを見ているかのような華やかなオープニング
- ソロステージは、9人の個性と武器が炸裂!
- DINO
- JUN
- VERNON
- JOSHUA
- DK
- SEUNGKWAN
- THE 8
- MINGYU
- S.COUPS
- MCが始まると、仲よしすぎる9人のワチャワチャが止まらない♡
- アンコールで歌う曲は、CARATのリクエストで決定!
- 9人それぞれの想いがこもったコメントを全文掲載!
- CARATを楽しませるのに全力なメンバーと駆け抜けた3時間半!
まるでランウェイを見ているかのような華やかなオープニング
開演と同時にメインステージの上手と下手から現れた2台の車がアリーナ外周を進み、センターステージに続く花道のそばで停止。そこからJUNとサングラス姿のMINGYUが降り立つと、会場全体から割れんばかりの歓声が起こります。
続いて、メインステージにTHE 8が登場。さらに、その両サイドにDKとSEUNGKWAN、JOSHUAとVERNON、センターステージにDINOが次々と姿を現します。全員がモノトーンルックに身を包み、それぞれが音楽に合わせてメインステージ中央に向かって移動する姿は、さながらランウェイを歩くモデルのよう。
そして、最後に降臨したのは統括リーダーのS.COUPS。メインステージに集まった9人を乗せたステージはそのまま上昇し、ライブはデビュー10周年の記念日にリリースされた5th Album『HAPPY BURSTDAY』の収録曲『HBD』で幕を開けます。
無数の炎が上がる中、メンバーの「Everybody,Jump!!」の声に合わせてCARAT棒(ペンライト)が揺れ、息つくひまもなく緑の稲妻のような演出とともに2曲目の『THUNDER』に突入。CARATの大きな掛け声がSEVENTEENのパワフルなパフォーマンスをよりいっそう盛り上げ、東京ドームの一体感は早くも最高潮に!
ソロステージは、9人の個性と武器が炸裂!
DINO

それぞれのソロステージは、9人の個性がそのまま映し出されたような多彩な内容に。
まず先陣を切ったのは、グループのマンネでありながら正確でキレのあるダンスに定評があるDINO。引き金を引く動きを取り入れ、力強さとセクシーさを併せ持ったパフォーマンスでCARATを『Trigger』の世界観に引き込みます。
JUN

『Gemini』を披露したJUNは、冒頭でその端正な顔がモニターに大きく映し出された瞬間に歓声が。大聖堂の映像をバックにしながら妖艶に舞い、神々しさを感じさせるパフォーマンスで魅了します。
VERNON

続いて、暗闇にひとり姿を現したのはVERNON。エレキギターを手にして『Shining Star』を歌い始めると、東京ドームがライブハウスのような空間に早変わり。途中、歌詞を「TOKIO shooting star」と替え歌する、うれしいサプライズも!
その後のMCでVERNON自ら「TOKYOだと味が出ないからTOKIOにしてみたんです」と解説し、その姿を笑顔で見守るSEUNGKWAN。すると、S.COUPSが「SEUNGKWANさんはいつもVERNONさんにだけ寛大です」とスネ気味に……。
すかさずSEUNGKWANが「『GOING SEVENTEEN』(YouTubeチャンネル内のコンテンツ)のマフィアゲームの時、S.COUPSさんが僕のことを疑っていたので大嫌いでした(笑)」と言えば、S.COUPSが「だって顔つきからして、どうしても疑いたくなるじゃないですか!」と返す微笑ましいやりとりもありました。
JOSHUA

続いては、VOCAL TEAMのソロステージ。JOSHUAの『Fortunate Change』は、恋に落ちたことで何気ない日常が変わっていく──そんな幸せな変化を甘く優しい歌声で表現します。
DK

次にステージに登場したのは、彼氏ルック感満載の黒ぶち眼鏡姿のDK。曲に込められたポジティブなメッセージを届け、モニターにはCARATも歌えるようにとカタカナ表記の歌詞が。その直後、笑顔で「みんな一緒に!」と呼びかけるDKの姿は、まさにソロ曲『Happy Virus』そのもの!
SEUNGKWAN

