“うるおいとツヤ”という美しさの基盤*を立て直す、最先端ながら基本に立ち返る最新美容液を完成させたアテニア。“水密つや肌”を叶える独自の「水&密」、2つのアプローチとは? 実力派アイテムの秘密に齋藤 薫さんが迫る。

美容ジャーナリスト
「型通りのリニューアルではなく、気概と使命感を持って大きく進化した名品」
ブランドの精神性が、製品に
そっくり現れ出るのが化粧品
化粧品ほど、“人柄”のような性格が製品に渗み出るものは他にない。つまり、化粧品ブランドとしての心の持ちようが、開発する製品にそっくり現れ出るということ。そもそもそのメーカーが、なぜ化粧品を作るようになったのか。精神的なルーツをたどっていくと、本当にいろんなことが見えてくる。なるべくそうした見方ができるよう、製品そのものよりもまず、メーカーの心を読み取るようにしていくべきなのだ。
そういう意味で、極めて好感度が高いのが、このアテニア。じつはブランドの成り立ちそのものが、「化粧品はなぜもっと価格を抑えられないのか?」という、どこまでも消費者ファーストな疑問から始まったからである。
ブランド設立は1989年。バブルの真っ只中、高価なものが飛ぶように売れた時代だ。そこに見えてきた価格設定の法則。ブランドステータスというものを追わなければ、高品質の化粧品ももっともっと安価の設定で提供できるのではないか? まさにそうした消費者思いの発想から生まれたブランドなのである。
特にエイジングケア※1。今、化粧品にできる限りの先進性を追い、今考え得る最高峰※2の効果をもたらすことが、エイジングケアの使命。だから当然、製品開発にはお金がかかり、「高いものほどよく効く」が揺るがぬ法則になっていた。そこで、エイジングケアこそ、高効果・高品質にして買いやすい価格にこだわることに、自分たちの使命があるのではないかと考えたのだ。
その結果、アテニアのエイジングケアはズバリ「一流ブランドの品質を3分の1価格で提供することに挑戦し続ける」というブランドプロミスを打ち立て、それを創設以来35年以上も貫いてきた。
逆に考えれば、「高いものほど効く」という時代に、抑えた価格で高効果を追求することは、物理的にも困難を伴うし、市場における売り方も難しい。そうした犠牲を払ってまでその姿勢を貫いてきたこと自体に、なんだか感謝したいほど。
奇しくも今は、プチプラ市場でもドラッグストア市場でも、価格に関係なく良いものは良いという事実を誰もが知るようになってきた。であるならば、まず真っ先にアテニアの努力と功績を、評価すべきなのではないか。
型通りのリニューアルではない
導入美容液の進化が語るもの
だから今年10月の新作、プライマーショットにも、紛れもなく高い先進性が貫かれている。そもそもこれは、2019年に独自の「時計美容理論」に基づく美肌因子に着目した高濃度導入美容液の進化版。単に“硬くなった角質を柔らかくほぐして次の化粧品のなじみを良くする”だけでなく、お手入れの精度と手応えを爆上げする、極めて先進的な独自の導入理論を形にしたもの。だから市場の評価も高かったが、でもそこでとどまってはいなかった。
なおも「夕方からの乾燥が気になる」「ツヤハリが続かない」といった経時の手応えに不満の声があることを知るや否や、単なる成分量や浸透※3力の見直しではなく、根本的な作りから変えてしまうような大改造を行ったのだ。
特に大人肌が自らを潤す能力を様々な意味で失っていることに着目し、土台※3からパワーアップさせる発想をもったのである。しかも、水分で満たして、高密度のハリでふっくらなめらかな形へと整えていくまでの仕事「水密ブースト」をそっくり導入美容液に託したのだ。
注目すべきは、新配合の「浸透型エクソソーム」。それも牛乳や母乳にエクソソームが多く含まれていることから、ヤギミルク由来のものにこだわった。タンパク質が作り出す皮膚の形にも関わりのあるものだけに、ヤギミルク由来ゆえのふっくらと丸みのあるハリツヤ肌を期待してもいいと思う。
