食事制限しているのに痩せない。その理由は、食べグセにアリ!?
人によって、痩せやすい食べ物、太りやすい食べ物は違います。これは、一人ひとり異なる“肥満遺伝子”を持っているから。自分の体質に合った食事法で効率的に痩せられる「遺伝子検査ダイエット」について、DHC 取締役本部長の伝宝幸三先生に教えていただきました。
DHC 取締役本部長
伝宝幸三先生
工学博士。遺伝子検査キット及びサプリメントの企画・開発責任者。早くから遺伝子とダイエットの関連に着目。
体に負担をかけずに効率よく痩せ体質に!
体質を知ることで効率よく痩せられると話題の遺伝子検査。
伝宝先生「調べるのは、脂肪の分解や燃焼、代謝や熱の産生に関わる3つの遺伝子です。これらの遺伝子の変異(組み合わせ)からどのような太り方をするのか、その肥満タイプを特定し、個別にカルテを作成します。カルテではまず、体のどのパーツに脂肪がつきやすいか、控えるべき栄養素をアドバイス。その上で食材の選び方、調理のポイント、摂るべきサプリメント、運動法を提案させていただくので、効率よくダイエットに励むことができますよ」。
最初に採取棒で頬の内側の細胞をとる!
採取の仕方はとっても簡単! 頬の内側に採取棒を押し当て、強く左右各10回程度こするだけ。マークシートに基本情報を記入し、採取棒と合わせてDHCに返送すればOK。
DHCの遺伝子検査ダイエット対策キット¥5000/DHC
肥満タイプがわかるカルテが届く!
食生活のアドバイスをイラスト付きでわかりやすく紹介。おすすめのエクササイズ、その人に必要な成分が摂れるサプリメントも提案!
【りんご型】内臓脂肪を蓄積しやすい。糖質オフを!
糖質の代謝が苦手なため、内臓脂肪がつきやすく、ウエスト周りから太るタイプ。炭水化物や甘い物を好む傾向アリ。
食べるべき食材
玄米、ライ麦などの精製前の色のついた食べ物がGood。野菜やきのこ類には、糖質の吸収をゆるやかにする食物繊維がたっぷり。
NG食材
小麦には、血糖値を急激に上げる作用アリ。いも類や調味料にも糖質がた〜っぷり含まれているので注意。甘いお菓子や飲み物も我慢!
【洋なし型】女性に多い型。脂質で太りやすい傾向アリ!
脂肪を燃焼させる効率が悪く、脂質で太りやすい。下半身の丸みが目立つ体型で太る時は、ヒップ・太ももから!
食べるべき食材
油はオリーブオイル、ゴマ油、亜麻仁油など良質のものを。赤身肉や魚、豆腐などの大豆製品、鶏肉(皮なし)や卵がオススメ。
NG食材
バター、マーガリン、マヨネーズなどはなるべく避けて。ベーコンなどの加工肉、霜降り肉、ひき肉は脂肪分を多く含むためNG。
【バナナ型】筋肉量が少なく一度太ると痩せにくい体質!
筋肉の材料である、タンパク質が身につきにくいため、ほっそりしているが、一度太ると痩せにくい。タンパク質を摂取すべき。
食べるべき食材
代表的なタンパク質は肉や魚、大豆、卵など。ヨーグルト、ナッツ類にも多く含まれているので、様々な食材から効率的に摂り入れて。
NG食材
糖質は控えたほうがいいので、甘いお菓子は我慢。食事もチャーハンやうどん、カレーなどの炭水化物がメインの料理は控えるべき。
次回は、“遺伝子検査ダイエット”の実践レポートをご紹介!
MAQUIA2015年6月号
イラスト/斉藤ヨーコ 構成・文/平田桃子 岡本のぞみ〈verb〉企画/髙橋美智子(MAQUIA)