SEUNGKWANは、ピアノを弾きながら『Raindrops』を披露。歌詞に綴られた切ない情景が思い浮かぶような表現力豊かなボーカルに酔いしれたCARATからは、盛大な拍手が起こっていました。
THE 8

THE 8のソロ曲『Skyfall』のテーマは、自由と墜落、そして解放。繊細さとダイナミックさが共存するダンスでCARATの視線を釘付けにし、最後は過去から解き放たれ前へ進もうとする歌詞と重なるように花道へと駆け出す姿が印象的でした。
MINGYU

MINGYUの『Shake It Off』は、彼がかけていたサングラスを外すと同時にスタート。自己肯定感全開の1曲にのせて激しく踊るたびにシルバーのジャケットの下から鍛え抜かれた胸筋がのぞき、悲鳴に似た歓声が上がります。
S.COUPS

9人のソロステージを締めくくったのは、S.COUPSの『Jungle』。デビューから10年が経った今もなお最前線を走り続けるSEVENTEENだからこそ歌える攻めたナンバーの途中で、おもむろに羽織っていたジャケットを脱ぎ、さらに挑発するような表情でシャツのボタンをひとつ外します。東京ドーム全体を掌握するパフォーマンスは、終了後もしばらくどよめきが起こっていたほどの迫力でした。
MCが始まると、仲よしすぎる9人のワチャワチャが止まらない♡

ライブの後半戦は、情熱的なアイデンティティを表現した『HOT』で文字通り熱く盛り上げたかと思えば、『HIT』ではSEVENTEENの真骨頂と言える滞空時間までピッタリそろった群舞を披露! MCでDINOが「今のブロックがまさにハイライトと言えます」と自信をのぞかせていたのも納得の、圧巻のパフォーマンスが続きました。
そして、そのMCで見られたのは、数多くのメンバーの仲がよすぎる姿。MINGYUがVERNONの背負っている衣装の小さなバッグの重さが実は10kgあるという冗談を言ったことをきっかけに、「公演の間も鍛錬しています」とVERNON。「いつ成果を見せてくれるんですか?」と尋ねるMINGYUに、VERNONが「人生自体が鍛錬ですよ」と即答し、「さすがVERNONさん!」とDINOが絶賛。
その後、DINOが客席に向かって「[NEW_]コンサートを以前にも見た方はいますか?」と聞くと、「네~(はい~)」という返事とともに多くのCARAT棒が揺れます。MINGYUが「ライブビューイングとストリーミングがあるから~」と言うと、「はい、そうですね」とDINO。その相槌があまりにドライだったため、CARATから笑い声が起きると、MINGYUが「どうして笑ってるんですか?」と不思議顔に。SEUNGKWANの「MINGYUさんのコメントをDINOさんが横切ったからじゃない?」というひと言で無事解決したものの、「ちょっと待って、僕たちもっと愛し合いましょうよ!」というSEUNGKWANの提案で、9人が輪になって「サランへ~♡」と絆を深めていました(笑)。
その後は、「セットリストにない曲を歌ってみましょう!」(SEUNGKWAN)のコ-ナーへ。
歌ってほしい曲のタイトルを叫ぶCARATの声に耳を傾け、決まったのは『Adore U』。メンバーが「イントロください!」とバンドにリクエストし、CARATと大合唱します。
ここで、「この曲の好きなパートがあります」と話し始めたJOSHUAがDINOにお姫様抱っこしてもらいながらその部分を歌うと、MINGYUからDINOに「本当に重いんですか? それとも重そうな演技をしてるんですか?」と質問が。DINOが「パフォーマンスというものは普段の2倍に表現すべきだと思います」と語り、そのしゃべっている姿をSEUNGKWANが背後でマネして……と、笑いが渋滞する場面も。
続いてCARATのリクエストにこたえて披露したのは、『MANSAE』と『Pretty U』。『Pretty U』のあとには、JOSHUAが「僕はこの曲に思い出がいっぱいあります」と、過去のショーケースでセンターに立ちながらひとりだけカウントがずれたダンスを踊った、今も語り継がれる名シーンを再現。メンバーにとってもCARATにとっても忘れられない思い出話で大盛り上がりでした。
アンコールで歌う曲は、CARATのリクエストで決定!

