コロナ禍の今は、一日中マスクをする日、ずっと家にいる日、マスクを外した顏も人に見られる日などなど、ファッションと同じようにシーンに合わせてベースメイクを着替えたい気分。
ファンデーションは今、クッションタイプ、色つきファンデ(BBクリームや色つき下地など)、クリームタイプ、そしてパウダリータイプをその日のシチュエーションや気分で使い分けています。
思い悩まずにサッと被るだけで様になるリラックスワンピースのように纏えるのが、ファンデーションだと「パウダリーファンデーション」。
ベースメイクはカネボウ(現・花王グループ)系列のものが好きですが、RMKに始まり、SUQQU、ルナソル、コフレドール、リサージ、KANEBO……といろいろ使ってきて、どれも“素肌のような生っぽさ”が生きた仕上り感と薄膜フィットの仕上がりがとても好みです。
大手国内化粧品メーカーは、ファンデーションにおいて重要である肌色に合った色展開や肌との相性などが、日本人に合うようにとことん研究されているから、やっぱり日本人の遺伝子と血を持つものとしては当然の感覚なのかもしれません。
春夏はKANEBOのメルティフィール ウェアを使っていましたが、秋冬はコフレドールの新商品パウダレスウェットに切り替えてみました。
カネボウ メルティフィール ウェアも、光を通す半透明のうるみジェル膜によって潤いを感じるほどになめらかな仕上がりで、粉感を感じさせない生っぽい肌印象をかなえるパウダーファンデーション。
一方でコフレドールの新商品は、「パウダレスウェット」というネーミングの通り、まるでクリームファンデーションを細かい粒にして押し固めたかのような?とろけるように肌に溶け込むしっとり感が新感覚!
溶け込むようになめらかに肌に馴染む仕上りの秘訣は、同社の従来品より約2倍で油剤を配合されているため。
油剤と乳化剤を混ぜてクリーム状にする「クリーミィオイル製法」により、しっとりした油剤をさらさらした油剤で包むという高技術で、心地よいテクスチャーを実現。
粉感を感じさせないだけでなく、肌の凹凸やキメをつるんとなめらかに整えてぴったりフィットするので、下地なしでも使えるほどの補正効果もあり!
指で触ってみるとわかるのですが、優しいタッチでさらっと付くのに、ちゅるんっとしたツヤがあるんです。不思議……!
粉感がないので、パウダーが1カ所にごそっとついて溜まってしまうことがなく、片方の頬で下の写真ぐらいの量で十分に伸びます。
下の写真の左が塗布前、右が塗布後。
パウダーファンデーションの欠点である「毛穴がキレイに塗れない問題」もしっかり解消されているのが分かります!もちろん毛穴消すような補正はしていません!
さらに、パウダーファンデでもマットになりすぎず、肌そのものの生命感は生かしたまま色むらやテカリ、凹凸をなめらかに整えて、肌に“品”が生まれた感じ。
クッションファンデやクリームファンデ+ルースパウダーで最終的に粉っぽくなってしまうのなら、最初から粉感なしのパウダーで軽やかに仕上げたほうが手軽だし抜け感が出ます!
特に秋冬は、少しセミマットな質感の肌がトレンド傾向なので、パウダーファンデは仕上りとしても今っぽくなるのでおすすめ。
かといって粉っぽくパサパサした感じは老けた印象に見えてしまうし、何より乾燥崩れをしやすいため、パウダーファンデの中でも質感と構造を理解して選ぶようにしてみてくださいね。
トータル美容のエキスパート
得意なジャンルは、メイク全般、新商品レポート。元美容部員、美容ライター、メイク講師、美容業界歴16年!化粧品検定1級。さまざまな経験や美容知識を活かして、誰でもマネできる美容テクやメイクの小ワザを発信。