「MAQUIA」7月号から、この季節に気になる髪のパサつき&UVダメージの正しいケアをご紹介。今年はダメージ知らずの髪で夏美人に。Image title

Q.みんなの髪悩みって何?
A.マキア世代に共通の悩みは、ダメージ!

多くの人が髪悩みとしてあげたのが「パサつき」。そのほか乾燥やまとまりにくさ、ツヤのなさなどダメージ由来の悩みがずらり。スタイルも大事だけれど、まずはケアを見直すべき。

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教えてくれたのは

P&G 研究開発部 シニアサイエンティスト 林 陽子さん
幅広いリサーチや研究をベースにした、髪と頭皮を根本から美しく導くヘアケア知識に精通。ヘアケアプロダクツの製品開発を担当。

美髪アドバイザー 田村マナさん
自身もストレスから20代で薄毛に悩み、正しい知識とセルフケアで克服した経験が。共著『頭皮ケアで始める美髪バイブル』(講談社)

ビューティ・プロデューサー 美香さん
『AMATA』オーナー、毛髪診断士。新しいトリートメントやプロダクツをキャッチする鋭い感覚の主。腰まで届くツヤ髪でも有名。

資生堂リサーチセンター 島田有紀さん
研究員・毛髪診断士。抜群のスタイリング技術と幅広いヘアケアの知識を活かし、健康的でスタイルが決まる美髪のコツを啓蒙中。

『サロン・ド・リジュー』オーナー 永本羚映子さん
まだ頭皮ケアが注目されていなかった15年前にサロンを開業。頭皮をデトックスする独自のアプローチと結果に熱烈なファンが多い。


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ダメージ知らずの髪で、夏美人に

30代のダントツ悩みはこれ
パサつき

スタイルがまとまらず、清潔感もなくなる髪のパサつき。その克服法を徹底リサーチ。

Q.髪が傷む原因って?
A.紫外線や熱、摩擦、カラーリングにパーマ…髪には多大なストレスが

「ヘアカラーやパーマ、それに摩擦や熱などの物理的な要因、それから紫外線・冷暖房による環境的なものが3大要因」(島田さん)
「間違ったブラッシングや洗髪などもダメージ要因に」(林さん)


Q.一度ダメージを受けた髪は戻らない?
A.「治す」のは無理ですが、目立たなくはできます

「髪は肌のように再生しないので、一度受けたダメージはそのまま。ただしケアで目立たなくなります」(島田さん)
「技術が格段に進化しているので、ダメージを忘れられる髪が可能に」(美香さん)

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AMATA
●東京都港区南青山6- 4-14 INOXAOYAMA 5F 
☎03(3406)1700 
営11:00〜21:00(日・祝日10:00〜19:00)
㊡火・水曜 
http://www.pro-feel.net/
質感持続型トリートメント「ドゥーエ・オット」(¥11500)開始。


Q.いま、30代の髪ってどんな状態?
A.キューティクルが剥がれている人が多い

「髪や頭皮の老化は25歳から始まりますが、30歳前後は自覚がないもの。スコープで見るとキューティクルが剥がれている人、コテの使いすぎでキューティクルがなくなっている人も」(永本さん)

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資料提供/サロン・ド・リジュー

Q.ダメージのない髪ってあるの?
A.生まれたての髪はいつだってバージンヘア

「生えてくる髪は赤ちゃんのバージンヘアと同じく、ダメージを受けていない状態。だからケアを始めればダメージは最小限で防ぐことができるんです」(永本さん)


Q.髪の傷みやすさは遺伝する?
A.毛質が似るので、ダメージ度合いも似る可能性大

「キューティクルの厚みや髪の細さなどは遺伝しますよね。猫っ毛で細い髪のほうが傷みやすいので、その意味ではダメージも遺伝するといえるかも」(田村さん)


Q.リンス、トリートメント、コンディショナー……私の髪に合うのは?
A.なめらかさ優先ならリンス、内部補修ならトリートメントかコンディショナー

「リンスやコンディショナーは髪を酸性成分で引き締めるもの、トリートメントは内部に浸透して補修するものというのが基本。メーカーによって位置づけがかなり違います」(田村さん)


Q.多少パサついた髪は巻きやすい気が……
A.事実ですが放置しないで!

「パサついた髪を当然と思っている人が多いですね。ツヤやハリ、コシのある髪のほうがカールがつきにくいのは事実ですが、放置していると切れ毛や細毛になってしまいます」(永本さん)


顔より太陽に近い髪と頭皮は要注意
UVダメージ

日差しをモロに浴びてしまう髪と頭皮。そのダメージをしっかり防ぐのが美髪の近道!