アンコールは、グッズのTシャツやパーカに着替えた9人が2台のトロッコに分かれて乗り込み、アリーナ外周を1周。
『A-Teen』や『9-Teen』、そしてDKの「僕は本当にさみしいですよ~」という突然のウソ泣き(?)にJOSHUAが「僕たちは……ひとりじゃない!」と返すお茶目な曲振りで始まった『ひとりじゃない』を歌いながら、スタンド席に向かって手を振ったりハートを作ったりと、感謝の気持ちを届けていきます。
メインステージに戻って披露されたのは、MINGYUが「この曲は、みなさんと僕たちの物語です」と紹介した『あいのちから』。今の季節にピッタリなウィンターソングで東京ドームはロマンティックな雰囲気に包まれ、CARATから温かい拍手が送られました(その音をイヤモニを外して聞いていたMINGYUから「日本でライブをすると、いつも拍手の音が本当にキレイです。どうもありがとうございました」と日本語でコメントが!)。
ここで、ひとりひとりがこの日のライブの感想を伝えていく時間に。
9人それぞれの想いがこもったコメントを全文掲載!

JUN
今日会場に足を運んでくださったすべてのCARATのみなさん、ありがとうございます。今日は木曜日ということで平日なのですが、横の席まで全部埋めてくださって、CARATのみなさんのおかげでこうやって大きい会場でずっとコンサートができていると思います。
みなさんがCARAT棒を振ってくださる時に、本当に可愛いなと思います。先ほど『あいのちから』の時に自分のパートで本当はカメラ目線をしなければいけなかったんですけど、CARATのみなさんのことが見たくて、ずっとあっちやこっち(目を左右にキョロキョロ)を見てしまいました(笑)。本当にありがとうございます。これからも頑張ります。愛してる~!

DINO
(カメラを満面の笑みで迎えて)みなさん、楽しかったですか? この広い会場を埋めてくださって、心から感謝申し上げます。どれほど僕たちのことを待っていてくれたのかがわかる気がします。みなさんが待ってくれていたぶん、カッコいいステージをお見せするように頑張りましたが、むしろ僕たちがみなさんから力をもらえた、そんな公演だった気がします。
(ここで急に日本語になり)しかし……!(会場から笑いが起き)なんで(笑)? しかし、このコンサートはまだ終わりません。最後まで楽しく遊びましょう! 愛してます♡

S.COUPS
……お疲れ(←イケボでささやく)。本当にこの東京ドームに来ることが夢だったのですが、こうして東京ドームでコンサートができることをCARATのみなさんに感謝したいと思います。
僕は、東京ドームにまつわるいい記憶を持っています。'FOLLOW' コンサートの時、僕はSEVENTEENの公演を客席から見ていましたよね? その時ももちろんよかったのですが、やっぱりステージの上にいるほうがいいですね。これからはSEVENTEENが公演を行う時は必ず抜けることのないS.COUPSになりたいと思います。このいいエネルギーを韓国にいる今回来られなかったメンバーにもしっかりと伝えたいと思います。大好き♡

JOSHUA
みなさん、楽しかったですか~? いつもアンコールの時に会場を端から端までまわりますよね。本当は来てくださったみなさんひとりひとりに挨拶をしたかったのですが、それができなくて残念です。僕に手が100本くらいあれば、できたのに(笑)。
会場をまわりながら、そして公演を行いながら、みなさんの愛情をしっかりと感じられました。みなさんの“あいのちから”を感じました。先ほどメンバーも言っていたように今日は木曜日にもかかわらず、この大きな会場を埋めてくださって、ありがとうございます。本当にみなさん、感謝しています。そして、最後に……(少し照れながら)イット~?(CARAT「シナモ~ン‼」)ありがとうございます。

