ゆらぎ肌の原因を徹底究明

スキンケア

ゆらぎ肌や敏感肌が増えていると言われる昨今。「MAQUIA」3月号では、根本から肌を立て直すべく、肌がゆらぐ原因やケアのポイントを徹底解説。

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ゆらぎ、敏感、
大人のニキビ etc…

\肌の困った!/
はなぜ起きる?
どうケアする?

ゆらぎ肌や敏感肌が増えていると言われる昨今。なぜ肌はカサついたりかゆくなったり、大人のニキビができたりするの? 原因がわかれば、正しいケアが見えてくる!


美容ジャーナリスト
小田ユイコさん

子供のころはアトピー性皮膚炎に悩み、大人になってからも敏感傾向に。現在はスキンケアの見直しにより、ゆらぎ症状を克服。

皮膚科医
慶田朋子先生

銀座ケイスキンクリニック院長。もともとアトピー素因を持ち、ゆらぎやすい肌の持ち主。原因を知り、正しいケアで美肌をキープ。


ゆらぎ肌を侮ることなかれ。
放っておけばエイジングに

小田 ゆらぎ、敏感、大人のニキビができるときって、うるおしてもうるおしても乾燥するんですが……。
慶田 それは、角層細胞のあいだの細胞間脂質が乱れているから。いくら水分を与えても、細胞間脂質が整わないと逃げて行きます。
小田 細胞間脂質って、セラミドなどですよね。化粧水やジェルなどで水分を補っているだけじゃダメですね。
慶田 細胞間脂質が乱れると外的刺激を受けて炎症に、間違ったケアで炎症を長引かせてしまうと、それがエイジングの引き金になり、シワやくすみにつながります。
小田 肌がゆらいでいると老けやすいんですね! ゆらぎ肌を侮ってはいけないですね。
慶田 うるおいを逃がさないようにするには、角層が水分を抱えこめるよう、ターンオーバーを整えることが肝心です。
小田 ゆらいだ肌に余計な刺激を与えないよう、肌にやさしいおまもりコスメに切り替えることって、必要ですよね。
慶田 炎症がひどい場合は、皮膚科に相談を。敏感肌は炎症を長引かせないことが大事なのです。

うるおいには水分を抱える力が重要。肌のうるおいの3大要素のうち、水分保持への役立ち度合はほとんどはセラミドなどの細胞間脂質。細胞間脂質の量や質が低下すると、バリア機能が乱れ、少しの刺激で炎症を起こしてしまう肌に。


根本から肌を立て直したい!
原因を徹底究明

冬ならではの原因5


①毛足の長いニット

チクチク刺激が負担に
異物が触れるのは肌にとってストレス。髪の毛と同様、ニットの毛先は肌にとっては硬い
もの。乾燥でバリア機能が弱まった肌にチク
チクと刺さると、バリア機能低下を助長。

②空気の乾燥

角層の水分量が大幅ダウン
夏は70%以上あった大気の湿度が、冬は30%以下に。肌の水分が奪われバリア機能がダウン。外的刺激を受けやすくなりコスメでうるおいを与えても抱えていられなくなる。

寒さ

角層が隙間だらけに
寒気にさらされると、角層の細胞と細胞の接着部であるタイトジャンクションが弱くなり、細胞と細胞がバラバラに。角層に隙間ができ、うるおいが蒸散しやすい肌になる。

④免疫力ダウン

風邪をひいてもゆらぎ肌に
風邪やインフルエンザなどにかかると、免疫をつかさどるリンパ球や白血球の数が減り、免疫力がダウン。すると肌の免疫力も低下し、回復までに1カ月ほどかかることも。


⑤運動不足

巡りが悪くなり代謝ダウン
寒さのせいで運動はおろか、歩く時間も減るなど運動不足になりがちな冬。血流が悪くなると代謝が滞り、角層細胞が未熟になったり、バリアのもとである細胞間脂質が減少。


1年を通じての原因5


①女性ホルモンの乱れ

生理前は角層が重層化
生理前、プロゲステロンが優位になると皮脂腺が活性化。ためこみ体質になるので角層の代謝が悪くなり、毛穴に皮脂がたまりやすい状態に。大人のニキビも悪化する。

②栄養バランスの乱れ

肌の材料は「食べたもの」
コンビニや外食ばかりだと、肌再生に必要なたんぱく質、ビタミンA、C、B群が不足する。腸内環境が悪いと肌の水分量もダウン。ヨーグルトなどで乳酸菌を摂ることも大事。

③ストレス

自律神経の乱れで肌が脆弱に
ストレスで交感神経が優位になり末梢の血液循環が低下。肌の再生を妨げる。またストレスがかかると、細胞と細胞のタイトジャンクションももろくなり、バリア機能がダウン。

血流の低下

細胞が栄養失調に
末梢の血流が悪くなると、血液から栄養や酸素が肌に運ばれない状態に。未熟な角層細胞が生まれ、ゆらぎやすくなる。古い角層が代謝されず、ゴワつき、大人ニキビも招く。

⑤花粉や大気汚染

バリア機能ダウンに追い打ち
花粉や黄砂、PM2.5などの大気汚染物質が、乾燥などでバリア機能の弱った部分に付着すると、肌がSOS状態に。赤みやかゆみが出たり、粉をふくほどの乾燥やつっぱり肌に。


根本から肌を立て直したい!
症状別ケアのポイント

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3/6

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5/6

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セラミドを補い
徹底保湿

隙間だらけになった角層を助ける保湿ケアを。セラミド系の成分や、水分を抱えこむ機能を持つ加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸、アミノ酸などの成分をしっかりと補って。

刺激を減らし、
興奮状態の神経をなだめて

ごく軽い炎症でも、かゆみが出ることが。刺激で神経が興奮するので、毛先が肌に当たらないよう髪をまとめたりするほか、クレンジングや保湿時に摩擦刺激を与えないことも大切。

炎症が進んでいる証拠。
水もののコスメを避けて

しみやすい化粧水やジェルなど水分の多いコスメは避けて。刺激の少ないバームかオイル、ワセリン系の軟膏を。ひどければ皮膚科に相談。ステロイドの塗り薬で炎症を抑えることも大事。

室内外の気温差で
血管拡張の場合も

ヒリつきとおなじく、炎症が進んだ状態。または、屋外と屋内の気温差で血管が拡張している可能性も、また乾燥による湿疹で赤みを帯びている場合もある。まずは敏感肌コスメで鎮静を心がけて。

若いころと違い、
乾燥が原因。
バリア機能を高めて

過剰な皮脂分泌が原因の思春期ニキビと異なり、大人ニキビは肌がゆらいでバリア機能が落ちて毛穴が詰まることが原因。ピーリングや酵素洗顔などでターンオーバーを促し、バリア機能を高めて。

常にうるおわせ厚すぎず
薄すぎない角層に

くすむ、化粧ノリが悪い、ツヤがないのは、角層のバリア機能がダウンしているから。心が前向きであることも肌に現れるので、香りやテクスチャーが心地よいと感じるコスメをおまもりに。

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MAQUIA3月号

撮影/押尾健太郎(モデル) ヘア&メイク/藤本 希〈cheek one〉 スタイリスト/中村美保 モデル/花梨 取材・文/小田ユイコ 構成/山下弓子(MAQUIA)


【MAQUIA3月号☆好評発売中】

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