猛暑が落ち着き、過ごしやすい秋が訪れたと思いきや大人ニキビが出現! 「MAQUIA」11月号では、乾燥する季節の大人ニキビのケアのポイントを、美容のプロフェッショナルに教えていただきました。Image title

Q.秋にニキビができるのは?

A.夏の疲れや紫外線ダメージのツケがニキビとなって出現

高見先生「紫外線ダメージによってターンオーバーが乱れて角質が肥厚しやすい上、夏の暑さ疲れがたまり、免疫力が低下。ニキビは感染症なので免疫が低下するとニキビ菌が繁殖しやすくなり、秋口にニキビができやすくなる傾向が」。


Q.大人には大人のニキビケアが必要?

A.YES! 大人のニキビ用コスメが不備ナシ

松村先生「大人のニキビは思春期ニキビと違い乾燥してもできるので保湿ケアが大前提。さらにホルモンやストレスなどの影響をフォローできるのも大人用の利点」。

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Q.目立つ赤ニキビに効く成分は?

A.イブプロフェンピコノールに注目

ロート製薬 ヘルス&ビューティ事業本部・山田樹里さん「炎症している赤ニキビや黄ニキビには医薬品の抗炎症成分イブプロフェンピコノールやグリチル酸がオススメです」。Image title

メンソレータム アクネス25 メディカルクリーム[第2類医薬品] 16g オープン価格/ロート製薬


Q.ニキビ肌のケアにクリームはNG?

A.油分レスなジェル系クリームが◎

松村先生「油分を多く含むクリームは、アクネ菌の栄養となってニキビを悪化させがちです。水分多めのジェル系クリームで保湿ケアを」。


Q.赤く炎症したニキビを隠すには?

A.アイシャドウチップでファンデーションをON


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広瀬さん「炎症しているニキビ部分には、負担をかけないこと。コンシーラーは塗らず、アイシャドウチップにパウダリーファンデーションをとり、ニキビに優しくのせます」。


【次ページをチェック】ニキビ肌にも使えるファンデは?≫ ≫

Q.ニキビ肌が選ぶべきファンデーションは?

A.パウダリータイプをチョイス!

小西さん「毛穴の密閉力が低いパウダリーファンデーションがベスト。殺菌作用のあるサリチル酸配合ならケアもできていい!」Image titleサリチル酸配合。アクネ カバー パウダー コンパクト(医薬部外品) 全5色 各¥5500/クリニーク


Q. 大人ニキビの予防には?

A.何をつけるかではなくどう落とすかも心得て!

高見先生「クレンジング時の摩擦もニキビ発生の原因のひとつ。ファンデーションをしっかり落とすことも大切ですが、肌に負担をかけないように優しくすることを念頭に入れて」。


Q. だいぶ前に開封したニキビコスメの使用期限は?

A.約半年をメドに使い切りを(ロート製薬・山田さん)


Q. ニキビコスメの使い方は?

A.綿棒で四方からつけるImage title

小西さん「ニキビケアに有効な成分としてサリチル酸がありますが、乾燥しやすいというのが難点。そこで綿棒にサリチル酸配合のコスメをとり、ニキビだけに四方八方からたっぷりとつけるのがオススメです」。


Q. ニキビ跡には美白ケアでいい?

A.茶色いニキビ跡なら美白ケアが最適

高見先生「自分でできるニキビ跡のケアは、茶色く残ってしまった色素沈着だけ。ビタミンCを配合した美白コスメでのお手入れが効果的です。赤みが残っていたり、陥没したりしているニキビ跡はクリニックで診てもらいましょう」。


【教えていただいたのは…】

メイクアップアーティスト

広瀬あつこさん

透明感とツヤのある肌作りと、上品なメイクに定評あり。卓越した技術で肌の気になるトラブルを消し去るエキスパート。


成城松村クリニック 院長

松村圭子先生

婦人科医。婦人科系のデリケートな内容も相談しやすい気さくな人柄と深い知識と経験で全国から患者が殺到するほど。


ポーラ化成工業 研究所

五味貴優さん

ポーラ化粧品の人気ブランド「B.A」などの研究開発に携わる。徹底した生理研究データをもとに新知見の誕生にも貢献。


銀座ハリッチ院長

川辺なお先生

自身の過敏な肌も、東洋医学的なアプローチで蘇らせた猛者。多くのモデルやタレントにも頼られる“銀座の美肌姉御”。


アユーラ 商品開発グループ

松田千津子さん

アユーラで数々の商品開発を担当。季節による肌や体の変化に詳しく、東洋医学の視点も取り入れたケア提案に定評が。


コスメコンシェルジュ

小西さやかさん

メーカーで化粧品の研究開発に携わった経験と豊富な成分知識をもとに、最適のコスメと使い方をセレクトするプロ。


美容家

小林ひろ美さん

独自の美容理論に基づき、日常の中で取り入れやすいスキンケアテクを多数生み出す。輝くような白肌はまさにお手本!


タカミクリニック 院長

高見 洋先生

美容皮膚科医。開業以来16年、20万人以上の悩みに応えているニキビ治療のパイオニア。女優やモデルのかかりつけ医。


松倉HEBE DAIKANYAMA院長

草野貴子先生

抜群の美貌と患者目線の治療方針には多くのファンが。ハードな仕事ゆえ、ストライキ肌をなだめるケアにも一家言あり。


資生堂 リサーチセンター

中山三佳さん

美容法の研究開発・提案に携わって13年のベテラン。紫外線と肌ダメージにまつわる話に精通している、美肌育てのプロ。

MAQUIA11月号

撮影/押尾健太郎(高橋さん) 藤澤由加 ヘア&メイク/小田切ヒロ〈LA DONNA〉(高橋さん) 広瀬あつこ モデル/高橋 愛 中西麻里衣(マキアビューティズ) 構成・文/白倉綾子 高見沢里子 企画/清田恵美子(MAQUIA)


【MAQUIA11月号☆好評発売中】


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