Q.髪が日焼けするとどんなダメージが起こる?
A.乾燥や枝毛、色あせなど複合的に勃発します

「髪のメラニンが破壊され、色があせますね。それに弾性も低下で髪の組織の結合が切れ、枝毛や切れ毛につながります。また、頭皮の皮脂が酸化するのでニオイやかゆみも生じやすく」(美香さん)


Q.ヘアケア以外のUV対策は?
A.日傘やインナーサプリ、βカロテンを

「日傘をさす、通気性のよい帽子をかぶるなども立派なヘア&頭皮のケアに」(永本さん)
「肌の日焼けダメージを防ぐサプリは、頭皮にもいい影響が。焼けた後はビタミン類をたっぷり摂って」(田村さん)


パサつき&UVダメージ…夏の日差しに負けない美髪をつくるためのQ&A_1_1
30代のダントツ悩みはこれパサつきQ.髪のパサつきを防ぐには?A.まずは保湿を徹底して「上質のオイルが配合されたプレマスクで、頭皮にもしっかり潤いを与えてみて。しなやかな髪が育まれます」( メルヴィータPR・宮地麻実さん)シャンプー前に使い、髪と頭皮をまず保湿。オイルコンセントレイトマスク 175ml ¥3500/メルヴィータジャポン
パサつき&UVダメージ…夏の日差しに負けない美髪をつくるためのQ&A_1_2
Q.あまり洗わないほうが傷まない?A.ゴシゴシ洗いは大NG「髪をゴシゴシこすっていたり、強い洗浄剤で傷めているケースが。濡れた髪は最も刺激に弱いので、摩擦などのストレスを最小限にするため、泡でなくクリームで洗うのも手」(ロレアル パリPR・川井さん)エクストラオーディナリー オイル ラ クレム ラヴォン クレンジングクリーム さらさらシャイン 440g ¥1400( 編集部調べ)/ロレアル パリ
パサつき&UVダメージ…夏の日差しに負けない美髪をつくるためのQ&A_1_3
Q.寝るときの姿勢でもダメージが防げるって本当?A.髪をこすらないようにするとGOOD「寝返りによる摩擦や頭の重さも、髪のダメージの一因に。ロングヘアの人は、寝るとき髪が体の下敷きにならないように頭上に逃がすのがおすすめ」(田村さん)
パサつき&UVダメージ…夏の日差しに負けない美髪をつくるためのQ&A_1_4
顔より太陽に近い髪と頭皮は要注意UVダメージQ.日焼け予防のおすすめは?A.髪やボディ用のものならベタつきなし「絶対に素の髪のまま外に出ないこと。私は髪や頭皮用の日焼け止めを一年中使います。日焼けを防ぐと髪の水分量が一定に保たれ、パサつき予防に」(美香さん)1 白浮きせず髪の退色を防ぐ。いち髪さらツヤつづく和草UVカットスプレーSPF50+・PA++++ 50g オープン価格/クラシエホームプロダクツ 2 ディフェンスプロテイン・セリシン配合。サンプロテクタースプレー SPF50+・PA++++ 50g ¥3400/Dear Mayuko
パサつき&UVダメージ…夏の日差しに負けない美髪をつくるためのQ&A_1_5
Q.日焼けによる髪のダメージ、最良のケアは?A.焼けてしまったらシャンプー前のオイルパック!「シャンプー前の乾いた状態でオイルをたっぷり塗ってパックを。そのまま30分〜1時間くらい放置し、芯まで潤してからシャンプーするとかなり回復」(田村さん)髪にも頭皮にも使えるさらりオイル。軽やかなテクスチャーと爽やかな香りも◎。ゆず油 無添加ヘアオイル 60ml ¥1000/ウテナ
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パサつき&UVダメージ…夏の日差しに負けない美髪をつくるためのQ&A_1_10


MAQUIA7月号

撮影/向山裕信〈vale.〉(人物) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/野口由佳〈ROI〉 木部明美〈PEACE MONKEY〉 スタイリスト/程野祐子 モデル/イーラン 川口優菜 土屋巴瑞季 構成・文/高見沢里子 企画/鵜飼香子(MAQUIA)


【MAQUIA7月号☆好評発売中】

最終更新日:

MAQUIA書影

MAQUIA2024年11月21日発売号

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