夏は汗と皮脂の分泌がいつもより盛んになるため、ベタつくのが嫌だったり、肌表面がうるおっている気がしてスキンケアを軽めに済ませがち……という方、意外に多いもの。
汗は塩分を多く含むため、汗をかいたままの状態の肌は炎症を起こしやすかったり、皮脂は紫外線や外気に触れて酸化するため、酸化した皮脂は、肌荒れやくすみなどを招く要因にも繋がります。
さらに、室内外の温度差などにより水分が汗とともに蒸発すると、意外にも肌は乾燥しているのです。
そうすると、急激な温度・湿度変化から肌を守ろうとして、皮脂が過剰に分泌されるため、肌の水分油分バランスが乱れがちなのが、夏の肌の落とし穴!
このような夏の時期こそ取り入れたいのが、“オイル美容”。
ココナッツオイルやホホバオイル、アルガンオイルなどの100%オイル成分のものを使っても良いのですが、夏は、水分油分バランスや、より効果的なケアができる成分で組成された美容オイルを使うことをおすすめします!
顔はもちろん、ボディやヘアにも、各部位に対してベストなアプローチでケアできるように製品化されているアイテムを選びましょう!
オイル美容がメジャーになる前から、10年以上、いろいろな美容オイルを試してきた私がおすすめするオイルを、部位別にご紹介します♡
【フェイシャル】
クラランス『ダブル セーラム EX』
リニューアルする前から大ファンのオイル美容液。
オイルセラム(油溶性)と、ウォーターセラム(水溶性)の2層に分かれており、厳選された植物エキスをフレッシュな状態で肌に届けるため、ワンプッシュすると使い時に混ざって出てきます。
肌の表面の保護膜にとても近い黄金バランス(水分70%、油分30%)となっているので、とても肌なじみがよく、エアコンや紫外線でごわつきがちな肌も柔らかくほぐれるようにモッチモチとした質感に。
また、ベタつかずテカりにくいので、夏場でも気持ちよく使えるオイルです。
化粧水のあと、クリームや乳液の前に使うタイプの美容液です。ワンプッシュで1回分の量が出せるので使いやすく、安らぐ香りがとても心地よい!
【フェイシャル&ボディ】
『バイオイル』
何年も使っている、定番のオイルといえばこちら!
世界中で愛されており、海外どこに行っても手に入る。肌荒れがひどい時は、化粧水とこれだけで済ますことも。
ニキビあとや、火傷、傷あとの保湿ケアにも万能で、小さいサイズの25mlは持ち運びもしやすいため、洗面所に置いて、そのまま外出先に持っていくことも。
私はヘアアイロンでよくうっかり火傷をするので……あとを残りにくくするために、手放せません(笑)
バイオイルは、ベースオイルに、トウキンセンカ花エキスやラベンダー油、ローズマリー油、ローマカミツレ花油などがミックスされた植物エキスと、抗酸化成分のビタミンが適度なバランスで調合されています。
ハーブとローズが混ざったような、リラックスする香りも大好き!
【ボディ】
『フレイオイル』
こちらも、バイオイルのように顔と体両方使えるオイル。
ドイツ最古の薬局「モーレン薬局」に置かれ始めてから、信頼度と安心感の高さから長年支持され続けているスキンケアオイルです。
ひまわりオイルやホホバオイル、ビタミンE配合で、さらっとした使い心地。
私は、お風呂あがりの濡れた状態の肌に、全身バシャバシャ使って保湿しています。
ラベンダー香りがバスルームにふわっと広がって、癒されます♡
【ヘア】
『モロッカンオイル』
外出する時は、ほぼヘアアイロンを使うため、ダメージケアのためにいくつかヘアオイルを使い分けています。
その中でも、ちょっと特別な時には迷わずコレ!
最新号のマキアで、2019年上半期のベスコス(ベストコスメ)にも選ばれていましたね!!
こっくりとしたテクスチャーなのに、髪に馴染ませるとサラサラ&ツヤツヤに仕上がります。
何より、大人っぽい甘さのエキゾチックな香りが大のお気に入り!!
日本では一部のヘアサロンでしか手に入らないので、ハワイ旅行に行く友人に頼もうかな……と思っていたところ、アメリカ土産でいただきました♡
夏の美容ケアに、オイルを取り入れる際にぜひ参考にしてみてくださいね!
トータル美容のエキスパート
得意なジャンルは、メイク全般、新商品レポート。元美容部員、美容ライター、メイク講師、美容業界歴16年!化粧品検定1級。さまざまな経験や美容知識を活かして、誰でもマネできる美容テクやメイクの小ワザを発信。