過去、大幅減量に成功した経験を持つ美のプロたちの「私はこうして痩せました!」という体験談をお届けする短期連載企画。今回のゲストは、医師の石原新菜先生。腹八分目の食生活や適度な運動、毎日湯船につかるなど、健康的な生活を送ることで自然に痩せられたという石原先生の、ダイエットヒストリーを紐解きます。
医師・イシハラクリニック副院長
石原新菜先生
父である医師、石原結實氏とスイス人の母のもと、幼少期をスイスで過ごす。現在は父が経営するイシハラクリニックの副院長を務め、漢方医学や自然療法、食事療法による病気治療を行う。13万部を超えるベストセラー『病気にならない 蒸しショウガ健康法』 (アスコム健康BOOKS刊)をはじめ、健康法や食にまつわる著書多数。「温めドクター」としてテレビやラジオなどでも活躍している。
健康的な生活に勝る近道はなし!
石原新菜先生のダイエットQ&A
Q.ダイエットを始めた当時のきっかけは?
A.「体調不良です。ダイエットしようと思ったのではなく、とにかく体調が悪過ぎました……。大学時代、運動しない、湯船につからない、おまけに食事も不摂生な生活を過ごしていたら、肩こりや頭痛、生理不順をはじめ、切れ痔、多汗症、巨大ニキビ、低体温、ひどい花粉症などなど、数え切れないほどの不調が発生。研修医になって寝られない生活が続くと、完全に生理が止まりました。これではまずい!と思い生活をすべて改善したら体調が回復。その結果、61kgあった体重が51kgまで減りました」
左がBEFORE/右がAFTER
Q.成功したダイエットの内容・エピソードは?
A.「週1〜2回のジョギングと、毎日湯船につかって汗をかくこと。私は夏は42℃、冬は43℃の熱めのお風呂に入ります。お風呂上がりのストレッチも欠かさず。朝食は、人参1本とりんご1個をジューサーにかけた人参りんごジュースを常温で頂いて終了。ビタミンやミネラルが豊富ですし、適度に糖分が補えるので朝に最適です。昼は玄米と梅干しのおにぎり、皮ごとすりおろした生姜紅茶を。夜は軽めの和食です。冷えはダイエットだけでなく体にとっても大敵なので、24時間365日腹巻をしています!」
Q.過去に失敗したダイエットは?
A.「水をたくさん飲むダイエット。むくむだけで全然痩せないし、頭が痛くなるわ、下痢になるわで散々でした。しかも、水太りになるのでやめました」
Q.リバウンドしないために意識していることは?
A.「食べ過ぎないことと、運動を続けること。いったん体重が増えると元に戻すのが大変なので、お付き合いや旅行などで食べ過ぎてしまったら、2、3日で戻すように心がけています」
Q.ダイエット成功後の周囲の反応や、ご自身の変化は?
A.「周囲の反応よりも、自分の体調がものすごくよくなったので、それが一番嬉しかったです。健康になってトラブルがなくなると本当に快適なんだ!と気づきました」
Q.日常で簡単にできるダイエットのアイデアを教えてください。
A.「運動を取り入れないと変な痩せ方をするので、筋肉を落とさないこと、筋肉をつけることが大切です。エスカレーターよりも階段を使う、ちょい遠回りして帰る、家でスクワットを30回やる、電車の中で立ったまま姿勢を正しくしてインナーマッスルを鍛える、電動自転車ではなくあえて普通の自転車に乗る、早歩きを意識するなど、ふだんの生活で出来ることはたくさんあります。甘いものが食べたくなった時は、ココアやナッツ、ドライフルーツがおすすめです」
Q.ダイエットが続かない女性に向けてエールやアドバイスをお願いします!
A.「見た目が痩せているからって、健康とは限らないんです。健康な生活を続けると、自分にちょうどよい体形、体重になります。健康が一番大切なので、体重や脂肪率などの数字をあまり気にしないで、健康体になるように毎日の食事に気をつけて、運動や湯船につかることを続けてください。痩せていても冷え性がひどかったら、色々な病気につながってきます。体が健康で不調がなくなれば、気持ちも前向きになりますから、自然と笑顔が素敵な女性になるはず。ぜひ、周りにもいい影響を与えられる女性になっていただきたいです! 何度も言いますが、健康が一番大切!!」
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「私はこうして痩せました」体験談12選
※この記事はあくまでも本人の体験談に基づくものであり、効果・効能を示すものではありません。
取材・文/鈴木智美 企画/織田真由(MAQUIA ONLINE)