朝起きて鏡の中の顔がむくんでいるだけでテンションDOWN。しかも、ケアしても効き目がイマイチ……というあなたに、個々のむくみに対応した最適ケアをレクチャー。
毎朝のがっかりの原因&対策がわかる
むくみタイプ別ケアで
すっきりシャープな小顔に
「THE ONE.」院長。チャーミングな人柄と美容への明快な回答で人気。YouTube「えりりんちゃんねる」は常に話題の的!
編集おはぎ
顔はもちろん全身のむくみと格闘して早10年。むくみにいいと聞けばすぐに飛びつくが、効果はイマイチ。
むくみタイプ別の原因・ベストケアを教えます
自分のむくみタイプがわかったら、その原因とベストケアをチェック。むくみは日々の生活習慣によるところが大きいから、少し心がけるだけでも効果絶大!
ためこみむくみTYPE
水を排出する機能がキャパオーバーを起こしている証拠
「水分は腎臓でろ過され排出されますが、水やアルコール飲料を摂り過ぎるとろ過が追いつかず、むくみへ一直線。塩辛いものを食べると喉が渇くように、体内の塩分濃度のバランスをとろうと水分をためこみやすくなるんです」
BEST CARE
水分の排出を促す食事や飲み物、サプリが吉!
「暑いから、美容にいいからと、大量に水分を摂るのは控えて。また、水分排出にはスイカやかぼちゃなどに多く含まれるカリウムが効果的。食物繊維なども積極的に!」
停滞むくみTYPE
運動不足や冷え、タンパク質不足な食生活で巡りが低下
「運動不足による筋力低下や、肉類や魚介類、大豆製品などのタンパク質不足に陥ると、血液やリンパ液を心臓に戻す筋肉のポンプ作用の働きが弱まってしまい、むくみの原因に。また、冷えも血流が滞るため、むくみが生じやすくなるんですよ」
BEST CARE
全身や顔の巡りを上げるあの手この手にトライしてみて
「運動はもちろん大切ですが、水圧&保温効果の高い湯船に浸かるのも十分有効。巡りや代謝を上げるクエン酸、ビタミンB群、ポリフェノールなどの摂取もおすすめ」
糖質過剰むくみTYPE
水分を抱え込む性質の糖質を取り過ぎ傾向に
「体内で糖質が余るとグリコーゲンとして貯蔵。あまり知られてませんが、これが3〜4倍の水分と結びつく性質があり、むくみの原因に。さらに空腹時にいきなり糖質を摂って、急激に血糖値を上昇させるのも要注意です」
BEST CARE
糖質の量を減らすのが有効! 食べる順番の見直しもGOOD
「気持ちはよくわかるけど、甘いものやパン、パスタなどの糖質の摂り過ぎはぐっと我慢! バランスの良い食事を心がけて。野菜から食べるなど食事の順番に気をつけるのも◎」
スランプむくみTYPE
生理前や睡眠不足、ストレスなどもむくむ引き金に!
「生理前にプロゲステロンの分泌量が増えると、むくみやすくなります。一方で、睡眠不足やストレスなどで自律神経が乱れることによっても、血流が悪くなってむくむから、スランプ時も気が抜けませんね」
BEST CARE
生理前の対策や自律神経を整えることが効果的!
「生理前にむくみが酷い方はピルなどでホルモンバランスを整えるのも手。また、睡眠不足やストレスには、睡眠環境を整える、深呼吸、適度な運動、リラックス時間を持つなど自律神経を整える工夫を」
MAQUIA 9月号
撮影/山口恵史(物) イラスト/腹肉ツヤ子 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/萩原有紀(MAQUIA)
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