誰からも愛されるキュートさがありながら、実は奥が深い。そんな香りが充実している今シーズン。「MAQUIA」12月号の『牧野和世の幸運を引き寄せる香りの魔法』から、この時期におすすめの香水を2本ご紹介します。
可愛い、のちドキッとさせる
秘めた魅力をのぞかせる香り
教えてくれたのは...
KAZUYO MAKINO
ビューティプロデューサー・香水コーディネーター。香りで運命を操るエキスパート。
Dior
それは大胆不敵なまでに
エレガントな愛の讃歌
生まれ変わったミス ディオールのオードゥ パルファンは、現代の女性たちに贈る「愛のように香る」フレグランス。ローズのノートにさらに磨きをかけ、力強くいきいきとして、センシュアルに。メゾンの絶対的なフェミニニティを象徴しながらも、モダンで反骨精神も持ち合わせたクチュールの香り。ミス ディオール オードゥ パルファン 50㎖ ¥12000/パルファン・クリスチャン・ディオール
GUERLAIN
「可愛いセクシー」に
クールなロックテイストを
ローズウォーター、ローズエッセンス、そしてアブソリュート。多様なローズを使い、透明感のある香りが次第に官能的な表情へ。そこにブラックティーやレザーノートの、大人っぽく深みのある香りを添え、これまでのこのラインのイメージを覆す、多面的で意外性に満ちた魅力を放つ香りに。ラ プティット ローブ ノワール ブラック パーフェクト オーデパルファン 50㎖ ¥11400/ゲラン
甘さの中に隠した官能や
「本質」をチラ見せ
「甘いけど、実は芯がある。甘い中にエロスが見え隠れする――。蠍座が木星にある今は、何か“秘めたもの”を隠し持っているほうが魅力的に映るといわれています」と牧野さん。目に見えないパワーをもつ香りで印象をあやつること自体が、開運につながるという今。これまでの自分にない感覚のフレグランスにチャレンジするのにも、適しているのだとか。
「女性らしさは出しつつも、たとえば肌を露出して色気を感じさせるような、ストレートな表現はNG。外から見ただけではわからない魅力をチラッとのぞかせるには、香水を下着につけるのがお勧めです。隠れたところからふっと香り立つと、他人だけではなく自分の内側の深いところにも、働きかけてくれるから。この秋からは自分の内面に刺激を与え、本能に光を当てるものもいいとされているんです」
誰からも愛されるキュートさがありながら、実は奥が深い。そんな香りが充実している今シーズン。自分の感覚にも磨きをかけて、まだ見ぬ自分の“本質”と出会えるような香りを見つけてみては?
MAQUIA12月号
撮影/山口恵史 スタイリスト/西崎弥沙 構成・文/巽 香 企画/吉田百合(MAQUIA)
【MAQUIA12月号☆好評発売中】