夏の肌トラブルをなかったことにする正しいお手入れQ＆A

日焼けから毛穴の開き、頑固な乾きまで夏のダメージを賢くケアするコスメコンシェルジュ小西さやか流ケアを「MAQUIA」9月号からご紹介。正しいコスメ選びをマスターして、夏ダメージを解消しましょう！

【問1】

海で焼いちゃった！　
３日で復活させるには？

【答】

油分レスな潤いジェルや無添加化粧水で、お肌を鎮静

日焼けは軽いやけどなので、鎮静させるのが先決。「油分があると熱がこもりやすいので、水分の多いジェルを選んで。冷蔵庫で冷やしてから使うとさらに効果アップ。防腐剤フリーな化粧水での保湿もお忘れなく」

赤みやほてりを鎮めるため、冷やしたジェルをたっぷり“盛る”べし！

トラブル時は、シンプル処方で刺激の少ないコスメを選んで。＜右＞モイスチャライジング 化粧液 Ⅱ しっとり 30㎖ ¥1400／ファンケル化粧品　＜左＞スージング＆モイスチャー ALゲル 300g ¥880／メディカライズ

【問2】

肌のごわつきを発見！　次のうち、朝使うべきアイテムは？

Aジメチコン入り角質ケアもの

Bレチノール入り角質ケアもの

【答】

メイク効果もあるものは朝、レチノール入りは夜に使いましょう。

「答えはⒶ。肌の硬さの正体は、溜まった角質。取り除くケアが必要ですが、レチノールは紫外線に弱いため夜使用で。ジメチコン入りのコスメは毛穴カバー効果もあるので、朝のメイク前に」

＜左＞ペボニア・ボタニカ マイクロレチノール エッセンシャルフォーミングクレンザー 120㎖ ¥5000／ウィズ・アス　＜右＞ロングセラーの角質ケア美容液。ターンアラウンド セラム 30㎖ ¥4800／クリニーク

【問3】

小鼻の黒ずみがポツポツ……。最適ケアは？

【答】

入浴し、いちばん最後にバスタブでオイルクレンジングを

憎きポツポツは、“ゆるめて取る”のが正解。「そのためには肌の温度を上げるのがキモ！　髪や体をすべて洗ってバスタブに入り、体が芯から温まった状態で最後にオイルクレンジングすれば、効果大です」

力の入りすぎない薬指で、黒ずみ部分をクルクルマッサージ。

メイク汚れだけでなく、毛穴の角栓や皮脂もすっきり。トリートメント クレンジング オイル 200㎖¥3000／カバーマーク

【次ページをチェック】もっと知りたい！夏ダメージを回復する正しいケア法まだまだ教えます≫≫

【問4】

夏にコスメを使うとき、冷やしたほうがいいの？

【答】

鎮静や皮脂抑制にクーリング効果を活用すべし

「ひんやりコスメは気持ちいいだけでなく、日焼け後の肌のほてりを鎮めるのにもぴったりです」。朝使うケアやメイクものにひんやりコスメがあると、日中の皮脂分泌抑制にも効果的。

紫外線カット効果もある、クール泡のUV。UVハンター UVスパークリングスノー SPF30/PA+++ 70g ¥1600／オフィス オーガスタ

【問5】

夏ダメージの残る肌は、どんなクレンジングを選ぶべき？

【答】

さっと洗ってすぐ落ちる、リキッドクレンジングがベストです

「洗浄力の強すぎるものや拭き取り系、コットンで取るクレンジングローションなどはトラブル肌にはNG。さっと洗っただけで落ちる、リキッドクレンジングなら負担少なめ」

すすぎの後、洗顔は不要なほど落ちのよいクレンジング。ビオレ うるおいクレンジングリキッド 230㎖ ¥933（編集部調べ）／花王

【問6】

お疲れ肌を回復させるマッサージは？

【答】

こすらないヘッドプレス式マッサージがおすすめ

ストレスにさらされっぱなしな夏肌に、こするようなマッサージは不向き。「頭の重さを使ったヘッドプレス式マッサージなら、負担なくできて効果も大きいもの。むくみやくすみが消え、明るい顔色になりますよ」

（右）座って、机にひじをついて頭を預けるとやりやすい。まずは親指の付け根で目元をプッシュ。

（左）リンパが多いフェイスラインも、プレス式マッサージは効果的。力は加えないこと。

パック効果もあり、肌がふっくら、もちもちに。ベネフィーク フォルム マッサージパック 100g¥7000（編集部調べ）／資生堂

MAQUIA9月号

撮影／齋藤裕也〈t.cube〉（小西さん）　小川 剛〈近藤スタジオ〉（物）　ヘア&メイク／本田弓子
取材・文／あべさとみ 構成／清田恵美子（MAQUIA）

【MAQUIA9月号☆好評発売中】

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