食事制限や運動をしても一向に痩せないのは脳をコントロールできていないからだった! ダイエットを楽しむ!? 3つの心得を伝授します。
脳科学者
篠原菊紀先生
諏訪東京理科大学共通教育センター教授。脳科学、健康教育学を専門とし、テレビ番組の監修や『脳トレダイエット』(白夜書房)など著書も多数。
何度やってもリバウンド三昧
⇒リバウンドを恐れるな! 七転び八起き
「ダイエットはやめた瞬間にリバウンドします、必ず! なぜなら人体は、そういうふうに作られているから。だからといって、ここで絶望するのは早いです。どんなダイエットも100%リバウンドするものと知れば、リバウンドしたときのショックが和らぎませんか? “あぁまた戻ったのね。次、次”と軽く考え、継続さえすれば、また未来はあるのですから」と篠原教授。
痩せているのに大食いの友人を見ると「なぜ私は!」と悲しさが……
⇒体型は遺伝が7割強。自分の理想体型を
篠原教授「まだ解明されていない部分も多いのですが、痩せ型や肥満型などの体型は7割は遺伝的条件で説明がつくといわれています。痩せ体質の人は遺伝的に基礎代謝の量が違うのです。さらに、遺伝の影響は年齢を重ねるごとに強く現れる傾向が。よく年をとったら親に似てくるといいますよね? それと同じ。努力で痩せの大食いになろうと思っても叶わないので、自分なりの理想の体型を見つけましょう」。
いつも三日坊主。ジム通いが続きません
⇒自分を褒め称え、脳に快感を覚えさせる
篠原教授によると「人間の脳は実に単純で、気持ちいいことや楽しいことは継続したくなるもの。三日坊主を防ぐには『快感』を感じるポイントを作ればいいのです。例えば、小さな目標を立てて達成する喜びを味わうとか、人に褒めてもらうとか。褒めるのは自分自身でも構いません。その場合はなるべく声に出して、耳から認識させるのが効果的」とのこと。
脳を上手にダマシながら味方につけて、楽しくダイエットを続けましょう!
MAQUIA2015年6月号
イラスト/3rdeye 構成・文/火箱奈央(MAQUIA)
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