ちくちく・ヒリヒリといった“肌の知覚過敏”の正体とは?多くの人が悩みながらも謎のヴェールに包まれてきた敏感肌の新たな知見と技術に、友利先生が切り込みます。
突発的なちくちく・ヒリヒリは予防できるのか!?


敏感肌や皮脂肌領域の基盤研究に従事し、細胞培養を得意とする。皮膚組織をミクロな視点で捉え、その構造の読み解きに情熱を注ぐ。
肌の知覚過敏症状への新バリアアプローチが鍵
友利先生(以下、友利) コロナ禍のマスク生活で、ちくちく・ヒリヒリといった突発的な“肌の知覚過敏”を訴える人が増えましたよね。そんな症状を解き明かす、画期的な発見をされましたね。
加藤研究員(以下、加藤) ありがとうございます。知覚過敏症状のある肌では、セラミドの量的・質的低下に加え、角層直下まで伸長する神経が多いことが分かりました。その背景に、外部刺激の侵入や水分蒸散などを防ぐ「タイトジャンクション」の機能低下が深く関わっていたんです。
友利 私の中で「タイトジャンクション」といえば、細胞間の連携を図り、エイジングケアの土台を育む構造という印象。けれど神経線維の位置を適切にとどめる、いわばバリア機能の“砦”として働いていたと知り、目からウロコでした。
加藤 そうなんです。花王における20年以上の研究の末、知覚過敏におけるタイトジャンクションの新たな役割にたどり着きました。さらに、タイトジャンクション機能を高める素材を探索し、「ガンマ-アミノ-ベータ-ヒドロキシ酪酸」という有効成分を見出し、ちくちく・ヒリヒリといった不快感が軽減することも確認しています。
友利 肌表層を守る第一のバリア「角層バリア」と、角層深部の第二のバリア「タイトジャンクション」。この2つのバリアを健全化させるアプローチで、これまで手立ての少なかった突発的な敏感悩みに大きな希望をもたらしますね。
友利先生的最新の注目ニュースは…
・肌の知覚過敏
・有効成分ガンマ-アミノ-ベータ-ヒドロキシ酪酸
・タイトジャンクションの健全化
敏感肌の中で起こっていることとは?

「肌表面のバリアを担う必須成分セラミドが不足し、角層細胞間脂質の密度が低下。水分を逃しやすく、外的ダメージを受けやすい状態に。さらに角層深部でバリアを保つ『タイトジャンクション』にもゆるみが生じ、角層直下まで伸長する神経線維の増加につながり、肌表面の刺激を過剰に知覚しやすい状態になってしまいます」(加藤研究員・以下同)

敏感肌
セラミド量が少ないため角層細胞間脂質の密度が下がり、バリアがゆるんで刺激を受けやすい状態に。一方でタイトジャンクションが不健全で角層直下まで伸びる神経線維が増えると、知覚過敏の症状につながる。
健康な肌
健康な肌では、セラミドが十分に保たれ、角層細胞間脂質が密に整うことで、外部刺激や乾燥を寄せつけない強固なバリアに。またタイトジャンクションも健全で、刺激を感じにくい安定した状態をキープ。
突発的なちくちく・ヒリヒリ症状を防ぐためには?
「伸びた神経線維が過剰に刺激を拾わないよう、角層下にある『タイトジャンクション』をきちんと働かせるアミノ酸の一種『ガンマ-アミノ-ベータ-ヒドロキシ酪酸』を見出しました。従来の角層バリア機能の改善に加え、タイトジャンクションの健全化という新たなアプローチを組み合わせることで、突発的なちくちく・ヒリヒリを防ぐ手立てがようやく整ったのです」
角層バリア機能改善

POINT セラミドケア
セラミドは肌表面の細胞間脂質中に存在する潤い保持の重要な成分。その働きを守って補うことで、肌最前線の守りを固める。内側の水分蒸散を防ぎつつ、外からのダメージも力強くはね返す。
タイトジャンクションの健全化

POINT 有効成分ガンマ-アミノ-ベータ-ヒドロキシ酪酸
タイトジャンクションの構造が密になることで、角層深部のバリア力を強化。知覚神経の過剰な伸長のブロックを導き、ちくちく・ヒリヒリといった過度な刺激を感じにくく。

医師
友利 新先生
敏感肌ケアを高めるには、刺激をはね返す角層のバリアと、神経刺激を感じさせない深部のバリアという両軸が要。皮膚のバリアの理解にこだわって科学を深めてきた花王ならではの発見であり、長年の研究成果ですね。
●お問い合わせ/花王
0120-165-698
(友利先生)ブラウス¥26400/ファイブフォックス カスタマーサービス(コムサ) ピアス¥1980/ファデラ ヴィヴィ
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/鈴木京子 スタイリスト/槇 佳菜絵(友利先生) イラスト/本田佳世 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/髙橋里佳(MAQUIA)
公開日:













































































花王研究員
加藤 亜里沙さん
セラミド研究約40年・タイトジャンクション研究約20年の花王が見出した最新知見!! 角層バリア機能の改善+タイトジャンクションの健全化で知覚過敏症状のケアにアプローチします。