太るイメージが強い油も、上手な付き合い方を身につければ味方に!? 「MAQUIA」10月号の特集『ダイエットの正解100問100答』から、油にまつわる疑問にプロがお答え。
さまざまな説のあるダイエット。そこで今回は……いろいろな識者の方々に、それぞれの立場からお答えいただきました!
延べ20万人以上の患者を
診てきた医師として回答
AGE牧田クリニック院長
牧田善二先生
糖尿病専門医、医学博士。著書『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社)は大ヒット中。
栄養指導に携わる
管理栄養士として回答
臨床栄養実践協会理事長
足立香代子先生
管理栄養士として医療現場で栄養面から患者をサポートするほか、年間100回を超える講演も人気。
自身の経験から
ダイエット専門家として回答
ダイエットエキスパート
和田清香さん
NYで学んだボディケア術をはじめ、自らの350種以上のダイエット経験を通して得た知識を生かし活躍中。
太るイメージNo.1
油の疑問
最近の油事情を知り、上手な付き合い方を学べば、賢く痩せられること間違いなし。
Q ダイエットに油は大敵ですよね?
A 敵ではありません
「炭水化物は、油と一緒に摂ると血糖値の上昇が緩やかに。腹持ちもよくなります」(足立先生)。「ただし、酸化した質の悪い油は体に悪影響なので要注意」(牧田先生)
Q オメガ6系はどんな油?
A 大豆油やグレープシードオイルなど
「リノール酸が豊富で、免疫アップやエイジングケアに効果的。日常の食事で摂取しやすく、摂りすぎるとアレルギーの原因になるなどの問題が」(和田さん)
Q 体にいい油だけを摂りたい!
A それは不可能です
「体に良くないと言われている飽和脂肪酸は日頃食べている肉や魚をはじめ、オリーブオイルなどにも含まれています。これらを完全に排除することは不可能です」(足立先生)
Q 油の摂りすぎはよくないっていうけれど、
オフするべきはどんな油?
A 古くなった油やトランス脂肪酸を含む油に注意を
「酸化した油やトランス脂肪酸を含んでいるマーガリンやショートニングは、悪玉コレステロールを増加させるので摂らないよう注意です」(和田さん)
Q 体にいい油ならカロリーは気にしなくてOK?
A 微妙なところです
「気にすべきはカロリーより糖質。また、油を多く摂った人のほうが長生きするという報告もあり、最近では油に関する常識にも変化が」(牧田先生)
Q オメガ6と3を摂る理想的な割合は?
A 望ましいのは4:1
「最近の欧米型の食事では、サラダ油やごま油などのオメガ6は摂りすぎる傾向が。意識的にオメガ3の油を摂り、4: 1の割合を目安に」(和田さん)
MAQUIA10月号
撮影/資人 導〈vale.〉(モデル) ヘア&メイク/清水美和 スタイリスト/立石和代 モデル/朝比奈 彩 イラスト/おのしのぶ 取材・文/関本陽子 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA10月号☆好評発売中】
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