30代以降、それまでは気にならなかった肌のハリやツヤがなんとなく乏しくなってきたように感じるようになった……という方は少なくないはず。
そんな大人の肌悩みに対して期待できる美容成分として、ここ数年じわじわ注目度が高まっているのが「プロテオグリカン」という成分。
成分マニアの私が、最近注目している美容成分「プロテオグリカン」に期待できる効果と、美容皮膚科医おすすめの効率的に取り入れるための美容法をご紹介します！
プロテオグリカンとは
プロテオグリカンは、肌の真皮層において、優れた保水力を持つなど肌のハリ・弾力をもたらす美容成分として注目されています。
さらに、細胞実験(*1)でコラーゲンやヒアルロン酸などの成分を生み出す効果や、線維芽細胞の増殖作用も認められており、肌の弾力に関わる繊維芽細胞の増加を促し、コラーゲンやヒアルロン酸を効率よく生み出す作用があることが期待されているんです！
（*1 第3回食品薬学シンポジウム）
このプロテオグリカン、実はもともとものすごく高価なもので、なんと1g 3,000万円ともいわれ幻の成分とも呼ばれていましたが、最近美容業界で浸透してきた理由の一つとして、鮭の鼻軟骨からお酢で抽出する方法が広まり、量産化できるようになったことで手軽に美容法に取り入れられるようになったのだそう。
おつまみメニューの「氷頭なます」（青森や新潟など寒い地方に伝わる郷土料理）というのがさっぱり＆食感がコリコリしていて好きなのですが、まさにアレこそ鮭の鼻軟骨！ このことを知って以来、居酒屋などで見つけたら必ず食べるようにしています（笑）。
最近では、プロテオグリカンを配合したスキンケア商品なども販売されていますが、より効率的にその効果を実感したい人は、中から取り入れるのがおすすめ！
5mg（耳かき1さじ分程度）のプロテオグリカンを経口摂取することで、なんと2週間で肌の弾力がアップしたという研究データもあるようです。
プロテオグリカンを効率的に取り入れて肌のハリツヤアップを目指すための方法として、美容皮膚科医で、ウォブクリニック中目黒 総院長の髙瀬 聡子先生が監修した「プロテオグリカンで2週間ハリツヤ肌メソッド」というのを最近取り入れてみています。
実際に2週間試してみた、やり方と感想をお伝えしたいと思います。
①プロテオグリカンを摂取する
「プロテオグリカンで2週間ハリツヤメソッド」でまず大切なのが、肌の土台づくり。肌の内側から肌細胞に働きかけるため、サプリメントなどでプロテオグリカンを取り入れます。
ポイントとしては、サプリやドリンクなど続けやすい方法で、毎日プロテオグリカンを5mg以上摂取すること。
「プロテオグリカン含有サケ鼻軟骨抽出物」などと成分表示がされているものを選んだり、ビタミンCの摂取と合わせるとより効率的なのだそう。
おすすめの商品
・フラコラ プロテオグリカンつぶバイタリフト（サプリメント）
・DHC Briller（ブリエ） エクストラアップ（美容ドリンク）
・井藤漢方製薬 リフトップ プロテオグリカンコラーゲンシャイン（美容ドリンク）
②“ハリツヤ”のツボをマッサージ
ツボ押しで血行促進＆リンパの流れをよくします。
四白…黒目の真下、指1本分あけた部分にある小さな凹み。目元のたるみや眼精疲労にも◎
顴髎（けんりょう）…目尻の下の位置、頬骨のすぐ下。
懸釐（けんり）…耳上のこめかみから指2本分上。
翳明（えいめい）…耳のうしろの出っ張った骨のすぐ下にあるツボ。
最後に首の下に向かって胸鎖乳突筋に沿って押し流し、リンパを流します。
これを3回×1日3セット行うとより効果的とのこと。
メイクをした上からでもできて、目や顔のコリもすっきりするので気分転換にもおすすめ！
③「たこ焼きんトレ」
顔の中で一番大きな筋肉である頬筋を鍛えることで、内側からハリのある上向き肌をつくります。
やり方は、誰もが子どもの頃やったことがあるであろう、ほっぺでつくる「たこ焼き」！
まず、親指と人差し指で輪をつくり、両頬に当てます（この時はまだたこ焼しない）
次に、ニッと口角を上げて笑顔をつくり、指の輪の中にたこ焼きを入れるような感覚で、頬の筋肉を感じながら5秒キープ。
これを1日3～5回おこないます。
実際にやってみるとけっこう疲れるので、筋肉に効いているのを感じます！
ハリだけでなく、顔のすっきり感も得られて一石二鳥。ぜひ取り入れられるものから試してみてください♪
トータル美容のエキスパート
得意なジャンルは、メイク全般、新商品レポート。元美容部員、美容ライター、メイク講師、美容業界歴16年！化粧品検定1級。さまざまな経験や美容知識を活かして、誰でもマネできる美容テクやメイクの小ワザを発信。
