「MAQUIA」9月号の『幸運を引き寄せる香りの魔法』から、月を味方につける香り2種をご紹介!

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月のリズムと響きあう夜の天空の香り

教えてくれたのは...
KAZUYO MAKINO

ビューティプロデューサー・香水コーディネーター。香りで運命を操るエキスパート。



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DAWN Perfume
新月のような静けさの中に、きらきらと澄んだ光を感じて

ドビュッシーの名曲「月の光」にインスパイアされたこの香りは、「新月」という名前なのに、きらきらとした光に包まれるよう。その理由は、新月の夜も月が確かに存在しているように、他者からの影響を受けない心の中には、いつも光が降り注いでいる自分自身でありたいから。エアリーで清らかなフローラルの香り。オードパルファム ラ・ヌベル・リュンヌ30ml ¥10500/ダウンパフューム


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PENHALIGON'S
夢を明るく照らし出す
荘厳な三日月の光のように

うっとりするほど官能的な月光が、真っ暗な水面を照らし出すような香りは、ギリシャ神話の中の美青年、エンディミオンに恋焦がれる月の女神の心を表現。ほのかに苦いビターオレンジが香るトップノートから、花々とジュニパーベリーの凛とした香り、そしてウッディで官能的なラストへと移ろう。ペンハリガン ルナ オードトワレ 100ml ¥22000/ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部


月を味方につけて強運に。その入り口が、「香り」

「夏から秋に向けては、これまで自分の感性になかったものを取り入れるのにいい時期。自然に目を向ける、つながるのにもいい季節ですね」
 という牧野さんが勧めてくれたのは、秋に向け、いちばん美しく見える「月」のリズムを感じること。
「月は、女性にとって大切な存在。いつもより少しだけ、月のリズムを意識して過ごしてみて。女性ならではの五感力が磨けるはずです」 
 そんな自然とピュアな気持ちで向き合うための入り口として、取り入れたいのが香りの力。
「イメージに合った香りを使うと、感覚がより研ぎ澄まされて感性が広がります。月とつながる道筋をつけたいなら、ぜひ月にちなんだ香りで自分を包み込んでみて。月を身近に感じ、そのリズムと共鳴することができるはず。難しく聞こえるかもしれませんが、言い換えればこれは、自分自身と対話をするということ。心を開き、月などの自然をそばに感じることで、自分の中にゆとりが生まれます。ゆとりは『いいもの』、たとえばいい仕事や仲間、恋などを、引き寄せてくれるんです」
 昔の日本の人たちが月を愛でたのも、実はそんな月の力を、知っていたからなのかもしれません。


MAQUIA9月号

撮影/山口恵史 スタイリスト/西崎弥沙 構成・文/巽 香 企画/吉田百合(MAQUIA)


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