THE 8
今日も一緒に公演を楽しんでいただき、ありがとうございます。SEVENTEENのメンバーには空白、不在があるのですが、CARATのみなさんはこの大きな会場を空白なしに埋めてくださいました。本当にありがとうございました。みなさんからいただいた愛情のぶんだけしっかりこたえられるアーティストになるために努力したいと思います。
なので、CARATのみなさんは心配しないでほしいです。しばらく空白が続くかもしれませんが、残ったメンバーがベストを尽くしてユニット活動やソロ活動をできる範囲で頑張りますので、それを見ていただきたいと思います。ありがとうございます。

VERNON
(カメラに抜かれた瞬間、脱ぎかけだったジャケットをあわてて着て)SEVENTEENのコンサートに来ていただき、ありがとうございます。日本でこんなにたくさんの愛をいただき、光栄です。CARATのみなさんのおかげで、いつも楽しく活動ができていて、みなさんにお見せしたいものがどんどん増えています。ぜひこれからも期待していてください! 愛してます!

DK
今日は、みなさんのおかげで最高の1日でした。ありがとうございます! 本当にみなさんのおかげで、すごく幸せでした。平日にもかかわらずこの会場をいっぱいに埋めてくださって、ありがとうございます。特に両サイドのみなさんはよく見えなかったかもしれませんが、一生懸命応援してくださってありがとうございます。
そして、今日ここに来てくださったすべてのCARATのみなさん、ありがとうございます。みなさん、おなかすいた~? おなかすいたって言われたら、“じゃあみなさんちゃんと食べてね”と言おうと思ったんですが……(着ていたパーカのフードからバナナを取り出して、ひと口食べる)愛してるよ~、また会いましょう~。

MINGYU
みなさん、お疲れさまでした! 今回大阪のライブのあと、月曜日火曜日水曜日の休みを東京で楽しみました。おいしい食べ物をたくさん食べて、飲み物もちょっと飲んで……(ここでメンバーから「本当にちょっとですか?」、「なまさけ~?」とツッコミが入り、シーっと人差し指を口にあてるMINGYU)本当に楽しかったですけど、でも僕はやっぱりみなさんと一緒にライブをしている瞬間が一番大好きです。
今日、本当に楽しかったです。ありがとうございます。そろそろ年末でしょ? 26日まで一緒に頑張りましょう! 寒いから体にも気をつけて。すぐ会いましょう! お疲れさまでした。またね(投げキッス)!
CARATを楽しませるのに全力なメンバーと駆け抜けた3時間半!

CARATへ想いを語ったあとは、『Eyes on you』から始まり、『今 -明日 世界が終わっても-』や『CALL CALL CALL!』など人気の曲を次々と歌っていく9人。
そのなかで印象的だったのは、CARATに「聴きたい曲ありますか?」と問いかけたり、メンバー同士で「感動的な歌、歌ってみます?」と提案したりしながら歌う曲が決まっていく場面の数々。セッション感を大事にして、その場でライブを作り上げてしまうところは、楽曲制作から振付に至るまでメンバーが携わっている自主制作グループならでは!
ツアータイトルにある [NEW_] は、SEVENTEENが新たな挑戦を繰り広げることを暗示する言葉。“NEW”のあとに空白を置くことで、彼らの無限の可能性を表現しているそう。SEVENTEENはこれから私たちにどんな景色を見せてくれるのか、よりいっそう楽しみになる3時間30分のステージでした。
写真/ (P)&(C) PLEDIS Entertainment 取材・文/吉川由希子
公開日:























































































SEUNGKWAN
CARATちゃ~ん、今日楽しかったですか? 僕も楽しかったですし、幸せでした。みなさんのおかげで、一生懸命頑張れました。僕たち、この年末をドームツアーをしながら過ごしていて、だいぶ天気が寒くなってきましたが、それでもCARATのみなさんがいつもそばにいてくれることを考えると、まったくさみしくありませんし、寒さもあまり感じません。
またメンバー全員がそろって必ず公演をしたいですし、絶対一緒にしますという約束をしたいと思います。僕たちチームのことを好きになってくださっているCARATのみなさん、本当にキレイです。改めて感謝したいと思います。お疲れさまでした! 応援するのも本当は大変ですよね。本当にありがとうございます。愛してます(ハートのジェスチャー3連発)!