保湿、皮脂ケア、UVケア……夏のスキンケアは大忙し。「MAQUIA」8月号では、肌コンディションを一日中ベストに保つコツを、たっぷり100問掲載中。その中から、紫外線から肌を守る方法をちらっとご紹介!

Image title

答えてくれたのは

医師 髙瀬聡子先生

『ウォブクリニック中目黒』総院長。化粧品開発や執筆なども。近著は『いちばんわかるスキンケアの教科書』。


資生堂ヘルスケア事業部 内山正信さん

医薬品でありながら、女性の肌に向き合う『IHADA』を担当。マーケティングや商品開発などに携わる。



Q.スプレータイプの日焼け止め、高SPF値ならこれ1本でいいの?

A.SPF値はあくまで目安です

(メイン画像)


髙瀬先生「スプレータイプに限らず、日焼け止めの数値はあくまで目安としてとらえて。スプレータイプはお直しに便利。噴霧後、ハンドプレスでなじませましょう」。

ラグジュアリーホワイト VCサンプロテクトスプレーSPF50+ PA++++ 70g ¥2000/アンプルール



Q. 紫外線量のピークはいつ?

A. 強さは6月。量は7月Image title

内山さん「実は紫外線の強さは6月、量は7月がピークです。意外ですが、6月の梅雨の晴れ間の紫外線は、かなり強いので要注意!」



Q.日焼け止めは1日何回塗り直すべき?

A.最低でも2回は塗り直して


髙瀬先生「昼と15時くらい、最低でも2回は塗り直すのが理想。できない場合は、朝、高い予防効果のある日焼け止めを使いましょう」。

Image title


SHISEIDO パーフェクト UVプロテクションN SPF50+ PA++++ 50㎖ ¥4500/資生堂インターナショナル



Q. 車の中は日焼けしやすい?

A.焼けやすいです!

UVAは窓を透過します。家の中よりも、窓に近い位置になる車内は焼けやすい!

Image title左の車内の写真の紫外線量を可視化してみると(写真右)、窓側の紫外線が強いのがわかる。(赤い部分)



【次ページをチェック!】「去年の日焼け止め使っても平気?」、「UV下地を使うとニキビができます」のお悩みにプロが回≫≫

Q.昨年の残りの日焼け止め、今年も使って大丈夫ですか?

A.ワンシーズンで使い切るのが理想です


内山さん「保存状態によっては、質が変化していることも。できればワンシーズンで使い切って」。



Q.UV下地を使うとニキビができやすくなる気がします

A.ジェルタイプを使ってみて!


髙瀬先生「多くのUVアイテムは乳化しているので油分が多いことが。その油分がニキビの原因かも。肌に合わないようであれば、さっぱりとしたジェルタイプを使ってみましょう」。

Image title

べたつきにくく、みずみずしい使用感。ハーバルUVジェリー SPF50+ PA++++ 70g ¥1350/エテュセ 

Image title

化粧水のような潤い感。和漢植物成分を配合。雪肌精 サンプロテクト エッセンス ジェル N SPF50+ PA++++ 80g ¥2800/コーセー



Q.ファンデーションの上から日焼け止めを塗るのはアリ?

A.紫外線カット効果のあるファンデーションでお直しを


内山さん「ムラになり紫外線の影響を受けやすくなります。UVカット効果のあるFDを重ねるのがおススメ」。

Image title

皮脂に強く、肌に均一になじむ。マキアージュ ドラマティックパウダリー UV 全7色 SPF25 PA++ 各¥3000(編集部調べ)/資生堂



Q.日焼け後、赤くなる人、黒くなる人。何が違うの?

A.日本人に多いのは赤くなって黒くなるタイプです(髙瀬先生)


赤くなって黒くなりにくいタイプ

白色人種に似たタイプ。生まれつきメラニンが作られにくいので、肌の奥まで届くUVAの影響を受けやすい肌質。シワになりやすい。


ケアのPOINT

まずは日焼け止めで、紫外線を受けないのが大切! 浴びてしまったら冷やしケアで肌を鎮静させて。Image title

日焼けで肌が赤くなって、そのまま白く戻るタイプ向けの日焼け止め。コパトーン UVカットミルクⅠ SPF50 PA+++ 50㎖ ¥900/大正製薬


赤くなって黒くなるタイプ

日本人に多い肌タイプ。メラニン生成力は中程度。赤く炎症を起こしているときに、メラニン生成を促す場合があるので日焼けに注意。


ケアのPOINT

赤くなっているときは炎症を起こしているため、クールダウンしてから保湿や、美白ケアを取り入れて。Image title

焼けると肌が赤くなり、その後、黒く沈着していく肌用。コパトーン UVカットミルクⅡ SPF50 PA+++ 50㎖ ¥900/大正製薬


赤くならないで黒くなるタイプ

紫外線から細胞を守る力は強いが、メラニン生成力が高いため、その分、シミなどができやすいという点も。小麦色の肌になりやすい。


ケアのPOINT

メラニン生成力が高いので、UVケアを心がけて。シミ予防のためにもしっかり日焼け止めを。Image title

日焼けをすると、赤くならず、そのまま黒くなる肌をしっかりガード。コパトーン UVカットミルクⅢ SPF40 PA+++ 50㎖ ¥900/大正製薬


「MAQUIA」8月号では、”紫外線吸収剤”や”Deep UVA”など、気になるUVケア用語についても解説中!


MAQUIA8月号

撮影/鈴木希代江(モデル) 河野 望(物) ヘア&メイク/NANA スタイリスト/武田亜利紗 モデル/ 泉 里香 中西麻里衣(マキアビューティズ)取材・文/松井美千代 構成/芹澤美希(MAQUIA)



【MAQUIA8月号☆好評発売中】


≪関連リンクはこちら≫


夏の肌を崩さないための【ベースメイク&スキンケア術】≫≫



★【夏バテ・冷房冷え・不眠に効く】お湯を入れて完成、ペットボトル温灸のすべて!≫≫

最終更新日:

MAQUIA書影

MAQUIA2024年4月22日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。6月号の特集や付録情報をチェックして、早速雑誌を購入しよう!

ネット書店での購入

share