石川県能登発のネイチャーサイエンスコスメブランドNAIAの発表会を取材させていただきました。昨年の年始の地震の影響で発表が本年となったそうです。順調な能登半島の復興をお祈りしております。
NAIAのブランド名は、能登(Noto)、職人技(Artisanship)、循環(Inclusive)、本物(Authentic)の頭文字を組み合わせて生まれたそうです。
今日訪れて教えていただいたこと初めて知りで印象的だったことは
「能登の里山里海は日本で初めて世界農業遺産に認定されている」ということです。
そのような世界でもモデルとなるような重要な農業地域、模範的見本的な地域で生まれた産物を使ったスキンケアを使うことはその地域を守ることにもつながるのだと感じプレゼンテーションを拝聴しておりました。
能登の里山里海は、日本列島のほぼ中央に位置する石川県の北部、日本海に突き出た能登半島の4市5町に広がっています。2011年6月、新潟県佐渡市の「トキと共生する佐渡の里山」とともに、国連食糧農業機関(FAO)により、日本で初めて世界農業遺産に認定されました。
[ 世界農業遺産とは? ]
世界的に重要な農業地域を未来へ引き継いでいくため、国連食糧農業機関(FAO)により2002年に開始されました。伝統的な農林漁法、伝統技術、農村文化や景観、生物多様性などを構成要素とした「地域システム」を認定し保全することを目指しており、正式にはGlobally Important Agricultural Heritage Systems(GIAHS:ジアス)といいます。
石川県能登由来の自然の恵みと1914年創業のヘルスケア知見を掛け合わせたスキンケア3種とバスソルトが2025年4月1日(火)より公式ECサイトで販売開始
石川県能登の産物から生まれた5つのNAIA独自の開発原料
「櫻田酒造」の酒粕
珠洲市で100年以上の歴史をもつ「櫻田酒造」とNAIAの取り組みは自社開発の有機米を使った酒造りを依頼したことから始まりました。そこで生まれる酒粕にアミノ酸が通常の約4倍と豊富に含まれていることに着目。造っていただいている「純米大吟醸桃花鳥」は、軽やかな口あたりに仕上げるために、硬めに精米してコメがあまり溶けないよう調整しているため、アミノ酸などコメの栄養が酒粕に残ります。アミノ酸やミネラルなどの天然保湿因子などの成分をぎゅっと凝縮した「能登産熟成酒粕超濃縮エキス」「能登産熟成酒粕パウダー」がそれぞれの製品に配合されています。
酒粕の力を極限まで引き出す
通常はコストも時間がかかるということで敬遠されている酒粕の低温熟成をじっくり行って美容成分を増やし、水分を取り除いてパウダー化。そこから、美容成分だけを抽出することに成功し、超濃縮エキスを完成高い美肌効果をもつ酒粕生まれの美容成分を作り上げているそうです。
※能登産熟成酒粕パウダーは「菊炭&酒粕配合 洗顔フォーム」に、能登産熟成酒粕超濃縮エキスは「酒粕 クリアエッセンスローション」、「コメヌカ プレシャスセラムエマルション」にそれぞれ配合されています。
自社栽培有機米「さくら福姫」のコメヌカ
珠洲市で有機栽培した稲のコメヌカには美容保湿成分がたっぷり入っています。NAIAが珠洲市に拠点を構えてすぐにスタートしたのが農業で、まずは食用にも酒米にも使える品種の米「さくら福姫」を珠洲市で栽培することにしました。茎が丈夫で災害に強く、海沿いで塩害が起こりやすい珠洲市での栽培に適した品種です。地元農家さんと協力し、有機栽培で育てています。この稲を精米するとき大量に出る、ビタミンや海風のミネラルをたっぷり含むコメヌカを原料に「能登産コメヌカエキス」としてNAIAのスキンケアに使用しています。
「奥能登元気プロジェクト」のヒバ精油
奥能登地域の農産物・水産物・木材を使い商品の企画・開発から製造までを行う「奥能登元気プロジェクト」と協力し、石川県の県木で建材や輪島漆器に利用されている能登ヒバを加工し原料として使用しています。ヒバはヒノキチオールという天然成分を多く含んでいます。その爽やかでウッディな香りにはリフレッシュ効果があり、NAIAではバスソルトを始め、今後さまざまな製品への利用を検討しています。
「ノトハハソ」の菊炭
珠洲市の東山中集落で炭焼きを営む「ノトハハソ」の代表の大野 長一郎氏が、昔ながらの手法でクヌギを丁寧に手焼きした美しい菊炭を使用しています。日本人は古来、コナラやクヌギなどの広葉樹を薪や炭の材料として活用し、自然の恵みをもたらす森を「柞(ははそ)」と呼んでいました。秋に伐られた木の切株には、翌春〝ひこばえ〟と呼ばれる新芽が生まれ、数年後にはまた伐ることができます。手焼きの炭は空気を多く含み、粒子が細かく多孔質で、穴の汚れを効率よく吸着してくれます。
能登の海洋深層水・能登海塩
NAIAのスキンケア製品には、精製水に置き換えて能登の海洋深層水を100%使用しています。不純物が少ないエリアで採取したあと、脱塩。ミネラルをバランスよく含み、肌にすっとなじみます。バスソルトの塩には、「能登海塩」を中心に配合しています。お湯に溶かして入浴することでうるおいが逃げるのを防ぐ働きもあります。
※能登産熟成酒粕パウダー:酒粕(保湿成分) ※能登産熟成酒粕超濃縮エキス:酒粕エキス(保湿成分)※能登産コメヌカエキス:コメヌカエキス(皮膚柔軟成分) ※能登海塩:海塩(保湿成分)

