表皮の最外層である「角層」。ここを潤わせ続けることが真の保湿ケアだってことを、ご存じでしたか? “化粧水もクリームもたっぷり塗っているのになぜ乾くの?” そんな疑問を皮膚科医・慶田先生に直撃取材!

教えてくれたのは…
慶田朋子先生

銀座ケイスキンクリニック院長

慶田朋子先生

エビデンス第一主義で、正しいスキンケア方法を自身のブログやSNSで積極的に情報発信中。

乱れたバリア機能を正さないと
肌は乾燥を繰り返す
保湿ケアをしていても乾燥が一向に改善しない……。その原因は肌の体幹にアプローチしていないせいかも? 正しい保湿ケアについて慶田先生に伺いました。
「表皮の最外層を角層といい、わずか0.02mmの厚さしかありません。食品保存用ラップ程度の厚みです。角層内の細胞間脂質(セラミドなど)は、水と油の層が折り重なるラメラ構造となっています。バリア機能というと、肌表面の皮脂膜を思い浮かべる人もいますが、皮脂膜のバリア機能への寄与度はわずか約2~3%。角層細胞の間を埋める細胞間脂質が約80%。角層細胞の中にあり、スポンジのように水分を抱え込み、細胞の形を保つNMF(天然保湿因子)が約17〜18%となっています。真の保湿ケアとは、細胞間脂質とNMFなどの働きをきちんと保つことに他なりません。バリア機能が正常に働いていないと、いくら水分を与えても、瞬時に蒸散していきます。油分で蓋をするというケアも、水分保持機能がない肌に油分だけを補うだけでは乾燥は解決しません。細胞間脂質・NMF・成熟した角層細胞、この3つが正常なバリア機能には欠かせないのです」

 Question ① 
肌が乾燥しているってどういう状態のこと?


A バリア機能が乱れて水分が蒸散しやすい状態
「乾燥した肌はバリア機能が低下し、水分保持能力が落ちている状態のこと。見た目にはカサカサとしてツヤがなく、同年代の人と比べ、目周りや額に折り込んだようなちりめんジワが多い特徴が見られます。乾燥を繰り返すと肌は炎症を起こし、赤黒くなり、同時にエイジングが進みます。乾燥を防ぐには、保湿ケア以前に乱れたバリア機能をまず正常に戻すケアが大切です」(慶田先生、以下同)

どんなに保湿ケアを頑張っても肌の乾燥に悩み続けるあなたへのアンサー! “肌の体幹”に欠かせない「角層保湿」について知ってる?_1

皮脂膜のバリア機能の寄与度は2~3%と意外なほど低くて驚き。角層細胞同士の間を埋めている細胞間脂質や、細胞の形を保つために欠かせないNMFといった天然保湿因子の存在が保湿にはより重要だと言える。

 Question ② 
乾燥肌の人とそうではない人とでは何が違うんですか?
生まれつきor後天的?


A 生まれつきの原因も後天的要因もどちらもあり
「バリア機能への寄与度が約80%の細胞間脂質の半分の量を占めるのがセラミド。アトピー性皮膚炎の人は、セラミドの合成能力が一般の肌に比べて3分の1程度と言われています。後天的要因としては加齢、偏食による栄養不足、睡眠不足、ストレス、日焼けなど。角層細胞をレンガ、その間を埋める細胞間脂質をモルタルにたとえると、このモルタルが崩れている状態。穴の開いた傘をさしているようなもので水は漏れ出るし、外からの刺激も入りやすくなるのです」

どんなに保湿ケアを頑張っても肌の乾燥に悩み続けるあなたへのアンサー! “肌の体幹”に欠かせない「角層保湿」について知ってる?_2

細胞間脂質のセラミドが少ない肌は、水分を保持できず、外部からの刺激も受けやすい。いわゆる“ゆらいだ”状態になりがち。

 Question ③ 
乾燥を放置するとどうなりますか?


A ちょっとした刺激にも反応する肌になります
「乾燥は細胞間脂質などに穴が開き、バリア機能が低下した状態。外からの刺激が入りやすくなるので、ますますバリアが壊れます。バリア機能さえ整っていればなんとも感じないような刺激にすら、反応する肌になります。これを繰り返すと刺激性皮膚炎となり、乾燥をきっかけに次々といろんなものに感作するようにもなり、使える化粧品のストライクゾーンもどんどん狭くなります。結果、エイジングも早く進行。エイジングケアにも乾燥予防はマストです」

 Question ④ 
角層がしっかりして潤いがあると
肌の見た目はどのように変化しますか?


A 細かく光を乱反射する、ふんわりした透明感ある肌に
「角層細胞がきれいに並んでいると、肌表面のキメがふっくらとした状態になります。細かく光を乱反射するので、ふんわりとした明るい肌に見えます。逆にキメがなくなった肌や、オイルやクリームで覆った肌は、表面がつるつるの鏡面のような状態。光を強く正反射するので、テラテラとした不自然なツヤになり、テカっているように見えてしまいます」

どんなに保湿ケアを頑張っても肌の乾燥に悩み続けるあなたへのアンサー! “肌の体幹”に欠かせない「角層保湿」について知ってる?_3

 Question ⑤ 
角層を深く潤すためには何をすべき?