型通りのリニューアルではない、全く別ものを作る気概と使命感を持って、大きく進化させたプライマーショット誕生なのだ。
ちなみに誰もが知るアテニアのベストセラー、スキンクリア クレンズオイルが、なぜここまでの支持を得るのか、わかるだろうか。アテニアのモットーは、ブラインドテストで製品作りを行い、誰にとってもベストな製品を作ること。つまり製品名やブランドを伏せて、丁寧にモニタリングすることで、どんなブランドのどんな製品にも負けない高評価を得るための地道な努力を重ねてきているのだ。
ましてやこの製品は、単に汚れを落とすだけではない、くすみや毛穴まで緻密に浄化するようなスキンケア処方が何よりの特徴。かくして、使用感の点でも手応えの点でも、開発段階で群を抜いているという製品だった。異次元のこの人気も、そうしたこだわりを知るにつけ、当然の結果と言わざるを得ないのだ。
どうだろう。アテニアというブランドをよく知るほどに、ここの製品たちが決して派手な存在ではないのに、じつはキラキラと輝きを放っていることに気づくはず。ブランドの心を丁寧に読み取るべき理由、わかったはずである。
「うるおい、密に、満ちる」水密ブースト処方とは?

アテニア
プライマーショット
2019年、いつものスキンケアを底上げする導入美容液として誕生した「プライマーショット」が今期リニューアル。“水&密”という、肌に必要な2つにアプローチできる独自の「水密ブースト処方」を搭載。年齢によって、うるおいが保てなくなる肌をターゲットとし、うるおいとハリに満ちる成分&処方で立ち向かう。いつもの化粧水の前にプラス1するだけで、ハリとツヤが湧き上がる肌を体感して。40ml ¥3960(つめかえ用レフィル 40ml ¥3740)/アテニア
水のアプローチ
「アクアスタックコンプレックス※4」で巡らせる
年齢とともに乾燥しがちな肌は、“うるおいの巡り”が滞っている可能性が。そこで3種の成分で構成された「アクアスタックコンプレックス※4」を配合。肌の角層にアプローチし、うるおいを逃がさないよう、隙間なくみっちりと積み重ね、うるおいが巡る肌へ。
密のアプローチ
業界初※5!
「浸透型エクソソーム※6」配合
アテニアの「浸透型エクソソーム※6」とはヤギミルク由来のエクソソームで浸透※3にこだわり、小さくカプセル化したもの。この独自原料を業界で初めて※5導入美容液に配合。ふっくらもっちりとした丸みのある肌を目指すためのハリ感にアプローチする。
独自機能成分
「サーチュライザーS6※7」を配合
リニューアル前の製品から配合されていた「サーチュライザーS6※7」は、プライマーショットのキー成分。ブドウの酵母から抽出されたこの独自機能成分は、美肌因子に着目。“密”なる肌へと導いてくれる。
* 美しさの基盤とは、美しさとハリを与える毎日のスキンケアのプロセスのこと。 ※1 エイジングケアとは、年齢に応じたケアのこと。 ※2 最高峰とは、ブランド史上。 ※3 浸透・土台とは、角層まで。 ※4 アクアスタックコンプレックス(グリセリルグルコシド、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、アセチルヒアルロン酸Na)(保湿) ※5 独自原料「浸透型エクソソーム」(ヤギミルク由来エクソソーム)を、化粧品業界で初めて導入美容液に配合。 ※6 ヤギ乳エキス(保湿) ※7 サッカロミセスセレビシアエエキス(保湿)
●お問い合わせ/アテニア
0120ー165ー333
(9:00~17:00、日・祝日を含む)
撮影/李 有珍〈aosora〉(物) 取材・文/松井美千代 構成/山下弓子(MAQUIA)
公開日:















































