◆酒粕 クリアエッセンスローション(販売名:クリアエッセンスローション)使用レポート
発酵コスメ、スキンケアが好きな方は絶対ファンになります。SK-◉や韓国コスメのス◉などが好みの方は特に好むかと!少しジェルっぽさを感じる化粧水。ボトルからしずくのように落ちてくるこの瞬間がなんとも自然を連想する美しい瞬間でありまして......スキンケアオタク魂がゆさぶられました。雪解け水がぽたっ、ぽたっと落ちるような、白樺の樹液が垂れてくるときのようなゆったりとしたしずく感が最高。そんなところに感化されて感激しております。ローションの箱に記載がある成分も5番目に酒粕エキス、6番目にコメヌカエキスとあるところにも成分の本気度を感じました。
べたつかずに肌をふくふくともっちりと満たしてくれる感触です。(良い意味で水という例えを使います)良質の水を飲んでいるような感覚で肌にどんどんつけたくなりました。
「あれ、心地いいな」「もっとつけたい」と3度づけしたのですがべたつきがなく十分に潤い至福感到来。つけたあとの肌を指でなぞるとベルベットの生地のような滑り心地がしました。発酵系スキンケアは使い続けると輝いた感じがあるので毎日鏡を見て楽しみに過ごします。この製品の売上の⚪︎%は寄付となりますという表記はありませんがこのシリーズを選ぶことが能登半島の自然を守ることに寄与できるような気がしました。自分の肌のためにスキンケアをするわけですが今は「選ぶ」ことが何かを守ることや自分以外の何かも大切にできることにつながっているのだと意識をした発表会でした。

酒粕 クリアエッセンスローション
(販売名:クリアエッセンスローション)
コメヌカ プレシャスセラムエマルション
(販売名:プレシャスセラムエマルション)

能登ヒバ バスソルト
(販売名:NAバスソルト1)
菊炭&酒粕配合 洗顔フォーム
(販売名:ナチュラルソープB)
保湿/毛穴ケア/ブライトニング

発表会の会場の階下には素敵な装花。スイトピーの柔らかな印象と茎や葉がシャープさがあしらわれてその対象がとても印象に残りました。
プロ顔負けの美容マニア
得意な美容ジャンルは スキンケア。鋭い観察眼と豊富な経験をもつスキンケア通。コスメの発表会 セミナーレポートに定評あり。
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