A 細胞間脂質やNMFの水分保持能力を高めるケアを
「皮脂は皮脂腺から出るもので、細胞間脂質は肌がターンオーバーする過程で生まれる両親媒性(水とも油ともつながる性質のある)脂質のこと。NMFもターンオーバー過程で作られるアミノ酸や尿素など水分保持力のある成分のこと。二つは似て非なるもので、クリームやオイルで潤っているように感じても、油分には水分を保持する機能がないため保湿にはなり得ません。真の保湿ケアには細胞間脂質やNMFの水分保持機能に働きかけ、自ら細胞間脂質のセラミドなどを十分に生成できる(=たっぷりと水分を保てる)肌に整える成分が重要なのです」

どんなに保湿ケアを頑張っても肌の乾燥に悩み続けるあなたへのアンサー! “肌の体幹”に欠かせない「角層保湿」について知ってる?_4

オイルやクリーム頼みの保湿で、乾燥が一向に改善されないという人は、角層の水分保持力を高めるケアができているかの確認を。

 Question ⑥ 
肌の乾燥を防ぐために一番大切なことは?


A 洗浄・保湿・UV対策と正しい食事と睡眠
「まず、洗浄力の強すぎる洗顔やクレンジング剤で細胞間脂質の中のセラミドを流出させないこと。紫外線対策をしっかりとして、水分と油分、バランスの取れたスキンケアを行うこと。また、油やタンパク質といった肌を作る材料となる栄養素を食事からきちんと摂り、肌の生まれ変わりに必要な睡眠を十分にとることも大切です」



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メディプラスが角層保湿にこだわった理由
旧メディプラスゲルは、幼少期から肌トラブルが絶えなかった創業者が皮膚科クリニックのカウンセラー業の傍ら、摩擦刺激の少ないエコー用ゲルに片っ端から保湿成分を配合し、自らの肌でパッチテストを行いながら商品の原型を作ったという。浸透スピードをコントロールして24時間潤いが角層内に留まるよう設計したゲルは、同様の乾燥悩みをもつ人から熱く支持されるロングセラーに。新しいメディプラスゲルは、角層のバリア機能を構成する3大要素のセラミド、NMF、角層細胞の外壁であるインボルクリンに着目。同じグループ会社の肌研究から得たノウハウを活かして開発した体幹スキンケア成分「グリセナジーRB」を配合し、パワフルにバージョンアップ。肌の体幹にアプローチし、乾燥や外的刺激にぶれない肌を目指す。

どんなに保湿ケアを頑張っても肌の乾燥に悩み続けるあなたへのアンサー! “肌の体幹”に欠かせない「角層保湿」について知ってる?_6

グリセナジーRBとは、グリセリンをオゾネーションしたメディプラス独自の成分。セラミド、NMF、角層の細胞外壁インボルクリンに働きかけることで強いバリア膜をサポート。角層に素早く浸透し、角層細胞内に長く留まるゲルを採用することで、24時間乾燥予防を実現。

どんなに保湿ケアを頑張っても肌の乾燥に悩み続けるあなたへのアンサー! “肌の体幹”に欠かせない「角層保湿」について知ってる?_7

特許技術のオゾネーションとは?
もともと肌にも存在し、保湿成分として長年、多くの化粧品に配合されてきたグリセリン。天然由来のグリセリンをプラズマ化したオゾンと化学反応させることで、新たな機能を付与した高機能な独自成分に。肌の体幹にアプローチするこの成分を、体幹スキンケア成分「グリセナジーRB」と名付けた。

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ぷるぷると水分量のある肌になってハリ感まで!
―――ERICAさん


摩擦感なく肌にスルリと伸び、しっかり保湿される感覚が心地いい。潤いとハリ感がアップするような、理想の水分量たっぷりの肌を目指せそうです。

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どのスキンケアとも相性がよく、潤い感増し増し
―――まりなさん


肌にやさしく浸透し、ツヤツヤの潤い肌に。使用した翌朝まで肌がもちもちになり、保湿の持続力にも◎。メイク崩れもしづらくなりました。

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油分でフタをするのとは一味違う、深い保湿感!
―――noaさん


クリームなどで油分を補う保湿とは違う、肌自体が水分をキープしているようなみずみずしい使用感。あとに使うスキンケアの浸透がアップします。

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※パッケージ、仕様等は変更になる可能性がございます。

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※3 使い続けることで 
※4 角層のこと 
※5 オゾン化グリセリン(整肌成分)

●お問い合わせ/メディプラス 0120-34-8748【キャンペーン番号 1852178】


イラスト/小迎裕美子 撮影/Kevin Chan スタイリスト/山本瑶奈 取材・文/平 輝乃 構成/火箱奈央(MAQUIA)

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