エイジングケアの根幹を見つめ続け、美容のプロからも厚い信頼を集め続ける再春館製薬所。そんな彼らが注目する〝ミトコンドリア"の新たな可能性に、松本千登世さんが迫る。

再春館製薬所 エイジングケア研究 松本千登世 大和翔吾研究員

松本千登世

エディター・ライター

松本千登世さん

鋭い審美眼と温かい視点で女性の魅力を分析し、世の女性にきれいになるヒントを発信。2022年12月から出版社「BOOK212」を始動。

「体も肌もすこやかであることこそ美しさの鍵。そのエネルギーを生み出す発見は画期的だと思います」

大和翔吾

再春館製薬所

大和翔吾研究員

肌老化の仕組みやミトコンドリア研究、植物成分の探索など基礎研究に従事。妥協せず探究を深めることにやりがいを感じている。

「常に老化の根本を見つめ研究。ミトコンドリア新生はその核となるアプローチです」

エイジングケアの根幹「自己回復力」のカギを握るのはタンパク質という事実

肌の自己回復力を高めることを“肌悩みを生まない上流ケア”と捉え、HSPとANLのタンパク質研究に注力してきた再春館製薬所。

大和 体と肌の働きを支えるのはタンパク質。だからこそ、HSPを高めてダメージへの防御と修復力を底上げし、慢性炎症を誘発するANLを抑えることを重視してきました。

松本
早くから“上流ケア”に着目されていましたが、今やスキンケアの主流ですね。

大和
ありがとうございます。今回はさらに、自己回復力を最大化するためにミトコンドリアへと視点を広げているんです。

エイジングケア 自己回復力のカギはタンパク質 HSP ANL TFAM

HSP 傷ついたタンパク質の修復や再生を促し、細胞を守る。内なる自己修復プログラムのような存在。

ANL
 悪玉タンパク質。過剰に増加することで慢性炎症を引き起こし、肌悩みを加速させるトリガーに。

第三のタンパク質
 今回は、細胞のエネルギー生産工場であるミトコンドリアの働きを高めるようなタンパク質を探求。

今、注目キーワードはミトコンドリア

エイジングケア 注目キーワード ミトコンドリア

生きるために必要なエネルギー(ATP)の約90%を生み出す、細胞内の産生工場。不足すると細胞の働きが落ち、コラーゲン産生などの役割を果たせなくなる。

世界の老化研究で注目されているのが、細胞活動に欠かせないミトコンドリア研究。

大和 体内でエネルギーを生み出すのがこのミトコンドリア。肌でも細胞修復や老化細胞抑制をはじめ、ターンオーバーやコラーゲンの産生にも不可欠です。

松本
体はもちろん、肌が美しくあるためにも、エネルギーを満たして元気でいることが大切で、とても説得力があります。

エイジングケア 活性酸素増加 身体の老化へ

老いて機能低下したミトコンドリアでは、エネルギーがほとんど作られない状態。さらに、肌の老化を引き起こす活性酸素を過剰に放出してしまう。

いかに分解より新生を上回らせるかが論点の核に

エイジングケア ミトコンドリア 分解より新生

エネルギーを作り出すミトコンドリアは、若い頃は新生がしっかりできているが、年齢を重ねると分解のほうがより多くなり、全体の総量が減っていく。

ミトコンドリアの量は、20代をピークに減少し、ターンオーバーの乱れやシワ、たるみなど、肌にも全方位に悪影響が!

大和 ミトコンドリアの質と量をどう保つかを考えた時、生み出す「新生」を支えることが最も効果的だと気づいたんです。

松本
最近は美容業界も断捨離思考で不要物の分解ばかりに目が向きますが、そもそも新しく作らなければ始まりませんよね。

ミトコンドリア新生を導くタンパク質TFAM の発見!

ミトコンドリアの新生を導くタンパク質TFAM

ミトコンドリアを守り、働かせ、増やすために必須のタンパク質。ミトコンドリアの量を増やす、実行部隊のような存在。

ミトコンドリア新生を促す鍵として、再春館製薬所が注目したのが「TFAM」。

大和 ミトコンドリア新生にはさまざまな指示系統がありますが、その中で「新生せよ!」という指令を受けて実働するのがタンパク質「TFAM」。ここに働きかけることこそ、効率よくミトコンドリアを増やす鍵だと考えました。

松本
現場にターゲットを絞ったアプローチは、まさに本質的ケアを見据えていますね。

TFAMを増やす新素材としてサンショウ種子を発見

500以上の植物サンプルをスクリーニングする中で辿り着いたのが「サンショウ種子」。

TFAMを増やす サンショウ種子

奥飛騨の雄大な自然の中で栽培される日本古来のスパイス、山椒。生命力が詰まった種子から効果を確認。

サンショウ種子加水分解物添加によるTFAM発現量

サンショウ種子 TFAM発現量

資料提供/再春館製薬所

細胞試験の結果、サンショウ種子加水分解物の濃度に比例して、TFAM発現量の増加を確認。本研究成果について特許出願中。

大和 もともと糖化研究で出合った素材でしたが、力が強すぎて活用を断念した経緯がありました。今回のスクリーニングで再び出合い、9年越しにその実力を再び認識しました。

松本
これまで廃棄されていた種子をアップサイクルして活かす点も、SDGsを先取りする再春館製薬所さんならではですね。

大和
今後の活用にもご期待ください!

●お問い合わせ/再春館製薬所
0120-444-444
(9:00~21:00 年末年始を除く)

撮影/天日恵美子  ヘア&メイク/藤本 希 イラスト/green K(背景) きくちりえ〈Softdesign〉(図解) 構成・文/中島 彩(MAQUIA) 企画/髙橋里佳(MAQUIA)

公開日:

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